1. ブレードランナー
《ネタバレ》 1982年公開のSF映画。 TVの地上波放送の日本語吹き替え版で観た。 その録画テープを何度も観た記憶がある(なつかしい)。 レプリカントは、人間の身体能力を超える。 だがレプリカントは数年しか生きられない。 レプリカントの悲しみ。 レプリカントの怒り。 なぜ俺たちを作った!? 日本語吹き替え版では、最後までナレーションがある。 ラスト、二人はどこへ行ったのだろう。 あのシーンは、他の映像素材から持ってきたらしい。 が、あのシーンがある事で私の想像は広がったし、それは良かったと思う。 映画の舞台裏には、いろんな事情があるらしい。 続編が作られたようだが、まだ観ていない。 続編には「CGとVFX」がが多くて、迫力があるのだろう。 が、私にはこの「CGとVFX」がない方が心地良いようだ。 余談:1983年の「シネフェックス」特集号は持っているのに、まだ読んでいない。 [地上波(吹替)] 10点(2021-04-11 03:20:23) |
2. フォーガットン
《ネタバレ》 主人公には幼い息子がいる。飛行記事故で一年半前に死んだらしくて、ビデオ観たりで、ずっと悲しんでいる。カウンセラーにかかり、悲しみを忘れようとしている。 だが、息子のビジュアルが鮮明である。 だから、最初から存在しなかったとなるのはおかしい。そう、観客だって気付く。 つまり、主人公の記憶は正しいと最初から暗示されている。 じゃあなぜ周りは、息子を知らないというのか。 そこで宇宙人の陰謀説ですよ! ビックリした。そりゃないよ~。 女性刑事さんがどうなった? 心配になった(フィクションだけど)。 さて個人的に、この映画の致命的欠陥は、登場人物に魅力がないこと。どの人物も、スピンオフ映画を観たいと思わない。たとえば『ディープブルー』のコックなら、スピンオフ映画を観たい。そんな人物が一人もいない。主人公と息子のキャラ、娘を亡くした(という設定の)男も魅力的じゃない。 ずっと観たかった映画。もう13年前か。評判が悪いのは知っていた。観てよかった。 やっぱりね、宇宙人の陰謀でしたはダメだ。何だってありパターン、の一つだから。 【追記 2018年5月19日】 一年ぶりに再見。泣けたから(7点から)8点に変える。 大切な人の死が納得できない人が観たら、夢中になる映画の気がする(あるいはペットの死も)。 [DVD(字幕)] 8点(2017-04-02 07:41:20) |
3. フォーチュン・クッキー
《ネタバレ》 十年くらい前、テレビ放送が初見(衛星か?)。すごく気に入ってDVDを買った。 ではあらすじ。喧嘩ばかりの母親と娘の女子高生が(魔法で意識が)入れ替わり、互いに見直した。 コメディで、すごく楽しかった。だから10点。 立場が変われば見方が変わる。すごく変わる。 二十歳の大学生だって、50年後は70歳だ。遺伝子は同じでも、同じ人間じゃあない。 この映画、二十歳前後に観るのと、20年後に子供をもって観るのでは視点が変わるだろう。 知れば変わる。 DVDパッケージを開いたら、ヨドバシのレシート。2008年の夏に買ったようだ。 二回は観たかもしれないが、三回は観ていない。また観たい。 [地上波(字幕)] 10点(2017-02-11 11:19:10) |
4. ブレイド(1998)
《ネタバレ》 たまに観たくなる。 最初に観たのはテレビ放送だった。 ではあらすじを。半ヴァンパイアのヴァンパイアハンターが、ヴァンパイアの人類支配を阻止すべく奮闘するアクション映画。 主演は志村喬。 アクションシーンがカッコイイのだが、脚本が悪い。構成はいいのだが、細部が雑。 主人公の母親が中盤、突然登場する。そして主人公を少し苦しめるのだが、不要な気がする。 主人公は強い。マシンガンや特別製の武器で敵を圧倒し、バッサバッサと切り捨てるのが痛快。 それにしても敵のボス(豆腐)は、人類を支配する必要があったのか。 まさにB級映画。中身がないと言っていいが、だからこそ楽しい(のか?)。 1998年の映画。主演の志村喬がカッコイイ。 人気作で「3」まで作られて、「2」も人気が高いようだ。 [DVD(字幕)] 8点(2016-12-23 14:52:00) |
5. フライトナイト
《ネタバレ》 ユカイな、青春ホラーコメディ。 ではあらすじを。 主人公は高校男子。イケてないが彼女がいて、ホラーに詳しい変な友人もいて。 そんな主人公の家の隣に、セクシーなドラキュラ(男)が引っ越してきたから、さァ大変。 注目してたら気付かれて、部屋に侵入され、さらに殺人予告まで……困りました。 困ったときは専門家に頼もう! それってやっぱり万国共通です。 で、アメリカンカルチャー、ホラー映画ホストのオヤジに会いに行きます。自称バンパイアキラーで、案の定、頼りにならないし、どうなることやら……。 コメディのため、主人公も彼女も死なず、大ケガもしない。 前提がコメディだから、恐さを求めてはいけない。 でも安定の面白さ。ちょっぴり怖く、ちょっぴりエロい。 悪くはないが、ふっつうの映画好きは観なくていい映画かも。 でも、ホラー映画ファンにはオススメ。 吸血鬼の男が吸血鬼のルールをちゃかしたり、面白いシーンがいっぱい。 演出も丁寧で、コメディとホラー好きなら、細かいことで楽しめるはず。 「ぜひ!」とは思わないので7点。 さて、最後に一つ(大きく)気になったこと。 ラスト、友人の死が全く語られることなく終わる。 で、主人公たちはベッドでお楽しみ。そりゃないよ。 赤い目はだれ? 友人? そんな意味で、脚本は詰めが甘い。 [DVD(字幕)] 7点(2016-12-02 22:34:02) |
6. ブロブ/宇宙からの不明物体
《ネタバレ》 超さわやかな映画! 楽しませて頂きました。 脚本がダラボンなので期待して、期待どおりでした。 やっぱり脚本が素晴らしい。 最初から丁寧に、分かりやすく描いてくれます。 伏線の回収が丁寧なのも嬉しいです。 悪い奴には、相応の結末が待っていて、とても嬉しいですね。 「さざ波」には笑いました。新聞を下げた時には。 何から何までよく出来ているので、もう安心して観ていられます。 初めてなのに、すごい安心感。八十年代の傑作映画です。 超さわやかになりたい時にオススメです(自分自身に)。 [DVD(字幕)] 9点(2016-06-02 23:23:51) |
7. 不思議惑星キン・ザ・ザ
《ネタバレ》 クー。癖になる。●最初に観たとき、特撮の自然な感じに驚き、異世界に来た感じがした。でも内容がよく分からず、のんびりテンポと(2時間以上の)長さに疲れて、さらに後半が意味不明で、期待を大きく下回った。●だが2回目は、初見と印象が大きく変わった。世界観や細かい設定に感心しながら観終わり、とても好きになった。だから今は「映画は2度観なきゃ」と反省している。●さて1986年当時は、日本でCDが普及し始めた頃。21世紀がまだずっとずっと先で、のんびり楽しかった(私見)。5年後の1991年、ソ連が解体してロシア連邦に。そんな時代背景が関係した映画なのか、実は私には全くわかんない。★ずっと観たかった映画で、評判通り楽しい。音楽も好きだし、おっさんたちがメインののんびり映画。クー、10点! [DVD(字幕)] 10点(2015-06-15 03:29:45) |
8. フォロー・ミー
《ネタバレ》 不器用で裕福で多忙な英国紳士が、アメリカ育ちの自由な女性に恋。 そして結婚。 でも妻の浮気を疑い始め、おかしな私立探偵の男を雇う。 ところで、普段の私なら積極的に観ないジャンル。 でも周防正行監督のお気に入り映画で、『Shall we ダンス?』の探偵と関連してるそう。 「ぜひ観たい!」と、ツタヤでレンタル。 不器用な夫は、妻を愛しているのです。 泣きました。良い映画です。1972年なんだね。 音楽もいい。他と似ていない映画だけど、その理由はたぶん、探偵のキャラ。そして役者。 映画ラスト、船上で、不器用な夫が、妻から少し離れて……妻を無言で見つめる。身をつつむのは、探偵から預かった「白」。★10点! [DVD(字幕)] 10点(2015-05-11 00:37:37)(良:1票) |
9. ブギーポップは笑わない
《ネタバレ》 この映画は嫌いじゃない。高校生男女の青春ホラー映画で、スタッフとキャストが真面目に作った映画と思う。でも空回りしている気がする。なぜなんだろう。●たぶん問題なのは、漫画やアニメの世界を「そのまま」実写でやったこと。クサいセリフが多過ぎるし、ブギーポップに魅力がない。高校の文化祭で、日本人顔の役者たちがジョセフィーヌやスティーブンと真面目に呼び合う感じで、苦笑いしてしまう。●村井さだゆきは、たぶん脚本家として実力があるハズ。でもこの映画では説明セリフが多過ぎる。●一言でぶった斬るなら「ダメなオタク映画」。センスがない、なさ過ぎる。●「ぼくは自動的なんだよ」なんてセリフを実写で言わせるなよ。つまり企画が悪いんだ。『男はつらいよ』を1980年代に「リアルなキャラデ」でアニメ映画にするようなもんで企画が間違ってる。えっ、この例えが間違い?★ラスト、二人のヒロインが初めて出会って握手する。★7点! [DVD(邦画)] 7点(2014-06-18 19:19:36) |