1. ペイ・フォワード/可能の王国
《ネタバレ》 少年の理論はいろんな意味で希望に満ちていて、無垢で、切実な願いが込められている。最も「非現実的」なのは、性善説を前提にしている点でしょう。そこを信じることができればすごく説得力のある理論なんだけど、そこがものすごく難しい。それともこれはファンタジー映画(無垢なことがファンタジー、とは哀しいことだけど)だと思うので、理論なんてそもそもどうでも良いのかも知れない。彼の理論では今の世界を変えることはできないけど、周りの人を少なからず幸せにすることはできるだろう。それだけで十分じゃないか!でもハーレイ少年の死はとってつけたようだし、キャストがしょぼかったら魅力激減なのは否めないので結局ここまでの点数です。 6点(2004-01-11 17:19:07) |