1. マテリアル・ウーマン
これはもうキャスティングの勝利でしょう。主役の男3人がもう抜群の相性の良さです。ノリはいいし、オーバー・アクションだしもう最高です。ニール・ダイヤモンド(本人役で出演)へのリスペクト映画でもあります。いやあ、バカ映画って本当に素晴らしいですね! 10点(2004-05-12 08:34:13) |
2. マクベス(1971)
「蜘蛛巣城」のほうが一枚上手かなと、いろんなシーンを見比べながら思った。こちらも悪くない。マクベスの良心が徐々に麻痺していく様が、よく表現されていたと思う。「バーナムの森が動くとき」「女から生まれなかった者が、お前を殺すであろう。」という悪魔の予言。そんな奴いるわけねえじゃん、とばかりに、逆にこの言葉を拠り所に非道の限りを尽くすようになる。ただ、悪魔は意地悪だからねえ・・・。即位式。数人に持ち上げられたマクベスの首から上が映っていない・・・。この演出にはぞっとした。 5点(2004-03-24 14:00:09)(良:1票) |
3. マン・オン・ザ・ムーン
笑わせる、というより、面白がり屋さんですね。客にさえオチを見せないんですから。実を虚に引っくり返して、周りの慌てふためく様を楽しみ、しょうがなく彼のノリに合わせると今度は虚を実に戻してしまうという、何とも複雑で破滅的な人です。J・キャリーがやり過ぎじゃないかってぐらい、やっちゃってます。ボンゴが上手いです。パイル・ドライバーも食らっています。そんな彼をマネージャー役のD・デヴィート(製作も兼ねています)がフォローしまくります。これを観ながら「オール・ザット・ジャズ」やJ・ベルーシに想いをはせました。。あと、なんちゃっておじさんにも(笑 )。 7点(2004-03-16 13:27:10) |
4. マルチニックの少年
えーと、この作品は、1983年のヴェネチア国際映画祭の新人賞に輝いています。監督のユーザン・パルシーは当時、29歳でした。かつてインタビューで、こう語っているのを目にしたことがあります。「私は、若くて、女性で、黒人という、いわば三重苦を背負っています。しかし、それだからこそ、男性がついに達しえなかった人種の壁、民族のエゴ、性差別などを、私は克服できるかもしれません」と、何だか人物紹介になっちゃいましたね。とてもいい映画でしたよ。詳しい内容は、三人目のレビュワーの方に・・・おーっと、スルーしたぞ! 8点(2004-03-11 08:23:39) |
5. マイノリティ・リポート
最初の10分で圧倒された。すごいよ、スピルバーグとドリームワークス。こちらの想像をはるかに越えた映像を立て続けに見せつけられては、素直に脱帽するしかないでしょう。ところでプルコグの名前、アーサー、ダシール、アガサはそれぞれ、C・クラーク、ハメット、クリスティでいいんですよね? だって不安にもなるさ、このとりあわせじゃあねえ(笑) 7点(2004-01-08 20:19:21) |
6. マーヴェリック
人生の達人たちが、戯れながら楽しんで作った、遊びの精神に満ち満ちた映画。主人公のキャラは、自分にとって理想型。あんなふうに生きたいものです。主役3人が歌うアメイジング・グレイス。あれこそが人間の営みなのでしょうね。御者の老人も、無事に天国へ召されたことでしょう。 6点(2003-09-23 15:54:14) |
7. MY GENERATION マイ・ジェネレーション
「ウッドストック」というものに対して、監督は悪意さえ抱いているのではないかと思わされた。演奏しているシーンは3分の1程度に過ぎないのではないか。それ以外は、金、金、金に関することばかりである。利益がどうだとか、損益がどうだとか・・・。警備の不具合、近隣の住民の苦情、観客の運営に対する不満。そりゃあ何十万人も集まるイベントだもの。どんな声だって集めようと思えば出来るさ。なにしろ、こんな低俗な(儲けの出るイベントが、いいイベントという発想)フィルムが「ウッドストック」の名を冠していること自体が哀しい。 0点(2003-08-05 00:18:06) |
8. マトリックス リローデッド
3部作のうちの2作めで世界をひっくり返しちゃったら、次からは何でもありになっちゃうじゃん。あと、会話シーンになるとカメラワークがいきなり中学校の放送部レベルになっちゃうのは何故? 民衆の踊りのシーンで、途中からハイハットが聴こえてきたときからイヤな予感はしてたんですよねえ。 4点(2003-07-25 16:12:56) |