1. フォーン・ブース
《ネタバレ》 低予算でもアイデア次第で面白い映画を作れる好例だと思う。テンポもよく、最後まで一気に見ることが出来た。最後のどんでん返しも、最初は「何だよーその終わり方!」と思ったが、よくよく噛みしめてみると、あれはあれで味があってアリだなと思った。真犯人も豪華だったし!まさに「事件はリアルタイムで起きている」って感じだった。ただ、犯人の犯行方法や展開は論理的なようでいて、落ち着いてよく考えるとちょっとおかしい。変なこと言ったら撃つとか言ってるが、もし本当にそこで撃って殺しちゃったらコリン以外に真犯人がいること分かっちゃうし、電話ボックスの上に用意してあったあの銃だって、もし本当にコリンがあの男を撃ったのなら、周囲に薬莢が落ちているはずだ(それに硝煙反応は?)。911に電話したのはバレたのに、奥さんに電話した時はバレなかったのはなぜ?ところで、自分は吹替版で見たのだが、大塚明夫氏はやっぱり巧い。やっぱ吹替というのは名人芸だと思う。よく超大作が「地上波初登場!」とかなったときに、人気若手俳優が吹替えに安易に起用されたりしますが、ああいうのはあまり好きではないです。やっぱ本職の声優に比べると聞き劣りしますので…。「いい俳優=いい声優」だとは限らないですしね。後半、蛇足でした。失礼。 7点(2004-07-03 18:12:47)(良:1票) |
2. フライングハイ
全編腹を抱えて笑い通し…ということはないけれど、苦笑・失笑・軽笑いの連続攻撃の後に、「ブッ」と爆笑してしまうようなクリーンヒットが時々やってくる、その感じがたまらなく好き。「この程度か」と油断して牛乳とか飲んでいると危険。とにかく、ありとあらゆるタイプの笑いで責められるので、必ずどこかにはまってしまう。ピッチャーを凝視していると、突然レフトがナックルを投げてくるようなノリが大好き。もう「1分1秒も無駄にしないでギャグを詰め込んでやる!」っていう製作側の姿勢が嬉しい限りで、私のような、この手のアメリカギャグ映画好きにはたまらない一本。 7点(2004-05-07 15:43:08)(良:1票) |
3. フォーエヴァー・ヤング/時を越えた告白
本物を見る前に、当時お約束だった「みなさんのおかげです」のパロディの方を見てしまったので、作品云々より「どこをパロッていたか」に意識が集中してしまった(あの頃は新作映画が出る度にパロッていて楽しかったなぁ)。まあそれは良いとして、自分はこういう安心して見ていられる作品も好きです。遊園地で、「絶叫系だけじゃ疲れるから、じゃあ今度はあっちのスカイバイクに乗ろうか」みたいなノリですね。後味も良いし。 6点(2004-05-07 15:26:28) |
4. ファイナル・デスティネーション
これは恐かった!ホラーは大の苦手な私ですが、一度見始めたら逆に途中で目が離せなくなり、ついつい最後まで見てしまいました。そんなわけで食事をとり損なったのですが、この映画を見た後では、自宅とは言えおいそれと動く気にはなれません。意を決して、恐る恐る台所までは行ったものの、あの先生の死に方を見せられた後だったので、まるで初めて包丁を握る園児のような手付きで料理を始めました。実はその後事件が起きました。皿の水を切ろうとして振ったら手が滑って落としてしまい、それがまな板からはみ出していた包丁の柄に当たり、跳ね上がった包丁がクルクルと回って足元に落ちました(ミラクル)。間一髪よけたので怪我はありませんでしたが、びっくりし過ぎて心泊数と血圧が一気に上がりました。いつもなら「おー危ね危ね」で済むのでしょうが、この映画を見た後では、息が戻るまでに数分が必要でした(以上実話)。もう、二度と見ません。チクショー! 7点(2004-03-30 15:00:33)(笑:1票) |
5. ブロークン・アロー
初見当時はジョン・ウーにあまり詳しくなかったので、「なんでこの作品は脈絡も無くスローシーンが挿入されるんだ!?」と不思議に思っていた記憶があります。ハリウッド100%でない、独特な雰囲気がありますね。ラストの、「く」の字ふっとびトラボルタには笑いましたが、スレーターが釘抜きを放り出してから素手で殴るシーンと、起爆解除ボタンを押しながら列車から飛び降りるシーンは超カッコいい。さすがウー。 8点(2004-03-23 18:32:17) |
6. フラッド
《ネタバレ》 いまいち地味な作品。巨大なセットを水浸しにしたり、頑張ってるのは分かるんだけど、どうも盛り上がらない。ストーリーの印象も薄い。個人的には、インデペンデンスデイで特攻したおじちゃんが、悪者の保安官でちょっとがっかり…。ラストのダム崩壊は、水を使ったミニチュアがいかに難しいかを、改めて思い知らせてくれましたね。水滴デカすぎ! 4点(2004-03-23 18:18:42) |
7. ブラックジャック<TVM>(1998)
ドルフ・ラングレンが、珍しく(!?)身軽でクールなカッコガイを演じていて新鮮だった。ジョン・ウー先生のスローモーションも本領発揮って感じ。特にドルフ兄の、手摺を飛び越えながらのスローモーションが印象に残っている。この作品で彼のプチファンになりました。 7点(2003-11-11 20:56:22) |
8. WHO AM I?
皆さんいっておられるように、高層ビルの斜めの外壁を滑りおりるシーンは凄すぎる…(泣)。やっぱ、こういう命知らずのアクションこそ、ジャッキー映画の真骨頂だと思う。悪者もどこか間抜けで笑える。お馴染み、エンドロールのNG集も人によって評価は分かれるだろうけど、個人的には得した気分になるから好き☆ しかし途中で横倒しになったランサー、もったいない…。 7点(2003-11-11 19:14:53) |
9. プライベート・ライアン
冒頭のノルマンディー上陸作戦のシーンは、臨場感がありすぎて、気弱な自分は見ていられない。手持ちカメラの本領発揮といったところで、自分も最前線に放り出されたような感じを受ける。音響も凄く、立体感のある銃弾の音は、映画だと分かっていても恐すぎる。逃げ出したいという己の気持ちに反して、前へ前へと進んでいくカメラに、「もうやめてくれ!(泣)」と言いたくなる。すぐ隣で、ばたばたと人が死んでいく恐怖は、実際にはとても字で書き表せるものではないだろう。本当に戦争はいやだと思わせてくれる作品。冒頭だけでも2日は凹む。 7点(2003-11-11 19:08:06) |