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タケノコさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 575
性別 男性
年齢 50歳
自己紹介 管理人さま、レビュアーのみなさま、いつもお世話になっております。

タケノコと申します。

みなさまのレビューをとても楽しみにしています。
( まるで映画のように、感動し、笑い、ときに泣きます )

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1.  ボーダーライン(2015) 《ネタバレ》 
ケイトさん (エミリー・ブラント) としては、ちょっと切ない役どころ。なんせ、対麻薬カルテルチームの内部統制上、「FBI」の肩書きだけを必要とされて選ばれただけですからねぇ・・。それともう一つ、彼女が美人だったから、ですかね。ここは、荒くれの猛者ばかりの世界です。だから、連れていけば敵の尻尾を掴むための色仕掛け担当として役にたちそうやな、、そんな期待が上層部側 (特にマットのオッサン) にも少なからずあったと思います。実際、成り行き上とは言え、BARのくだりでは "女" であることが役に立ちましたよね? 表題は、決して国境だけではなくて、階級や男と女といった、ありとあらゆる「ボーダーライン」を指している、そう思ってます。 麻薬戦争の凄惨さは目を覆いたくなるものでしたが、またそれを増長するように音楽と映像が素晴らしい。特筆すべきはラスト近く、地下トンネルに突入する直前の、紅い夕陽の異様なまでの美しさ。今から多くの血しぶきが飛び散るであろう光景を予感させて、その戦慄に身震いしたものです。 そして、麻薬王の大邸宅に一人潜入する、アレハンドロ (ベニチオ・デル・トロ) 。この場面は、かの「スカーフェイス」のラストを目線を変えて映したような趣きがあり、アレハンドロの姿にあのターミネーター風のグラサン男がかぶって見えたのは私だけではないはずだ。 以下余談。本作は数年前の真夏に部屋で初鑑賞しておりましたが、劇中の「花火は好きか?」のあたりで、部屋の外からは多摩川花火大会の ドーーーン!! が鳴り響いておりました。(実話) ここ (日本) は平和だな、、と改めて感じた次第 (笑)
[DVD(字幕)] 8点(2023-10-02 21:54:36)
2.  ボクはボク、クジラはクジラで、泳いでいる。 《ネタバレ》 
この映画は、主題のクジラをとても愛情込めて撮影しているので、そこは安心して観れますが、「人」の撮り方もうまくて、最後まで飽きることなく観れました。 まず、クジラおたくの鯨井クンに「さかなクン」そっくりな矢野聖人クンと、唯ちゃん役はウェットスーツと海がよく似合う武田梨奈 (代表作は "海すずめ" ) ということで、テーマに絶妙なキャスティングが素晴らしい。 そして面白いのは、人の撮り方に一つのこだわりがあって、それは、「クジラ」に愛情がある人ほど、美しく、そして、カッコ良く撮っている、ということ。 最もわかりやすいのが、唯ちゃん。登場した当初、彼女は自分が成功することしか考えていません。彼女にとって、私の為のクジラ、だから、映画もそういう撮り方 (扱い) をしてる。それがやがて、「クジラの為の私」に変わった、、だから、最後のサーフィンと、クジラに乗る彼女の姿は美しい、、。これは、彼女 (の心境の変化) に対する、この映画の回答に他なりません。 始めにリーダー降格したあの人などは、まぁ出世志向で、私の為のクジラ、のままではスポットは当たりませんし、鯨井クンは言わずもがな、ですね。最後のクジラショーのカッコ良さ、、この映画は彼を単なるクジラおたく (のまま) で終わらせるはずがありません。 さて最後に。さんざん、何食わぬ顔してコメントを書かせていただいたが、私はと言えば、昔から、行きつけの居酒屋でクジラベーコンをわんさか食べてきた、根っからの「私の為のクジラ」人間です (笑) しかし、そこは本作のテーマとしては無関係であり、多くを語られなかった捕鯨反対派の問題と同様に、"別問題" なんだろう。 クジラを題材にしたこの映画は面白かった、感動した、そして勉強になった、、ただそれでよいのだと思えます。
[インターネット(邦画)] 8点(2023-08-08 23:02:06)(良:1票)
3.  ホワイト・ゴッド 少女と犬の狂詩曲(ラプソディ) 《ネタバレ》 
リリとハーゲンが小高い丘の上から見下ろす風景の美しさに息を吞むとともに、あぁこの瞬間が少女と犬にとって幸福の絶頂なんだなあ、と予感めいたものが確かにありました。 そのハーゲンが捨てられた直後、いったん彼目線の展開になるので、このまま「銀牙-流れ星」のような犬目線の冒険活劇になるのかな (笑) と思いきやそうでもなく、なかなか壮絶な人生、、ならぬ犬生ではありました。 どうしても犬の殺処分ばかりを問題提起しがちですが、そもそも血統書付きと雑種を区分けしたり、リリを「ホワイト・ゴッド」と称するあたり、人間が気づかぬうちに血によって「命」の重さそのものを値踏みしている事実、その警告が含みとしてありそうです。思えば、冒頭の白衣に飛び散った食用牛の血、拭っても消えないその濃さが、本作の根の深さを暗示しているようにも思えます。 市街地を疾走する野犬の群れはスペクタクルではあるし、トランペットの音色が実は重要な伏線であったり、映画としてツボは外していないと思います。 ただ、本作は怒りとか悲しみとか、そういった心が揺さぶられるような感情はなかったです。 知っていながら見て見ぬふりをするしかない、というやり切れなさ、そういう嫌な部分を見透かされたような、そんな心境になりました。
[DVD(字幕)] 6点(2020-06-19 22:47:55)
4.  鬼灯さん家のアネキ 《ネタバレ》 
主演は前野朋哉くんと言って、「桐島、部活やめるってよ」の映画オタク役で意外と印象に残っておりました。なので心に誓って、谷桃子さんのナイスバディに食指が動いたわけではありません。(スミマセン、嘘です) しかし今回の吾朗役は完璧にハマっていますね。抜擢した今泉監督、ナイス。商業的にはもう少しイケメン (オタク風の) でいきたいですが、あえてそうしないところに私は監督の信念を感じましたよ。今回気になったのは、盗撮ネタ。実は過去の作品にもありますね。なぜか盗撮にやたら執着する今泉監督、そして監督が描く盗撮にはあるルールがあることに気づいてしまった私。それは、盗撮者が好きな人個人に向けて仕掛けていること。犯人が、愛に悩み、苦しみ、迷った末の過ちとしての盗撮なんです。だから、学校や公園のトイレに無差別的に仕掛ける盗撮とは明らかに異なります。もう一つ、仕掛けたヤツは必ずバレる → 開き直る (or反省する) → 謝る → 和解する。 だって最後まで隠し通したら顔見知りだろうが絶対に犯罪だから (笑) ちょっとおかしな方向に話がそれてきたので、ここで話題を変えよう。好きなシーンは、部屋の中でテントを張って語らうところ。個人的に登山が好きなこともありますが、とてもロマンチックでしたね。それにしても題名は彼らの苗字なだけですが、やたらと意味深。鬼灯、ほおずき、その花は綺麗でとても風情があります。そして漢字で書いても音で読んでもどこか情緒的で、なんと毒性もあるそうな。だから "鬼灯さん家のアネキ" って、いろんな想像してしまって意味もなくドキドキしますね。(俺だけか?) と、とにかく・・今泉監督は初期の作品にハズレなし! 以上。
[DVD(邦画)] 8点(2019-11-13 00:02:56)(良:2票)
5.  ボヘミアン・ラプソディ
レビュー覗いている暇があったら、今すぐ映画館へ行け! 傑作。最高。QUEEN知っていようがいまいが、あまり関係ない。音楽が好きなら絶対に観ろ。そして泣け。 そして観た後に、自分が誰なのか、お前も自分で決めてみろ!!
[映画館(字幕)] 9点(2018-11-15 21:50:52)(良:2票)
6.  ほとりの朔子 《ネタバレ》 
2週間をおばさんの家で過ごした、朔子のひと夏の物語。これは表向きは陽気な話を装っているが、見た目ほど愉快な映画ではないと思う。一線を越えそうで越えない、男と女。青春と性の境界線。原発の立ち入り禁止区域の境界線。映画からは、理性と狂気の狭間でかろうじて踏みとどまっているような、ピリピリとした(異様な)空気を随所に感じる。夏らしい色鮮やかな彼女の姿は、ひと夏の間、水辺のほとりでオスを誘引して光る、メス蛍の求愛行動を思い出す。蛍の寿命は短くて、生きても2週間とか。一度越えたら二度と戻れない、生と死の境界線。そして2週間の短い夏が終わり、朔子は帰って逝きました、とさ。
[DVD(邦画)] 7点(2017-12-28 23:28:51)
7.  ぼくたちの家族 《ネタバレ》 
最悪な事態にならずに、まずはよかった。そしてこの家族に俊平くん (池松壮亮) がいて本当によかった。彼がいなかったら、ちょっとヤバかったかもね。彼の軽いキャラが、重苦しくて沈没しそうな家族を救っておりました。しかし軽いばかりではなかった、執刀医を探し出した超ファインプレー。 それにしても、家族の連携のよさとは対象的に病院同士の風通しの悪さ、これ何とかならんかね。重病患者の家族にこれほど走り回らせたらあかんだろう、本来なら最初の病院から電話一本かければ済む話だろう、でもこの映画って、これを医療現場の問題提起として伝えようとしている気がする。 映画としては、回想で説明することをせず全て現在進行形で進んでいき、起承転結もわかりやすい。時や人や状況を変えて、映し出される自宅の最寄り駅の光景。とりあえず、前に向かって走り出すお父さん。兄弟が階段を上って見下ろすこの街の風景。母の手術後に、三人が病棟で組んだ涙の円陣。久しぶりに、「家族」を題材にしたよい映画を観た気がする。 なお、家族の難病を機に疎遠だった家族が一致団結して前に進む、これは必ずしも映画に限った話しではない。なぜなら、数年前に私の父が脳梗塞で倒れた時、ほとんど疎遠だった私の家族たちですら集結したからだ。兄とは久しぶりにまともに口をきいた。いつもはおとなしい弟がこんなに頼りになるとは! そんなわけで、本作はとても他人事ではなく感情移入しやすい映画でありました。 ・・あれから父は何とか持ち直し、体は不自由にはなったけど、家族みんなで協力して見つけたバリアフリーの家で、今は何だか嬉しそうだ。
[DVD(邦画)] 9点(2016-08-17 00:04:42)
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