1. ミスター・ベースボール
野球にあんまり興味がないのが原因なのかもしれませんが、とくにどうこう思った作品ではありませんでした。セレックさんのどこか寂しげなコメディ笑顔が、なんとなくこの作品を象徴してるように思えました。本作で秀逸なのは、異世界かと見まごうごとき、スタッフのイマジネーション溢れるファンタジックな日本の生活ですね(絶対違う) 2点(2003-10-14 11:04:56) |
2. ミッション
言葉を意図的に少なくした(と思う)静かな画造りが、背景の深い緑とあいまって、とても美しく印象的でした。主役お二人の最後の沈黙と眼差しは、どんなに言葉をつくした叫びよりも雄弁だったように思います。いや、ほんと素晴らしい。かなり作品に入り込んでしまって、見終わった後で泣いてたのに気づきました。初めての経験にビックリ。 9点(2003-06-03 15:49:52) |
3. 道(1954)
粗暴の果てにみた孤独。無私に殉じた末の破滅と充足。悲しいという言葉だけでは、失礼なくらいに綺麗な交差だと思います。文句なくとても印象の強い作品ではないかと感じました。傑作です。 10点(2002-08-15 23:20:47) |
4. ミッドナイト・ラン
個人的にはとても好きな作品。細かいところにアラが見えるけど、そういうものはあまり気にならずに素直に楽しめました。ちょっとした伏線や軽妙なセリフまわしなどは、今でも古臭さを感じさせません。静かにじんわりと、心地よい清涼感が拡がりました。 10点(2002-07-02 00:56:33) |