1. マネキン
アイデアがとても面白いラブファンタジー作品。 公開当時は大好きな作品の一つだったけど、今観るとさすがにシナリオや演出に粗さが……。 それでも主人公はハンサムで爽やか、ヒロインはかわいくてキュート、アクのないストーリー展開で、鑑賞後はほっこりとした気分にさせてくれる。 テーマ曲でもある、スターシップの「愛はとまらない」が懐かしい。 [ビデオ(字幕)] 6点(2013-04-14 14:36:04) |
2. 魔性の夏 四谷怪談より
新説四谷怪談といった内容のストーリーで、はっきり言って怪談じゃないです。 怖いシーンはほとんどなし。ややコメディー・タッチの前半はまだ観れたんだけど、 主役の人間像を描きたかったのか、ドラマを描きたかったのかもよくわからない。 全体的に中途半端という印象の否めない作品だった。 [DVD(邦画)] 3点(2011-12-17 07:24:10) |
3. マグノリアの花たち
小さな田舎町を舞台に、女性たちの交流と友情を描いたドラマ。 ジュリア・ロバーツが演ずる娘とその母親のエピソードはありきたりで、 これがメインのお話なら、とても高評価はつけられないのだが、 そちらはサブストーリーに回し、女同士の友情をさりげなく描いたところに好感が持てた。 母親役のサリー・フィールドは適役、シャーリー・マクレーンがんばってます。 ちなみに男性陣も結構出てくるんだけど、まったく役に立っておらず、でくのぼうばかり。 女性向けの映画などで別にいいのだが、観ててかなりイライラした。 [DVD(字幕)] 6点(2011-09-03 09:41:42) |
4. 魔界転生(1981)
歴史上の実在人物たちが多数出てきて、 まるでロールプレイングゲームをしているような内容の映画だった。 沢田研二扮する天草四郎は、単なる狂言回しの役割にしかなっていないようだが、 そこは深く考えないほうがいいんだろうな。 有名な俳優さんたちもたくさん出演していて、ちょっとびっくりしたんだけど、 中でも若山富三郎の登場シーンには、思わず目が留まってしまった。 重厚な雰囲気に見事な太刀捌き。まさに職人といった芸風で、 人気だけで主演を演じるようなチンピラタレントたちとは、さすがにレベルが違う。 若山富三郎のシーンだけはいい意味で浮いており、彼の姿を見れただけでも価値があった。 [DVD(邦画)] 3点(2011-08-29 20:13:59) |
5. 麻雀放浪記
敗戦直後の東京を舞台に、麻雀を打ち続ける勝負師たちの姿を描いた作品。 基本的には個性的な人々との出会いを通し、主人公の成長がストーリーの軸となっているので、 ギャンブルをしない人、麻雀を知らない人でも大丈夫。(知っていればより楽しめる) 全編モノクロ映像という演出で、当時の雰囲気がよく伝わってくるのだが、 本作はキャスティングが秀逸。真田広之以外はいかにも役者さんという俳優陣で固め、 個人的には高品格と加藤健一が印象に残っている。監督さんはイラストレーターで、 これがデビュー作らしい。一芸は百芸に通ずるではないが、大したセンスの持ち主である。 [ビデオ(邦画)] 6点(2011-08-10 17:04:20) |
6. マルサの女2
シリーズの第2弾。ターゲットが当時の世相を反映させた設定へと変わり、 目の着け所のよさは相変わらず。キャスティングも何ら問題はなし。 さすがに1作目より"マルサ"のインパクトは弱まったものの、内容の方はパワーアップ。 大人が鑑賞して満足できる作品に仕上がっている。お見事。 [地上波(邦画)] 6点(2011-08-10 05:17:28) |
7. マスク(1984)
シナリオや演出は出来がいいとは思わないが、主人公の少年が非常に明るく前向きなので、 鑑賞しているこちらも、いろいろな意味で勇気を与えられる。シェール演じる母親も、 下手に優しくてメソメソしているより、こちらのほうが断然良かった。 何度か「エレファントマン」が頭の中を掠めたんだけど、そちらとはまったく正反対の作りで、 万人向けの感動作に仕上がっていると思う。 [地上波(吹替)] 5点(2011-08-08 07:34:40) |
8. 魔の刻
いわゆる母子相姦を題材にした、かなり暗い内容の作品。 なぜ母子が肉体関係を持つようになったのか、一応状況設定はちゃんと用意してあるので、 ストーリーは決して破綻しているという訳ではなく、ラストでテーマらしきものも伝わってくる。 ひどい出来だったという印象はないけど、内容が内容だけに、やっぱり気色悪かった。 人によっては、生理的に感情移入しづらいことだけは確か。この映画はそれが全てだと思う。 興味のある方はどうぞ。 [地上波(邦画)] 3点(2011-07-29 08:33:51) |
9. マルサの女
アイデアの抜群に面白い映画。 とにかくうまい所に目をつけた作品で、公開当時はマルサという言葉を世に知らしめた。 脱税者の証拠隠しの様々な手口が、リアルさと共にスリルと緊張感を与えているのだが、 キャスティングにいかにも役者という俳優を起用しているのも一つの特徴で、 見応えのある重厚なドラマにも仕上がっている。大人が満足できる作品として、映画は大ヒット。 内容が面白ければ、ろくな演技もできない人気だけのアイドル俳優を使わなくても、 商業映画として十分成立することを証明した。 今の日本映画の現状を見ると、伊丹監督が亡くなってしまったのは非常に残念。 [ビデオ(邦画)] 7点(2011-07-29 07:37:58) |
10. 魔女の宅急便(1989)
メルヘンと現実世界のバランスがよく、 村や街の風景、小道具など、 細部までディテールが施された絵は見てても全く飽きない。 ラストは尻切れトンボのような印象を受けたが、 少女の自立と成長というテーマは伝わってくる。 違和感のない独特の世界観を表現している所はさすがジブリ。 [DVD(邦画)] 6点(2011-07-10 02:18:38) |