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すねこすりさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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1.  ホワイト・オランダー 《ネタバレ》 
何度かところどころTVオンエアで見ているけれど、最初から最後までちゃんと見たのは初めて。娘の母親からの「自立」物語・・・そんな生易しいお話じゃないでしょう、これは。描写がキッチリしているけれど淡泊なので、そういう風に見えても仕方ないとは思いますが。これは、娘の、母親からの自由を勝ち取るための「壮絶な闘い」物語というべきでしょう。まあ、真っ当な母親に育てられた方には、アストリッドが自立できていないと見えて当然なのです。ですが、このミシェル・ファイファー演じるような毒を撒く母親に生み落されて知らない間に毒されて生きてきた娘は、自立というものを知らないのです。遅まきながら何となくその存在と意味を知った時には、自分の頭も体も重度の中毒状態。解毒にもの凄いエネルギーと時間が掛かるのですが、これが、周囲にはなかなか理解されづらいのですよね。それは、母親というものがそのような毒を撒く存在だと、考えも及ばないからです。特効解毒剤もない、ただただ自力で解毒することの困難さは、多分、こういう母親を持った人でないと理解できないと思います。そしてまた、理解できないことは純粋に「幸せなこと」だと改めて感じていただきたい。「分かるような気がするが、アストリッドに共感できない」というのは、分からないと同じであり、それは幸せなことであって、決して想像力が欠如しているわけではないのです。私はまだ、自分を解毒できただけ、幸せ者だと思えるし、アストリッドもそう。世の中には、重度の中毒状態にあえぎ脱出できずに苦闘している人々がきっとたくさんいると思うから。その方が楽だと思えてしまうのも痛いほど分かるし。でも、アストリッドのように闘えば、解毒することの本当の意味、解放感と真の自由を実感できます。親子の縁はそれでも一生切れはしませんが、毒から身を守る術を身に着け、母親を精神的に葬ることができる。それがささやかな解放なのです。今、中毒症状で苦しんでいる人々の一助になり得る作品ではありますが、ちょっとパワー不足は否めませんかね。でも、パワフルにしちゃうと、もうそれこそ見ていられない悲惨極まりないグロ映画になりかねないので、やはりこれくらいの薄味が正解なのかも知れません。
[DVD(字幕)] 6点(2013-11-11 22:03:55)
2.  ポゼッション(2012)
正統派オカルト映画です。こういう「とり憑かれ」系は好きなもので・・・。もう、隅から隅まで真っ当な作りでございます。唯一、ちょっと異質な感じがしたのは、MRIでアレの姿がバッチリ写るところです。いやー、写しちゃいましたか!!と、快哉を叫びました。除霊シーンは、まあ、割とアッサリでやや物足りない気もしますが。お気の毒なのは、妻の新しい恋人ですね。あんなんになっちゃって。なのに、妻はそれを悲しむどころか、気にすることさえせず・・・。しかし、なんといっても特筆すべきは、エミリーを演じたお嬢さん。素晴らしかったです。久しぶりにオカルトらしいオカルトを見て、ちょっぴりゾワゾワさせてもらいました。
[DVD(字幕)] 6点(2013-10-29 23:06:38)
3.  微笑みをもう一度 《ネタバレ》 
冒頭こそなかなかインパクトのあるプロローグでしたが、なんだかなぁ・・・。いくら美人でもタイプも打てないようなコブつき女の場合、たいていは、職はなかなか見つからず、生活と子どものために女を捨てて時給ウン百円の肉体労働パートを掛け持ちして疲労困憊、髪も心もバッサバサ、男も寄ってくるどころか避けて通るのがオチなんですけど? こちらのヒロインはお綺麗なまま、お綺麗なお仕事をなさって、娘も甥っ子も全て受け入れるというご奇特なイケメンまで花束持ってお出迎えでございます。挙句の果てには、優しいお母様は介護の必要もなくあっけなく亡くなって(介護の必要のある父親は施設任せ。時々見舞いに行ってダンスを一緒に踊ってあげるだけ)、あのデッカイ家と遺産がものすごーく簡単にヒロインの手中に転がり込んできます。もう、どーぞご勝手に、という気分。これのどこが夫に浮気され傷ついた女の再生物語なんだ。キャストだけはそこそこで、ジーナ・ローランズという名前で釣られたんだけど。でっかく育ったと思って切ったらスだらけのラディッシュみたいな映画だったなー。ダメ映画の見本だね。
[DVD(字幕)] 3点(2010-03-08 15:52:53)
4.  ポーリー(1998)
評価が高いなか恐縮ですが、ぜーんぜん心に響いてくるものがありませんでした。動物モノは好きなんだけれど、動物と人間の触れ合いなら、動物は動物で描いてほしいんだよね。動物ワールドのオハナシとして擬人化しているのなら、まあ、それはそれで見られるんだけど・・・。単に好き嫌いの問題で、本作がこんなにインコにヤラセさせているとは知らなかったのよ。ジーナ・ローランズ出演ってだけで手に取ったのが間違いでした、はい。
[DVD(字幕)] 4点(2010-03-08 11:44:38)
5.  ボクサー(1997) 《ネタバレ》 
アイルランド好きにとっては見逃せない一本。ダニエル・デイ=ルイスは相変わらずの精彩を放っているし、政治的背景が濃いのにそれをラブストーリーで見事に中和させて、奥深い人間ドラマに仕立てることに成功していると思う。思うんだけれども、どうしても一つだけ納得いかないというか、ストンと落ちないというか。それは息子リアムの心についての描写。ジムに火をつけるほど母親喪失への恐怖感があるのに、服役中の実父を捨てる母親への嫌悪感はないのか、ということ。どう見ても、ラストはダニーと母親との生活になることを予感させるわけで、違和感ありまくり。夫婦間でいくら関係が破綻していたと言っても、息子にとって父親はたった一人。きちんと夫婦関係を清算もしていない状況で、あんな多感な年頃、しかも男の子にとって、母親の恋愛ってそんな簡単に受け入れられるものなのか? リアムと父親との関係の描写がまったくないので、一概に言えないけれども、これはあまりにも説明不足という気がするのは私だけなのかな~。というか、他に特に破綻がないので、この一点が却って異様に見えるんだよなあ。だって、母親がダニーといなくなると思っただけで火つけちゃう息子だよ? 逃げないのならダニーと一緒でもいい、ってのがよく分かんないのだよ。これって、些末なことなのかな。私的にはかなり重要なファクターだと思うんだけどなー。ダニーの見世物ファイトを見て心動いた? いや、そういうもんじゃないだろう、と思ったり。何度見直してもそこに納得の行く描写がゼロなのが、作品全体の完成度が高いだけに、大いに不満。
[DVD(字幕)] 7点(2010-02-08 13:46:36)
6.  ボーイズ・ドント・クライ 《ネタバレ》 
こんなことを言っては身も蓋もないけれど、人間社会から差別・偏見・イジメがなくなる日なんて、永遠に来ないと思う。人間に限らず、動物界でさえ(だからこそ、かも知れないが)マイノリティーは壮絶なイジメに遭う・・・。初めて見る稀少な存在・事例を、一体どれだけの人間が「無」の感情で受け入れることができるのだろうか? この作品は、そういう意味で極めて難しいテーマを取り上げたわけで、「差別はダメよ」というメッセージを伝えるだけならむしろ簡単、恐らくもっと饒舌になっていただろうと思う。作り手は、差別の完全排除が不可能なんてことは織り込み済みで、だからこそ、淡々と事象を描写するに至ったのだと解したい。それが故に理不尽な展開に納得できず、共感を得られない部分も多いのかも知れないが、これはこれで仕方のないつくりだと思う。ここで、安直に「性同一性障害は障害なんです。みなさん、もっと理解しましょうね」と障害をクローズアップし過ぎても、ヘタすれば上から目線になってしまう可能性もあるし、マイノリティーには問答無用で感情的に激しい嫌悪・排斥願望を抱く人間がいるのも事実。「とにかく嫌い(不気味)」を理由にする人に正論を盾にした説教臭いメッセージはむしろ逆効果とも言える。・・・ということを踏まえた上で、しかし、ジョンとトムの終盤の行為については、マイノリティーに対する感情的排斥願望ももちろんあっただろうが、ラナの心を奪われたことに対する怒りと嫉妬、あるいは「化け物」を受け入れたラナ自身に対する怒りを、ブランドンが最も屈辱感を味わうに違いない行為で以って解消したという要素が大きいように感じた。ラナ自身がブランドンが女性と分かった時点で拒絶していれば、凄惨な事件は起きなかったように思うからだ。最後も「化け物」を抹殺したいという感情よりは、自分たちのしたことを公にされたことに対する怒りから暴走した行為とも言えないだろうか。ここが、差別によるもの、と解されると極めて衝撃的だけれど、あくまで2人の男の自己愛・自己保身によるものと考えれば、それほど不思議でもない。ここは、あえて語り過ぎずに、見る者に解釈・判断を任せる姿勢は良いと思う。いずれにしても、作り手の志には敬服するが、評価の難しい作品。見ていて終始居心地悪く、それこそ好き嫌いで点数をつければ、この点数。
[DVD(字幕)] 5点(2009-08-27 11:33:31)
7.  僕のピアノコンチェルト 《ネタバレ》 
天才児=株を運用しボロ儲け、ってのは、ちょっとありがち過ぎで白ける。でも、その他の部分はとても丁寧に描かれた逸品。まあ、凡才には天才の悩みなど分からないが、でも、この映画を見ると分かった気になる。ブルーノ・ガンツの爺ちゃんがとにかくステキ。あんな爺ちゃんのいる子どもは幸せだ。母親の気持ちもよく分かる。なんたって天才児。そりゃ、凡才の親ならああなりますって。爺ちゃんは天才じゃなかったかも知れないが、非凡な人だったのは間違いない。あの孫に対する姿勢にはただただ頭の下がる思い。そして、キョーレツなのが、ラストのコンサートシーン。もう、あの数分のシーンでこの映画は百倍説得力を持ったと思う。ある意味ズルい気もするが、そんな不満も吹っ飛ぶ圧巻の演奏。何だ、あの巧すぎるシューマンは! 色々なピアニストのシューマンのPコンを聴いたが、ポリーニの次くらいに巧いぞ! しかも、あの小さな手。ただただ唖然。涙する両親を見る前に、涙が出てきてしまった。ライブ以外の演奏で泣くのは、クライバーのブラームス2番を聴いた時だけだったのに。・・・ホンモノの天才を見られる希少映画。
[DVD(字幕)] 8点(2009-04-17 13:54:14)(良:2票)
8.  ボルベール/帰郷
うーむ、女性上位な痛快映画でした。唯一の登場男性はサイテー野郎。結果、当然というべきか、哀れというべきか、娘に刺し殺され、妻に非合法に葬られます。赤と黒を基調にしたサイケな色調の画面がペネロペ・クルスの美しさを際立たせ、人生に絶望気味の女性が、それでもなおたくましく生きる力強さを感じさせます。「母と娘」が主たるテーマだと思いますが、女同士の親子というのは意外に厄介なもの。母親との確執にかなりのエネルギーを消耗した身としては、この映画は御伽噺に近いものがありますが、そこはそれ、まあ映画ということで夢や希望があった方がいいじゃない、と思います。いや~、生きるって大変・・・(嘆息)。
[DVD(字幕)] 8点(2009-01-13 14:45:05)(良:1票)
9.  ホテル・ルワンダ 《ネタバレ》 
ある程度予習して見ないと細かい所が分かりにくいかも。それにしても、介入しなかった外国軍もどうかと思うが、こういう事実が当時、日本でほとんど報道さえされていなかったというのは考えものだ。私がこのジェノサイドを知ったのも、数年後だった。ただ、こういう映画って“海外に脱出”でエンドマークになりがちだけど、それってどーなの? 『この人はこんな英雄的な行動をしました。そしてその後、海外に脱出しました』って・・・。多くの人に問題提起した、という意義は大きいと思うけれど、なんだか違和感ありまくり。というわけで、高評価が多い中で5点。ひねくれ者ですみません。
[DVD(吹替)] 5点(2007-01-24 21:59:48)
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