1. 墓石と決闘
《ネタバレ》 もっともらしく始まって、導入部ではそれなりに迫力がありますが、それが急激に失速してしまう。それはやはり、主人公の行動がうじうじしてはっきりしないからです。「俺は法の力で解決する!」というのであれば、それに基づいてどうするのかを示してほしいし、その割には、途中からは何のきっかけもなくいきなり銃撃一直線になってしまう。「お前何言ってんだ(前と真逆のことを言ってないか)」と言いたげなジェイソン・ロバーズのリアクションが、そのまま見る側のリアクションでもあるというのが哀しいです。したがって、最後にもカタルシスもなければ着地感もありません。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2019-05-02 00:02:50) |
2. 炎の城
何とこれ、「ハムレット」の和風翻案版なのです。この時代にこんな作品があったとはねー。いや、蜘蛛巣城はこれより前か。しかし、型を何とかすることで手一杯だったのか、やはり、それを乗り越えた面白さというところまでは至っていません。登場人物については、誰が何のためにそうしているのかという背景がなく、示されたとおりに動いているだけなのです。ただ、まあ、時代劇のスタイルでこれをやろうとした心意気はもちろん買います。 [CS・衛星(邦画)] 3点(2018-02-05 00:01:27) |
3. 星空の用心棒
《ネタバレ》 背景の説明なしでいきなり脱獄シーンから飛び込んでくる出だしの迫力はなかなかで、そのまま最後まで行ってくれればと思っていたのですが、中盤以降、着実に失速してしまうんだよなあ。主人公も、さしたる作戦も技術もあるように見えないし、敵側も、いろいろ危機が迫っているのに、特に対策をとっている気配がない。なので、最後の銃撃戦にもカタルシスがないのです。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2016-01-18 01:32:47) |
4. 冒険者たち(1967)
もっともらしくあれこれ活動していますけど、前提となるスリルが感じられないのです。それぞれのパートも、あまりつながっているようには思えません。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2013-04-20 02:34:29) |
5. 砲艦サンパブロ
《ネタバレ》 とにかく長かった・・・主題もはっきりせず、同じような一本調子で最後まで終わってしまいました。肝心の最後の決戦も、あまり迫力はなかったと思います。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2011-06-13 00:06:58) |
6. 暴力脱獄
予想に反して終始単調で同じようなことの繰り返しでした。刑務所ものや脱獄ものでここまで緊迫感が欠落した作品も珍しいかも(意図的にそうしたのかもしれませんが)。最後の方の妙に安らぎと穏やかさを感じさせる展開のみ印象的でした。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2010-01-16 22:41:20) |