1. めまい(1958)
《ネタバレ》 男の恋はどこまでも幻想、女の恋は全てを覆しても貫くもの…なんと悲しいお話でしょう。昔のバービー人形そのものといった感じのキム・ノヴァクの静と動に感心しました。話の謎解きも最後の最後まで解らず(鈍いですかね…)、あまり観ないサスペンス作品をちょっと見直しました。最後の尼僧のラスボスっぷりに驚きましたが、ジュディに罪悪感があったことの証でしょうか。 [DVD(字幕)] 7点(2008-12-21 13:17:17) |
2. めぐり逢えたら
《ネタバレ》 ラブコメの王道物だと思って借りたのですが、主人公二人が最後の最後にやっと言葉を交わすストーリーなんてなかなか無いし、ウィットに富んだセリフが山盛りで(脚本賞ノミネートは納得!)上質な仕上がりの映画でした。でもね、内容がね…。亡くなった人のことを想い続けることって、そんなに暗くて悲しいことなのかなあ??「いつか思い出さなくなる。」とトム・ハンクスが言っていたけれど、私はそうは思いたくなくて…。人は運命云々で繋がるのではなく、一緒の時間を紡いでいくことで繋がるものだから。居なくなってしまった人の思い出を、無理矢理どこかに追いやらなくてもいいんじゃないかなぁ、と思った次第です。故に、7点。 7点(2005-02-06 10:48:49) |
3. 女神が家にやってきた
あああああああ~ウソだろ~。Q・ラティファとM・パイルのような個性派を揃えといてこの内容では…。楽しみにしていたのに。もっといい味のある脚本は書けなかったもんだろうか。展開もベタだったし、黒人ネタはしつこくてもう充分、という感じだったし。S・マーティンもちょっと滑り気味だ。しかし、何より女優二人の取っ組み合いだね。なんの訳あって殴り合う?この二人だったらもっとうまい使い方がいくらでもあるだろうと思った。始まって早い段階でガッカリしてしまったせいで苦痛な時間も長かった。残念な点数。 3点(2004-09-25 02:48:06) |
4. メルシィ!人生
《ネタバレ》 ふむ。最初は、こういう生真面目で不器用な人をせせら笑う物語って好きじゃないな、と思っていましたが、ちょっと違った。主人公ピニョン自身が自分を卑下していたけれど、それはやはり自分の人生に様々な彩りを添えることを怠っていたことになる。隣人のじいさんにペンキをぶっかけられるような形で、やっとカラフルになってきたピニョンの人生。自己を認め前を向くようになった彼に、及第点を付けましょう。あまりにもうまく行き過ぎなんですけど、ラストの自信ある彼の笑顔に免じて…。役者はうまい人揃いで、特にドパルデューには感心しました。隣人とピニョンが出会うきっかけになった子猫ちゃんがべらぼうに可愛いのと、大人の女(経理部長)がなかなかステキだったのも良かったです。 7点(2004-05-22 19:36:25) |
5. メリー・ポピンズ
今回初めて通しで観た。なにしろ長い。ダンスなどとってもカッコいいけれど、ちょっと長すぎてくどさを感じる部分もあった。しかし、メリー・ポピンズが登場してすぐに教えてくれる“つらいと思うことも、自分で少しでも面白味を加えるとずっと違った印象になる”という話はずっと胸に置いておきたいと思うし、空想の世界で遊ぶ楽しさをダイレクトに表現しているところも素直に楽しそうだなあ、と思えたので合格点。映画は絵空事。でも絵空事の中でしかできないことは沢山あって、それを活かして観ている人たちに愉快な時間を提供する、これをそのまま地でいった映画だと思う。とりあえず今夜夢の中でメリー達に出会えたら、「スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドゥーシャス!」と言ってみようかな、と練習しながら余韻に浸っている。 7点(2004-05-05 02:23:02)(良:1票) |
6. メメント
アイディアに驚き。こんなゲーム感覚の映画を生み出したという、それだけで評価が少し高めになる。でもラストまで観るとわりと平凡なオチだったような…。ガイ・ピアーズとキャリー・アン・モスが好きなのでそこも点数高めの要因。でもそれほど魅力的なキャラクターには思えなかったけれど…。あの入れ墨はなかなかお洒落に感じました。手のひらに「ネギ買って帰る」とかよく書いてる私とは大違いだ。 7点(2004-04-12 21:39:45) |