101. ぼくの妻はシャルロット・ゲンズブール
もともと単なる内輪ネタになりそうな危険性のある設定であり、躊躇なく観客を笑わせるためにはよほどの技巧が必要なのですが、想定したレベルに全然達していませんでした。 3点(2004-09-11 21:49:00) |
102. 微笑みをもう一度
何が言いたい話なのかさっぱり分からない。わざとらしいだけの演出も多すぎて、見ていていらいらした。小生意気なガキにもいらいらした(あの「素晴らしき日」の可愛かった娘と同一人物とは思えない、いや、思いたくない)。 3点(2004-02-04 01:38:43) |
103. 炎の舞
《ネタバレ》 戦時中の若い男女の悲恋話。のはずなのだが、切なさもなければロマンスもない。ヒロインは因習のある平家の落人村育ちという設定なのだが、それならば俗世間を離れた超越感みたいなものを出してくれなければなりません。百恵ちゃんのような王道国民アイドルそのものの人に合うわけがないですね。友和は友和で、召集されたり負傷したりまた召集されたりと、設定に埋没しているだけ。その割には、能のシーンとか何とかの本筋とあまり関係ないところにもウェイトが置かれているので、結局、制作者は2人に何をさせたいのかが不明なまま終わってしまいました。 [DVD(邦画)] 2点(2022-09-27 23:42:12) |
104. 炎のごとく(1981)
どこをどう切っても、一体何がしたかったのか分からない、迷作にして難解作(悪い意味で)。とりあえず、この脚本は、5日くらい徹夜した後に、さらに2晩徹夜して半分以上眠った状態で書かれたのではないだろうか。それくらい、場面ぐしゃぐしゃ、前後のつながりなし、展開適当、台詞いい加減。 [CS・衛星(邦画)] 2点(2015-12-07 21:04:39) |
105. 火垂るの墓(2008)
《ネタバレ》 すでにアニメ版が人口に膾炙している中で、何でわざわざこれを作るのかがすでに分からないのだが、そうであるにもかかわらず、肝となる役に松坂慶子とか松田聖子とか演技ができない人を当てている時点で、制作側の志の低さが見て取れる。しかも一番問題なのはラストで、この物語の根本は、最後に清太が駅の雑踏の中で誰からも顧みられずに野垂れ死ぬというところにあるはずなのに、そこを省略してしまってはそれまでの意味がまったくなくなってしまうので、さらに-1点。 [CS・衛星(邦画)] 2点(2015-08-18 03:10:47) |
106. ホタル(2001)
戦時経験者の回想をもっともらしく映像化しよう、という程度の表現意欲だけで作られたプラスチック作品。テーマが何も存在しないし、全体を通じる安っぽい照明が象徴するかのように、すべて向こう側が透けて見える。 [CS・衛星(邦画)] 2点(2014-03-07 21:33:58) |