1. フィクサー(2007)
《ネタバレ》 二回も同じシーンを放送しておいて、マイケル・クライトンが命拾いしたのが偶然って・・・。そこは何らかの伏線が欲しいよ。「王国と克服」という本の挿絵で、ちらっと広原に佇む馬があったから、つい深読みしちゃった自分が口惜しい。ジョージ・クルーニーがかっこよかったから、ま、いいけど、仕事の疲れをとるための週末に観に行く映画としては、あまりおすすめできませんな。 [映画館(字幕)] 4点(2008-04-20 00:14:08) |
2. ファンタスティック・フォー:銀河の危機
《ネタバレ》 地球を救ったヒーローは、この四人でなく、あのサーファーの人なのでは・・・?と思いました。ファンタスティックな四人は、むしろサーファーの人を説得しただけというか。四人の人の良さが彼の心を動かしたということなら、そうかもしれません。そもそも邦題の「銀河の危機」というのも「???」。ツッコミどころ満載なのが、この映画の持ち味。大きな期待をせず肩の力を抜いて大らかな心で鑑賞するのが正解。 [映画館(字幕)] 5点(2007-09-23 23:23:11) |
3. ブラッド・ダイヤモンド
《ネタバレ》 ユ●クロファッションに身を包むレオ様、彼もいい感じにタルんできたなぁ・・と思っていたら、なんだか変な英語をしゃべっている。あれ??と観ていると、ローデシア(現ジンバブエ)出身と分かる。つまり、白人移民の子孫、イギリス帝国主義の置き土産というわけだ。 少年兵に仕立てられ壊れてしまった息子の心が、父親の力強い愛情で癒されていくとき、ディカプリオ演じる元傭兵の心の奥底のわだかまりも一緒に氷解していくのだが、その時に見せる彼の表情がたまらない。 もちろん彼だけでなくほかの役者の演技もすばらしいし、雄大なアフリカの映像もとても美しい。しかし何より、観終わった後はもう紛争ダイアの問題とは無関係でいられない、そんな脚本に脱帽。四月現在、今年一番の映画。 [映画館(字幕)] 9点(2007-04-09 05:39:22) |
4. プラダを着た悪魔
生き馬の目を抜くファッション業界を、ハリウッド映画というおとぎ話に仕立てて、最後は古き良き道徳観念というエッセンス。“残業なしで終わった水曜日のレディースデイ”にはもってこいの映画。ただ胴長馬面ちゃんだけじゃちょっと辛かったかも。メリル・ストリープの存在感あってこそのキャスティングかな(あ、このレビュー、うっかり馬が二回も登場してる!)。 [映画館(字幕)] 5点(2007-01-18 23:41:53) |
5. 武士の一分
キャスティングのせいばかりではない、と思う。映像は美しかった、とも思う。しかし数ある藤沢作品のうち、これを原作に選んだ理由がよくわからない。山田監督には、他にもっととりあげるべきテーマがあるのではないか。 庄内弁だけがしばらく頭に残ったのでがんす。 [映画館(邦画)] 4点(2007-01-02 14:55:08) |