1. ホット・ロック
ゼロ・モステル繋がりでの鑑賞。美味しい役どころで確かな存在感でした。 泥棒モノとしてぬる~いお話でコメディに振り切れるでもなく。 「このオバサン誰??・・・」から結末まで、目くじら立てなくてもよいものの、「これで良いの? ホントにいいの?」脱力状態です。ルパン三世が思い浮かんだ不思議な作品。 [DVD(字幕)] 5点(2023-03-03 01:55:05) |
2. 星の国から来た仲間
ドナルド・プレザンス、レイ・ミランド、エディ・アルバート共演というところだけでの鑑賞。再生してのディズニー作品に「どういう事???・・・」混乱しましたが、子供にも安心して見せられるファンタジーをまぶした勧善懲悪ものでまずまず楽しめました。件の三名は名優の名に恥じない存在感で作品の格を高めております。中でもプレザンスの物静かであっても感情が窺える語り口はいつも通りに惚れ惚れさせらる名人芸。掘り出し物な良作です。 [DVD(字幕)] 7点(2022-01-04 15:06:34) |
3. 北海ハイジャック
《ネタバレ》 今作のジェームズ・メイソンは存在感はあったものの、渾身の力を振り絞っているとは感じられなかった。あの女性は死んではいないと思ったけれど、あの時あの場所で登場するのを筆頭にストーリーが嘘臭く、ロジャー・ムーアは嫌味なだけ、アクションは迫力に欠ける。持ち味である薄気味悪さを存分に発揮したアンソニー・パーキンスが本作のMVP。彼が最期に気力を振り絞ってスイッチを押そうとする唯一手に汗握ったシーンで、阻止したのがロジャー・ムーアというセンスのない演出に腹がたってしようがない。その手を抑えるのはジェームズ・メイソンでしょうが!!! と思うのは私だけか。欲求不満が募る作品。 [DVD(字幕)] 6点(2018-05-11 00:20:56) |
4. ポセイドン・アドベンチャー(1972)
パニックムービーの一級品。今観直してみてもその思いは変わりません。窮地にあって誰に付き従うか等生死を分けるものは神のみぞ知る紙一重である事を思い知らされます。その神様。苦しい時に頼るのではなく、どのような結果であっても感謝するのだと思います。 [DVD(字幕)] 8点(2012-04-07 20:46:41) |
5. ボルサリーノ2
《ネタバレ》 摑まってアルコール漬けにされてヨレヨレになるところに悲しみ、3年(2年だったか?)後に復活して舞い戻る「ボルサリーノ号」に大喜びし、大暴れに喝采し・・言う事なしの作品です。 [地上波(吹替)] 7点(2009-11-19 03:30:41) |
6. ボルサリーノ
マネキンにも勝る完璧な着こなし、ドロンのビジュアルのかっこ良さは本作が一番。陰気臭さ、悲惨さとは無縁の痛快な物語にマッチしていました。テーマ曲も同様で、忘れじの名曲です。 【2023.12.10追記】 満を持しての劇場鑑賞。 記憶が全く残ってないのが幸いしたか、他愛ないギャングものであっても、音楽同様にカラリとしたドロン&ベルモンドの青春模様が心地よく、ほろ苦い結末と共にこの先忘れる事は無いでしょう。 素敵なひとときに大満足。 余談ながら、魚市場に放たれる猫軍団に、何時も見ている野良猫動画の面々が浮かんで声出して笑っちゃいました。両隣の方ゴメンナサイ。 [映画館(字幕)] 8点(2009-11-19 03:22:41) |
7. ボビー・デアフィールド
《ネタバレ》 F1レーサーのボビーと難病のリリアン。「死」を覚悟しながらも、その時をただじっと待っているのではなく、その時が来るまでの「生きる」力強さをお互いに感じとり、惹かれ合ったのではないでしょうか。二人の束の間の幸せは、お互いが一日一日「今日が最後かもしれない」と思いがあるからでしょうか、輝いて見えました。最期を看取る者、看取られる者の姿は二人ならではのもので、静かな様子にとてつもない悲しみを感じました。静かなパチーノもまた素晴らしいです。 7点(2004-12-01 23:45:38) |