1. ブラックホーク・ダウン
とてもよい映画だったので、つい「楽しかった」と言ってしまったが、決して楽しい内容ではない。見終わった後のやるせない気持ちが、戦争をよりリアルに表現していた証拠だろう。アメリカの武力行使に関しては賛否両論だろうが、最前線の兵士たちは任務を忠実に遂行していく。私たちのような平和にどっぷりとつかっている人間の世論とは関係なく、まぎれもなく映画で描かれている戦場が現実に存在した。何の意味がそこにあったのか、戦争とは何なのかを問うという意味では、この映画の価値はあるのではないか。それほどリアルに戦場の悲惨さが表現されている。内容は?という意見もあったが映画に面白さやストーリーを単に求めてはこの映画は語れない。敢えて言うなら、人物を把握しずらいので次は吹き替え版で見てみようかと思う。とにかく良い作品。 8点(2003-11-17 21:06:36) |