21. ファイナル・デスティネーション
ケーブルで途中から観たが、その後2作目(デッドコースター)を観て俄然これはホラー好きとして押さえとかねば(笑)!とDVDで全部通して観た。最初の時に観れなかった飛行機の予知夢の迫力には感心したし、取り乱して飛行機を降りる主人公とその後「死」に狙われることになる仲間たちとの息詰まるようなやりとり→実際に事故が起こる流れも良い。まあ中盤以降と2作目を観ていたので、この展開は予測がついたのだが、ほぼ期待通り。その後の展開となる「不慮の死の死に様オンパレード」、これは続編2作と比べると地味だが、無駄なくよくまとめた感じ。線路で車が立ち往生しシートベルトが取れないシーンはハラハラするし、それでは結局死ななくて、別の子が直後にいきなり死んでしまうのも常道っぽいが怖かった。謎解きも続編2作より丁寧。しかし、考えると一発アイデア的な映画(でもオーメンで既出のアイデア?)なのに、ほとんど同じ展開でシリーズ化され、しかも結構うけてるのって、「どんな死に方があるのかしら。わくわく。」って人が多いんだなあ・・・。 [CS・衛星(字幕なし「原語」)] 6点(2009-01-09 13:35:27)(良:1票) |
22. フル・モンティ
日本にいた頃、英語を教えてくれていた英国人がみせてくれた。ただこの「教材」は日本で手に入れたようで、字幕つき。「絶対字幕を見るな!」と言われたけど、・・・そりゃ見るって(笑)。初見の時のそんなエピソードもあって懐かしいんですが、いやもう文句なしに面白い。シェフィールドの街の繁栄と衰退を見せる最初からよく出来ている。コメディの中に失業者の哀愁を見せながら、ありあわせの仲間が団結していく様子がいい。 主人公の共同親権問題始め、仲間たちのサイド・ストーリーもきちんと描かれてるし。職安?で並びながら踊っちゃうところとか、ツボです。ラストも可笑しくて、ホロっとさせていいですね。アメリカではこういうコメディは出来ないだろうなあ。ただまあ、あとあと考えると彼らには結局仕事ないわけで・・・一回のストリップ・ショーでは生きていけないもんねえ。結構深刻な状況なんですが・・・。 [ビデオ(字幕)] 8点(2009-01-06 13:39:37) |
23. ブレイブハート
《ネタバレ》 見応えありました。イングランドとスコットランドなんて大差なし、と思っていた私は大バカ。多少老けてもかっこいいぞ、メル・ギブソン。しかしロマンスはなあ、最初の奥さんとのストーリーは泣けるんだが、フランス王女と恋仲になるのはおいおいだ。ソフィー・マルソーは悪くないし、異国に嫁ぎ夫に愛されてない王女が、妻の仇をきっかけに抵抗しているウォレスに心惹かれるのは解るのだが、ウォレスが王女に惚れる理由が見当たらず説得力の無い展開。このロマンスは全くのフィクション(イザベラ王女の輿入れはウォレス処刑後)だそうだから、見つめ合うくらいに留めとけば良かったんでは。まあちょっと長かったけど迫力ある戦闘シーン、裏切りのドラマなど楽しめたし、四つ裂き刑最中のフリーーーーダアアアアム!!には感動したのでこの点で。多々のフィクションで強く脚色されてると言っても、予めイギリスの中世史を軽く勉強しておいた方が面白いかも。 [DVD(字幕なし「原語」)] 7点(2009-01-06 13:36:15) |
24. フラッド
いいの、スレーターはB級俳優になっても、とりあえずかっこいいから(笑)。まあいいんじゃないですかね、立派なB級アクションと思いますよ。洪水要素をとったらC級以下かもしれないけど、最後の最後まで水にこだわり、「乾き」を全く入れずに一貫して雨の中という徹底振りでちゃんとB級になってます(笑)。水を生かしたアクションを堪能させて頂きました。それから、フリーマンの「ありがちなちょっといい悪役」、他の俳優だったらC級(以下)になっていたかもしれないけど、やはりさすがでした。それなりに中々に演じた彼の功績も大。ただ、他の人も書いてますが、この6カ国協賛には首を傾げる。。。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2009-01-05 16:15:54) |
25. ブライド(1984)
《ネタバレ》 公開当時の宣伝にすっかり騙され、期待を大きく裏切られたのだが、映画としては異形ものの良質ファンタジー・メルヘンに仕上がっている。スティングがソロを始め絶好調だった頃、音楽雑誌でさえ宣伝されていた「スティング主演映画」。最初からスティング主演と思って観ていたのであらららら~な展開で、呆気にとられてしまった。私は確かにスティングに釣られて観に行ったが、脇役と解っていても観に行ったと思う(デューンも観たし)。だから今でも、この映画が「スティング主演」(クレジットで名前を一番上に持ってきてる)とされているのは何か腹が立つ。ちゃんと「怪物(ビクター)」の方が主人公と思って鑑賞しましょう。意外に掘り出しもんですよ。ビクターが旅をしながら人間として成長していく様子がいいし、J・ビールス演じる“花嫁”と心を通わすラストも感動的。 [映画館(字幕)] 6点(2008-12-16 13:15:32) |