1. 見わたすかぎり人生
イタリアもいろいろ問題が山積みなのですね。非正規雇用とか日本と同じなんだけど、実際に生活レベルでどんなことが起こっているのかがよくわかる。いかがわしい商品を電話で売りつける「マルチプル社」の設定は最高!最後までぐいぐい一気に見せられてしまいました。したたかなのか繊細なのかよくわかんないリアルなイタリア人らしさ(私が知る限りですが)がよく出ている気がします。泣かせどころである電話のおばあちゃんのエピソードも、とってつけた感なく良し。日本の若い人にもおすすめしたい映画です。 [DVD(字幕)] 8点(2010-05-11 15:29:33) |
2. ミルク(アメリカ映画)
自分はノーマルであると思っている人は、それを守るために、自覚もなくマイノリティを迫害していたりする。一般的なファミリーの健全な環境を守るべきだと。ゲイは、はなから子供も普通の家族も求められない。失うものはあまり無い。なのにミルクは何か「誇れる事」をせねば、と思う。多くの人は普通であると思っているくせに、なんと多くのものを傲慢にまで求めてしまうのだろう。あえて?ひさびさの商業的映画でこれを撮ったガス・ヴァン・サント。彼も、成し遂げるべき「誇れる事」をもとめてこの映画を撮ったのでは、と思わされた。すこし残念なのは、「エレファント」などここのところのインディーズ的作品たちに見られる繊細な映像美のほうがイメージとしては印象的で、むしろ感覚的にゲイっぽいかな・・・と。 [DVD(字幕)] 7点(2010-01-17 23:52:50) |
3. ミラーズ・クロッシング
《ネタバレ》 バーニーを撃ちに行く場面、ゴッドファーザーならぜったい目の前で撃たせるよ、しかもボスの目の前で・・・などマフィア映画と思って見ると若干のほほんとした感じがした。時代的にはギャング映画って言った方がいいのかな?賢いのかマヌケなのかわからない主人公にも最後まで魅力を感じられなかった。マフィア映画もコーエン兄弟も好きなだけにちょっと残念。 [DVD(字幕)] 6点(2009-10-19 19:29:21) |
4. ミリオンダラー・ベイビー
《ネタバレ》 悪いけど、「ミスティック・リバー」からこっち、クリント・イーストウッドはイカれているとしか思えないわ。陰惨なのは結構、バッドエンディングでもOKだけど・・・・ボクシングやら、宗教やら、尊厳死やらなんやらに包んでテーマがさっぱりわからないけど、結局言いたいことは「負け犬」は「負け犬」でしかないってことじゃないの?(ミスティックリバーも然り) なんかアメリカの怖さのようなものを感じてしまう。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2006-03-06 21:02:44)(良:2票) |
5. ミーン・マシーン
サッカー映画ということで見たけれど、なにもかもが中途半端でした。同じ時間ならサッカー見てた方がいい。 3点(2004-06-22 17:31:37) |