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1.  ミリオンダラー・ベイビー 《ネタバレ》 
映画にタブーが存在するならば、それはおそらく性か死の問題であろう。イーストウッドはまさに死の問題を扱い、それをシリアスに、しかしながら至極現実的に描いた。ただそれだけである。どうやら人はホラーなどより、現実の負の一面を見せ付けられたほうが遥かに衝撃で、暗いと重いと嫌悪をあらわにするようである。しかしこの映画は暗いのではなく現実の一部を切り取った映画にすぎない。  重要なのは、イーストウッドが感動的なハッピーエンドよりも、目の前の現実に向き合うほうに自らの映画的価値を置いているということ。死んでも蘇生するような非現実的世界を描くことよりも、終末期医療に一つの現実的な答えを(映画的特権を用いて)出す方がよっぽど難しいということである。以上のことを把握しなければ、本作は前半の成功劇に目を奪われ、後半部をただ暗いと斬って捨てるだけだろう。 個人的には、映画が娯楽性だけで秤量されるべきものならば、映画はなんとつまらないものだろうと思う。イーストウッドの、娯楽性を抑えてでも表現したかったもの、そこにこそ映画的価値が置かれてもいいのではないだろうかと思う次第である。   
[DVD(字幕)] 9点(2006-12-14 17:43:59)(良:1票)
2.  耳をすませば(1995)
聖司、雫との関係が最初、さばさば、きっかけによりお互い惹かれあうところなどは日常の、性別問わずしてどこにでもあることではないでしょうか?随所に見られるそのようなシーンにおいて「リアル」を感じずにはいられませんでした。
8点(2003-11-09 18:32:25)
3.  耳に残るは君の歌声
割とさっぱりとしているデップとの別れのシーン。ユダヤ人を背景とした映画には別れ、虐待が付物だが、今作は裏を返して再開を強調して制作したある種異質な映画。
7点(2003-11-09 18:25:26)
4.  道(1954)
鎖をお腹で切るだけで生計をたてているザンパノ。痔にもなるでしょうに・・
8点(2003-11-09 18:17:59)
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