1. ミスト
《ネタバレ》 単なるモンスターパニックものに留まらず、集団心理の恐ろしさの表現はよく描けていた。ただキャーキャー逃げ回るのではなく、呆然と立ちすくんでしまったり、慌てて転げてしまって自爆なんていうのは緊迫感があった。残念なのはクリーチャーがいまいち迫力不足だった。異次元から侵入者ということで、デザイン的には悩みどころなのだろうが、霧という物が持つ無機質な怖さと、タコ脚的な生き物や蜘蛛や蠅のような怪物の落差にちょっと肩すかしでした。また、ラストはあっけなさ過ぎでしょう。無情なバッドエンディングにしたかったのでしょうが、あそこまでクレバーに、脱出劇を生き抜いて来た大人四人が、怪物に囲まれでもしない限り、ガス欠くらいで諦めるかなー? [DVD(字幕)] 5点(2008-12-22 15:55:20) |