2. マレーナ
ちょっといい意味でも悪い意味でも想像とは違って裏切られた映画だった。これがイタリア映画の雰囲気なのかな。少年のほとんど妄想と変わらない恋は、まあ男なら何となく分かるかもだけど、女の人の共感は得られないらしく、自分の友達の感想はぼろくそだった。でも、こういうストーカーみたいな行為も、ある意味(本当にある意味だが)純粋でピュアな感情から出てると見えなくもない。でも、まさかマレーナがあんなになっちゃうなんて。ちょっとびっくりした。これまで悲惨な映画はいくつか見たけど、この映画のマレーナにはほんとうにびっくりした。よく女優はやったな。内容の悲惨さとは裏腹に、音楽はひたすら明るかったなあ。イタリアーノっぽくっていいんでないの?笑いあり、ジーンとくるシーンあり、もちろんひくシーンもあるのだが、いい意味でイタリアを味わえました。 7点(2002-07-20 18:41:06) |