1. まあだだよ
《ネタバレ》 偉ぶったジジイの講釈に付き合うだけでも苦痛なのに、野良猫騒ぎに振り回される。 おまけに猫が見つかったという情報が入ったら、雨の中、香川京子を迎えに行かせるという人遣いの荒さ。 しかも香川京子に対して感謝の声も掛けない。 こんな偉ぶったジジイを褒め称える映画なんぞ面白いはずがない。 [CS・衛星(邦画)] 3点(2020-09-22 19:05:10) |
2. マルメロの陽光
《ネタバレ》 この作品は永らく観たいと思っていたのに観ることができなかった作品で、まず鑑賞することができたことを嬉しく思う。 内容としては、ジャック・リヴェットの『美しき諍い女』を想起させるもので、画家が対象物とひたすら格闘するという、一種のドキュメンタリーである。 ただ、本作『マルメロの陽光』は、その描く対象物が言葉を発する人間ではなく、“マルメロ”という名の果実という部分において、更にストイックさが強化されているように思う。 何ヶ月もかけて、陽光の当たるマルメロを描いては消し、描いては消し、その作業を延々と繰り返す。 それが140分という尺で描かれているわけで、もちろん、ストーリー展開で楽しむ映画ではない。 自然光がマルメロに当たり、その微妙な陰影を、主人公がとり付かれた様にして、無心に描いていく。 一番の目的は、画を描き完成させることではなくて、その陽光に輝くマルメロと長い時間を共に過ごすことなのである。 これは、ある見方をすると、好きな事に没頭し、それで生計を立て、マルメロが枯れてしまったら、あとは寝る、みたいな、まさに天職に彩られた人生で、理想の人生と言えるだろう。 陽光に輝くマルメロを描く初老の男性を映しただけの作品だが、そこから読み取れるものは人により異なるであろうし、様々なテーマが浮かびあがってくるに違いない。 監督のヴィクトル・エリセは、超がつくほどの寡作な監督として有名だが、長い時間をかけただけの深遠なるテーマを、本作から感じとることができた。 [インターネット(字幕)] 6点(2010-02-19 18:18:10) |
3. マイ・ネーム・イズ・ジョー
冒頭の5分から既にまったく肌に合わなかった。 これは相性が悪いというほかない。 音楽も好きになれないし、映像も凡庸、ストーリーも全く興味が湧かず・・・ [ビデオ(字幕)] 1点(2009-08-10 02:05:29) |
4. マトリックス
よく覚えていないが、ハリウッド映画が生理的に合わないなぁ、と感じたことだけはよく覚えている。 [DVD(字幕)] 4点(2007-10-11 09:23:06) |
5. マグノリア
有名で長い作品としては、最強の駄作。 [DVD(字幕)] 2点(2007-10-11 09:20:03) |
6. 幻の光
《ネタバレ》 “誰も知らない”の是枝裕和監督作品。この人の撮る映画は苦手。えらく退屈に感じてしまう。しかも、この作品は格別に退屈と感じた。遠目のショットが多すぎ。話もつまらない。浅野忠信も前半で早々と死んでしまうので、途中で作品に対する興味が引いてしまうのも、つまらなく感じた要因の一つ。 [ビデオ(邦画)] 2点(2007-09-04 09:37:35) |
7. マッチ工場の少女
アキ・カウリスマキの作品を観るのは、自身、三作品目だ。 相変わらずの、独特の世界。 主人公はめっぽう寡黙。 そして、極めて不幸っぽい雰囲気を醸している。 また、美男美女が出てこないのも特徴だ。 でも私はこの映画を気に入った。 「カタルシスを得る」という言葉を耳にしたことはあったが、よく意味を理解していなかった。 しかし、この映画を観て、その言葉の意味を理解した。 なんか、少しだけ気分がよい。 カタルシスを得られると同時に、その言葉の意味も理解できる映画だ。 [ビデオ(字幕)] 6点(2007-08-31 00:01:47) |