1. メメント
冒頭の謎、中盤のサスペンス、ラストの意外性という三拍子を時間軸をいじることで構成する。思い付いたところでなかなかやろうと思いませんよ、こんな内容。 それをここまでわかり易く作り上げるなんて・・・拍手。 物語ではないので、ミステリー好きでなければ辛い人もいるでしょうね。 [DVD(吹替)] 10点(2007-03-21 16:08:42) |
2. メルシィ!人生
《ネタバレ》 職人芸的秀作喜劇。 ただ、サンティニへの派生ドラマに随分と尺をとった割にはメイン・ストーリーに絡むものではないのはどうしてなのだろう、と疑問。 テーマの補完かしら。 [DVD(吹替)] 7点(2007-08-07 08:36:17) |
3. メゾン・ド・ヒミコ
それぞれの展開に説明の付くような配慮はされていますが、どうにも説得力を欠く。 他者を理解したい、してあげたい、というところを描いているのでしょうが、各々の設定事項と展開させたい内容の相性がどうにも悪い。 そもそも文芸作品であって、成り行きを見守るだけの内容なので、自分の基準である構造的な部分への評価は難しい。 [映画館(邦画)] 3点(2007-06-30 20:46:24) |
4. メトロポリス(2001)
何を語るにしても中途半端で感情移入に繋がるわけもなく、冗長。 [映画館(邦画)] 2点(2007-11-29 04:59:59) |
5. めいとこねこバス
美術館短編に内容を求めるのはそもそも間違いで、美術館のいちアトラクションと捉えるのが正しいのでしょう、と納得せざるを得ないのが残念。 コネコバス、ネコ列車、ネコばあちゃん&お化けたち、という新キャラクターをお披露目させただけの内容。 まあ、メイを窮屈なコネコバスに乗せ、屋外を疾走する描写は、まさにアトラクションと呼ぶにふさわしいのですが、こんな内容で自社の財産(作品)を食い潰すようなことはしない方がいいと思う。 [試写会(邦画)] 1点(2008-01-14 06:50:01) |
6. めぐりあう時間たち
《ネタバレ》 死のうとしている人たちを精神的に病んでしまった人として扱ってしまったのが共感のしようのない作品になってしまった元凶なのではないでしょうか。 これでは精神破綻者の登場するエピソードを寄せ集めてちょっと繋げただけでしかなく、この人たちは精神的に病んでしまった特別な人として捉えられてしまう。 人間は必ず死ぬ。 そして、突発的な事故にでも遭わない限りその終末には他者の幇助を要すような心身ともに苦痛を伴う生活が待っている。 このふたつの事柄を事前に知っている以上、それ以前に見切りをつける決断をするのは至極自然なことだと思う。 「生」に見切りをつけた人間とその近くに居合わせた人間の物語というのであれば理解しやすかったのでは。 [DVD(吹替)] 1点(2008-01-04 07:53:28) |
7. メリンダとメリンダ
まさに作家の自己満足でしかない作品。 年一本ペースで作っているウディ・アレンじゃなければ作れないような低レベルの実験映画(そういう意味では貴重)。 「多くを求めなければ人生は気楽だよ」って台詞にはしみじみと納得。 [DVD(吹替)] 0点(2007-08-14 03:30:15) |