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鉄腕麗人さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2594
性別 男性
ホームページ https://tkl21.com
年齢 43歳
メールアドレス tkl1121@gj8.so-net.ne.jp
自己紹介 「自分が好きな映画が、良い映画」だと思います。
映画の評価はあくまで主観的なもので、それ以上でもそれ以下でもないと思います。

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21.  満員電車
みんなどこかが狂ってる! と、映画全編を通して延々と映し出される密集する雑踏の中で思わず叫びたくなる。 鋭い社会風刺を強烈なブラックユーモアをもって描きつけている「問題作」と言っていい。 1957年当時に、これほどまでに冷ややかなエグさで埋め尽くした映画を描き出した市川崑という映画監督は、やはりとんでもない人物だったのだと思わずにはいられない。  一流大学を卒業しながらも、将来に対する望み薄な展望をドライに割り切り、無表情のまま現代社会の荒波に飛び込んでいく主人公。 映画のタイトルを指し示すように、彼は「日本には我々が希望をもって坐れる席は空いていない 訳もなくはりきらなくては」と冷め切った持論を展開する。  どこに行っても人間が混み合い、すべての人間が杓子定規に生きるしかない明らかに狂った社会。 そのすべてを割り切って生きてきた筈の主人公だが、父親からは母親が狂ったと聞かされ、母親からは父親が狂ったと聞かされ、まわりの同僚たちも何だかどこかが狂っている。 次第に、本当に狂っているのは、社会なのか自分自身なのか分からなくなってくる。  50年以上前の映画でありながら、この作品が映し出す社会の本質とその病理性は、まさに現代のそれに直結するものであり、登場人物たちの妙な言動は可笑しさから次第に恐ろしさとなって観る者に迫ってくる。  主人公は紆余曲折を経て路頭に迷う。ラスト、自ら建てたあまりに粗末な掘建て小屋を強風にさらされながら、主人公はそれでも柱にしがみつき、未来に対する諦観か覚悟が判別のつけづらい感情の中で、生きていかなければならないと宣言する。 その直後には、小学校の入学式に臨む子供たちが、校長から「将来は前途洋々」と訓辞を受けているシーンが映し出され映画は締められる。  いやあ、この皮肉さはもの凄い。
[CS・衛星(邦画)] 8点(2012-12-31 00:55:46)
22.  マージン・コール
「マージン・コールとは」と、Googleで検索し用語解説を読んでみたが、結局よく分からなかった。 したがって、この映画が描き出す金融世界の専門的な表現の部分は、観終わった今も殆ど理解出来ていない。ただし、この映画が描く物語構造自体は何となく理解出来たつもり……。  勉強不足により細かい部分の理解が伴っていないのは我ながら情けない限りだが、それでもこの作品が非常に面白い映画であることは、否応無しに理解出来た。 今なおその余波が吹き荒れる世界的金融危機の引き金となった“リーマン・ショック”の「前夜」を、架空の投資銀行を舞台に生々しく描きとった紛れもない傑作だと思う。  まさに「人的災害」の発生を目の前にした当事者たちの、綺麗事の無い“そのまま”の人間描写が秀逸。 ある者は未曾有の危機に戦慄し、ある者は良識を掲げ、ある者は会社と己の保身に走り、ある者は他人事のようにあざけ笑い、ある者は達観するように社会の仕組みを断ずる。  興味深かったのは、結局すべての登場人物が、カネに縛られ、最終的にその呪縛から誰も逃れきれなかったことだ。 それこそがまさに、今の社会に生きる人間の否定できない姿だと思った。  すべては拝金主義に走った人間の業などと否定すれば、いかにももっともらしく聞こえるけれど、もはや世界はそんな道徳的な「言葉」だけでは何の救いにもならない状態にまで陥っているように思えてならない。 長く果てしない世界的な金融危機により、世界中の末端に至るまで無数の悲劇が生まれた。しかし、もっとも根幹に居た当事者たちは、結局のうのうと生きている。それが現実である。  この映画は、「誰が何をどうしたから悪かった」などという局所的な非難を描いていない。 危機を起こしたすべての原因は、今の世界そのものに蔓延し至る所に巣食っているという「現実」を雄弁に語っていると思う。  映画のラストで、ジェレミー・アイアンズ演じる独善的なCEOが、いけしゃあしゃあと社屋の上層階で食事をしながら、会社の行為を批判するケビン・スペイシーに対して、自らの正当性と社会の仕組みを静かに諭す。 それはあまりに傲慢で利己的な発言であるが、この歪んだ社会の中では真理であり、それがこの映画の登場人物のみならず、現実の世界中の人々の行動原理になってしまっている。  その現実こそが、具体的な金融危機以上に圧倒的な恐怖なのだと思った。
[DVD(字幕)] 8点(2012-09-25 10:34:43)
23.  舞妓と暗殺者
若き長州の脱藩浪士の主人公を演じる津川雅彦は当時23歳。 この俳優は、こんな大昔から女性の体をまさぐっていたんだなあと、この映画のラストシーンを観ながら呆れてしまった。  立身出世を夢見て幕末の混乱の中に身を投じ、終始フラフラと自分の行動に対して葛藤を繰り広げつつ、女に走る主人公のキャラクター性は、主演俳優の性格に合致していたと思う。 そのことが、映画そのものの立ち位置を明確にしていて、物語自体に大した魅力があるわけではないにも関わらず、オリジナリティーに繋がっていたとは思う。  三隅研次による映像世界は流石に卓越していて、殺陣シーンのスピーディーさが作品にメリハリを与えている。 ただ同時に、この人の監督作品にしては登場人物のそれぞれに深みがなく、全体的に平坦な印象も拭えなかったと言える。  どんな時代にも大義名分のすぐ後ろ側には、個々人の思惑が存在し、結局すべてのことはそういうものの連なりで動いている。 主人公は、自分自身の行動原理に、そういった人間としての根本的な愚かさが存在していることに気づき、葛藤が深まっていく。  一風変わった青春時代劇と言えなくはなく、製作された時代感も含めて味わうべき要素はある作品ではあるが、全体的に中途半端に終わってしまった感も拭えず、満足感はそれ程高くない。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2012-07-13 16:30:27)
24.  マチェーテ
“いかつい”なんて形容ではあまりに言葉足らずの風貌の主人公が、巨大なナタを振り回す冒頭のバイオレンスシーン10分。そして、そうそうたる濃い過ぎるキャストが勢揃いのラストの大乱闘シーン10分。 この映画は、その合計20分だけで充分!というかそれ以外の部分は、よそ見して酒でも飲んでりゃあイイ。  当たり前のことだが、この映画において、完成度の低さに目くじらを立てること程愚かなことはない。 今作監督のロバート・ロドリゲスと、その盟友クエンティン・タランティーノ、ハリウッドきっての“悪ガキ”監督が企てた“グラインドハウス”映画の中で登場する実在しない映画の予告編から生まれた今作が、まともに完成していると思うことがそもそも間違い。「完成度」など存在すらするわけがない。 大部分を占める“クソ映画”的展開の中で、時折垣間見せるハイテンションシーンに馬鹿みたいに高揚することが出来ればそれで充分なのだ………とは思う。  とは思うからこそ、想定外の不満を感じた。それは、思ったよりもずっとキレイにまとまってしまっていることだ。 先述したように冒頭やラストは、それなりに荒れていてハチャメチャな様が見ていて楽しい。が、その他の部分が思ったよりも“暴走”していない。 そもそもストーリーなんてあってないようなものなのだから、整合性なんて無視して“ぐでんぐでん”な映画世界を見せてほしかったと思う。  その期待はずれの真っ当さが、目新しさを生まず、映画全体のテンポを悪くさせ、テンションが上がり切らなかった原因だろう。 主人公はもっとはっきりとした無頼漢であってほしかったし、豪華スター勢揃いの悪役陣ももっと振り切ったキャラクターで良かった。 そして、個人的に大好きなミシェル・ロドリゲス姐さんと、ジェシカ・アルバ嬢には、もっともっとセクシーシーンがあるべきだと思った……。  まあそれでもね、正義のダニー・トレホと悪党のスティーヴン・セガールというまさかの一騎打ちが観られるだけで、やはり充分な映画だろう。
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2012-05-03 00:43:29)(良:1票)
25.  マルコヴィッチの穴
とにかく徹底的なまでに破綻した世界観に圧倒される。1/2階、ハリウッドスターマルコヴィッチの脳への侵入と怖ろしいまでに奇抜なコメディでありながら、核となるテーマは非常に濃密な哲学性である。映画を観ていて今作ほど脚本に驚愕した覚えはない。笑い、衝撃を通りこしてまさに「圧巻」の一言だ。
[DVD(字幕)] 9点(2010-10-20 10:24:26)
26.  舞妓Haaaan!!!
「IWGP」で池袋を、「木更津キャッツアイ」で木更津を、「タイガー&ドラゴン」で浅草を、それぞれの街の独自色をマニアックに抽出し、コメディドラマに昇華してきたクドカンが新たな題材として選んだのは、満を持しての「京都」。  主演に阿部サダヲを抜擢し、舞妓好きの常軌を逸したサラリーマンを,破天荒に描き出した様は、まさにクドカンワールドと言える。 ヒロインに柴咲コウ、ライバル役に堤真一と、配役的にも豪華な面々を揃え、花街の華やかさに彩りを添えている。  コメディ映画として笑いどころは全編通して繰り広げられており、ラストには心地よい爽快さも垣間見せるが、どうにも手放しで楽しめない雰囲気が残る。 それは、これまでの宮藤官九郎脚本によるコメディ映画においてもそれぞれ感じてきたことなのだが、映画の長尺になると、彼のコメディ作品は間延びしてしまう感がある。 「GO」「ピンポン」「69」などドラマ性の高い映画作品の脚本では、持ち前のコメディセンスと作品のドラマ性がバランスよく合致して、それぞれ優れた脚本力を見せつけてくれる。 しかし、「木更津キャッツアイ」の映画版や今作などコメディのウエイトが高い映画作品の脚本では、どこかテレビ的というか、深夜枠の範疇を越えられない感が残ってしまう。  もちろん、その独特のマニアック感がクドカンの脚本の面白味ではあるのだけれど、その面白味が映画作品の尺でも発揮された作品が生まれることが、今後の「期待」かもしれない。 
[DVD(邦画)] 4点(2010-08-28 01:18:02)
27.  マイ・ブルーベリー・ナイツ
「2046」以来、久方ぶりにウォン・カーウァイの映画を観た。この映画監督の味わいを思い出すと共に、自分が彼の作品を大好きだったことを思い出した。  ストーリーに深みがあるわけではないが、映画自体が薄っぺらいわけではない。 それは、登場するキャラクターの息づかいと振る舞いを、独特の映像世界の中で丁寧に映し出しているからだと思う。 何気なくも美しいものを、確実に美しく描き出すことに、この映画監督は長けているのだ。 映画初主演のノラ・ジョーンズを筆頭に、レイチェル・ワイズ、ナタリー・ポートマン、この映画に出演するそれぞれの女優は、もちろん確かに美しい。ただ、描き出されるものは、ビジュアルを超えた彼女たちの内に秘められた絶対的な美しさだったと思う。 その言動を見ているだけで、ただ幸福になる感じ。それはイコール、映画を観るという「幸福」の本質的な部分だと思う。  自分の好きな映画が、良い映画。映画に対する価値観とは、本来そういうものであり、それ以上でもそれ以下でもない。 ただ、春の夜に、温もりと甘さに溢れた空気に包まれる。
[映画館(字幕)] 8点(2010-08-28 01:09:12)
28.  間宮兄弟
久しぶりに一人で過ごす土曜日深夜。実はこの日はすでに3本も映画を観ていて、3本目のレイトショーを観終わって0時過ぎに帰宅後、一人晩酌をしながら、録画していた今作を何気なく観始めた。眠くなれば、途中でやめて寝てもいいやという気持ちだった。  思うに、ある映画を観て、その映画を「面白い」と思えるタイミングというのは、同じ人間であっても“あやふや”で、そのタイミングというものは、もはや「運命」だと思う。  休日前の深夜、一人でお酒を飲みながら、ニヤニヤしながらこの映画を観た。 このタイミングこそ、この作品を観るためのベストタイミングだったのだと思う。  酔っているので、前置きが長くなってしまったが、詰まるところ、物凄く良い映画にめぐり会えたと思う。  良い歳をして気持ち悪い程に仲良く二人で生活をする間宮兄弟。 その姿は、はっきり言って”非現実的”で、むしろこの映画はファンタジーなのだと思う。 ただ重要なことは、非現実的だとかファンタージーだということではなくて、「兄弟」という結びつきの普遍的な強さだ。 そして、そこから描き出されるのは、“男同士”という関係性の可愛らしさであり、滑稽さ、その素晴らしさだと思う。  映画を観ながら、自分に男兄弟が居ないことを、これほど残念に思ったことはないなと思った。   奇しくも、この日、同じく森田芳光監督の1983年の作品「家族ゲーム」を観たばかりだった。 20数年の月日を越えて、同じ映画監督が描き出した「家族」の映画を観たということ、これもまた感慨深い。   主演の二人以外、キャストの予備知識を持たずに観始めたので、意外に豪華なキャスティングに驚いた。 それほど女優としての魅力を感じていなかった、沢尻エリカ&北川景子の二人が演じた姉妹が、とても良い味を出していて、良い意味で裏切られた。 そのあたりの要素も、この映画が素晴らしい作品であることを裏打ちしていると思う。
[DVD(邦画)] 9点(2010-03-14 03:45:33)
29.  マニアック・コップ
基本的にこの手の映画は怖くて見れなくて、「13日の金曜日」も「エルム街の悪夢」も観たことないけど、この映画だけはなぜか観た。警官の姿をした醜いモンスターのキャラクターは強烈だった。
[地上波(吹替)] 3点(2009-06-25 16:10:11)
30.  マイケル
もはやトラヴォルタの十八番ともいえる人を食ったふてぶてしい演技が板についた映画だったと思う。珍妙な天使のキャラクターはトラヴォルタでしかありえないと思えるほど、ハマっていた。ストーリー的にはつかみ所のない感じだったが、印象には残る映画だった。
[映画館(字幕)] 4点(2009-06-25 15:53:53)
31.  魔界転生(2003) 《ネタバレ》 
今作を観る直前に深作欣二版「魔界転生」を観て大満足を得ていたので、多少の落胆は事前に覚悟していた。その意識もあってか、思ったよりは見れたというのが率直な印象。しかしながらやはり、どの点をおいてもオリジナルの方が勝っていることは否めない。第一にストーリーが希薄すぎる。悔いや恨みをもって転生に応じる武芸者たちの描写を丁寧に描いた深作版に対し、今作は唐突に伝説的武芸者たちを登場させてしまう。これでは何の面白味もない。特に宮本武蔵の描写は酷い。長塚京三演じる宮本武蔵は雰囲気は良かっただけに描写の軽薄さが非常に残念だった。深作版にはない徳川家康の転生はインパクトがあったが、登場シーンだけで終始してしまった。まあいろいろと問題点はあるが、何よりも本作がオリジナルに対して甘いのは、窪塚洋介演じる天草四郎に「エロイムエッサイム~」と唱えさせなかったことだろう。一見、陳腐に見えるそれを徹底的に沢田研二に表現させたことが深作欣二版「魔界転生」の圧倒的なパワーであった。
[ビデオ(字幕)] 3点(2009-06-25 15:43:41)
32.  マン・オン・ザ・ムーン
実在のコメディアンを演じたジム・キャリーはまさにハマリ役で言い演技を見せていたと思うが、ストーリー展開が散漫で盛り上がりとテンポの良さに欠ける部分があった。主人公のキャラクターには非常に絶妙な可笑しさと悲しさが相対しあっており感慨深さがあっただけに、それを生かせない映画に終始してしまったことは残念だ。
[ビデオ(字幕)] 4点(2009-06-24 15:53:15)
33.  マジェスティック(2001)
「ショーシャンクの空に」「グリーン・マイル」の質の高さを見れば嫌が応にも期待してしまうフランク・ダラボンの新作であったが、完成度が低いとも言えないが、満足できる内容でもなかったと思う。ジム・キャリーのシリアスな演技や映画世界自体の作り込みは秀逸と言えるクオリティの高さだったけど、物語のテンションが中途半端だったと思う。ファンタジー調な雰囲気に乗せた感動作であることは明らかなのだから、そのテンションをもっと貫いてほしかった。下手に複雑な社会問題を本筋に取り込んでしまったことが、逆に説得力に欠け、感動を薄めることにつながってしまったと思う。
[映画館(字幕)] 5点(2009-06-23 23:51:37)
34.  マキシマム・リスク
考えてみると、ジャン=クロード・ヴァン・ダムは「記憶を失った主人公」という役柄が多い気がする。今作のキャラクターもまさにそういう設定で、彼には珍しくガンアクションが多い展開ではあるが、ヴァン・ダムらしい映画に仕上がっている。ストーリーや展開に目新しさはないが、ヴァン・ダム映画に嫌悪感がない人なら充分楽しめる。
[映画館(字幕)] 5点(2009-06-23 23:15:42)
35.  マタンゴ 《ネタバレ》 
“昭和の娯楽映画フェチ”な僕にとっては、ゾクゾクとする時代の空気感が秀逸だった。俳優たちのキザったらしい台詞まわしも聞きなれてくるとたまらなくなるものだ。“マタンゴ”という新感覚の怪物の発想と、漂流した男女の極限状態を見事に融合させた物語の骨格は素晴らしいと思う。ただ、もう少し丁寧に展開を描いてほしかった。それぞれのキャラクターに個性はあるが、その言動があまりに唐突に思える。そもそもマタンゴという生命体の性質自体が曖昧だった。ラストなんとか逃げ延びた主人公も結局はマタンゴに侵されているわけだが、「え、いつ食ったの?」という疑問が残る。しかしその顛末の描かれ方自体にはこの映画の締めとしての相応しさがあった。
[DVD(字幕)] 6点(2009-06-20 20:43:49)
36.  マイノリティ・リポート
流石スピルバーグとうならずにはいられない映像世界には圧倒された。しかし、スピルバーグのテイストはフィリップ・K・ディックのオリジナルの持つクセを消してしまっているように思う。それくらい他のK・ディック原作映画と比べるとあまりにストーリー展開が凡庸である。物語の持つテーマ性に対して映画の結末はあまりに安易で、チープだった。スピルバーグでなければあの映画世界はなかったかもしれないが、やはり他の個性派監督が撮っていればもっと興味深い映画になっていたように思う。
[映画館(字幕)] 6点(2009-06-20 20:18:46)
37.  マッド・ドッグス
規模的には小さな映画ではあるけど、曲者ぞろいのキャスト陣のキャラクターが立った小気味いいバイオレンスに仕上がっている。机に銃を置き座って対峙する独特のシーンが印象的だった。意外な面白さが爽快な映画だった。
[ビデオ(字幕)] 6点(2009-06-20 17:23:26)
38.  マスク・オブ・ゾロ
ラテンの空気感にぴったりなアントニオ・バンデラスとキャサリン・ゼタ・ジョーンズの配役は抜群だったと思う。アクションには爽快なテンポと迫力があり、まさに「快傑」という言葉がふさわしい娯楽映画に仕上がっている。
[映画館(字幕)] 6点(2009-06-20 17:22:32)
39.  マルホランド・ドライブ
正直なところ、結局この映画は何だったのかまったく理解できなかった。ただただその映画世界に引き込まれたままいまだ抜け出せないでいるという現状。個人的には観客が理解できない映画は、どんな巨匠の作品であろうとその観客にとっては駄作であるという考え方なのだけれど、今作ばかりはそう安易に駄作とは言えない崇高な味わいがあった。どうしてもその真意を知りたいところではるが、この難解さ、もう一度観るのも怖い。
[映画館(字幕)] 5点(2009-06-20 17:08:32)
40.  マスク(1994)
飛び出し、曲がりくねるマスクの表情は当然CGなんだけど、それすらも演技と感じさせるジム・キャリーの表現力はやはり見事だと思う。作品の内容的にも彼の出世作という名にふさわしい映画であった。
[ビデオ(吹替)] 6点(2009-06-20 16:59:48)
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