2. 名探偵コナン 漆黒の追跡者
《ネタバレ》 13作目にして、何故かシリーズ最高のヒットを記録する可能性すら出てきた今作。 その勝因は、やはり“黒の組織”を前面featureしたことにあると思えてならない。 観客は、蘭とコナン(新一)の恋愛模様などよりも、組織との対決が観たいのだ!! それにしても、まさかヘリで東京タワーを銃撃するなんて誰が予想したことか。それでも「14番目の標的」「瞳の中の暗殺者」「天国へのカウントダウン」の頃のアクションが戻ってきたようで、個人的にはガッツポーズでした。 GWに映画館に足を運んでみると、その観客層は親子連れではなく若者が大半。コナンの連載開始時に、小・中学生だった世代でしょう。蘭ねえちゃんの空手や小五郎の迷推理が炸裂すると、一斉に劇場のムードがきたわぁ、となるのが何とも面白かった。お約束事に観客が一体となるのは、もはや落語のよう。10年後もこんな感じで、小さい子供を連れた同世代の方々と一緒に観たいなぁ、なんて考えてしまいました。本作くらいのクオリティを維持できれば、それも可能なのではと感じます。 [映画館(邦画)] 7点(2009-05-03 22:58:39) |