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鱗歌さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 3885
性別 男性
年齢 53歳

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1.  最も危険な遊戯
遊戯シリーズ第1弾、なのにいきなり「最も危険」などとブチ上げると、ヒットしてシリーズ化した際に次はどのくらい危険にすればいいのか判らなくなる。という教訓が「あぶない刑事」で活かされたのかどうかはさて置き。 松田優作演じる、一見風采が上がらないものの実は凄腕の、ええと、こういうヒトを何て呼んだらいいんですかね、とにかく一種の仕事人。 そのメカニックと言ってもよい、キレのある動きは、このシリーズの象徴と言ってよいもの。とにかく凄みを感じさせます。 そして独特のカメラ長回し。動きのあるアクションは時に、カメラが写しうる範囲を超えてなお継続し、しかし映像と音は、今展開されている死闘の空気感を如実に伝え続けます。 お金なんかかけられなかったんでしょうけど、あの屋上での闘いなんて、どんな大作にも引けを取らない、名シーンじゃないでしょうか。
[インターネット(邦画)] 8点(2021-07-03 18:42:57)(良:1票)
2.  モンテ・ウォルシュ
これは寂しい、寂し過ぎる西部劇。前半はカウボーイのおっさん達がガキのようにはしゃいでいる。んなコトばかりしてるから時代においてかれるんだけど、こればかりはしょうがない。で、この映画、これといって事件は起こらない。いや中盤あたりから事件は起こるんだけど、事件によって物語が展開するというよりも、まず「西部の男たちのどうにもならぬ落日」への流れがあり、そこに事件がポツンポツンと配置されていくような印象。彼らなりに精一杯生きて、時には派手に暴れつつ、結局は静かにフェイドアウトしていく。詩情あふれる映画、なんて言うとありきたりだけど、一体この寂しさは何なのか。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2014-03-27 23:41:00)
3.  燃えよドラゴン
金もかかってないし出来もよくない作品、と思いつつ、何度も観ちゃう作品、70年代なら例えばこの『燃えよドラゴン』、80年代なら『コマンドー』とか。ま、いろいろありますわな。この作品、ブルース・リー作品の中でも、代表作と言ってよいのでしょうけど、作品自体はそれなりにデタラメで、それなりにワケがわからない。まずそもそも、ブルース・リーが本作において主人公扱いなのかどうか、まあ一応主人公だとして、このヒト、道を極め悟りを開いた仙人のような人かと思いきや、これ見よがしにトンボ返りしてみせたり(顔が写って無いのでリー本人ではなくスタントマンなのか、としたらさらにこのシーンの意味がワカラナイ)、復讐に燃えた悲壮な表情を浮かべたかと思いきや、明るいチャラけたところも見せたり。戦いの前、しなやかな構えのポーズを見せたかと思えば、イザ格闘が始まると奇妙な堅苦しい動き、視線もアサッテの方向で、こんな挙動不審な格闘シーン、ブルース・リーならではでしょう。そしてカッコいいんだか何なんだか、例の怪鳥音。そういったよくわからない一切合切が集まって、結局「ブルース・リーのあらゆる魅力、あらゆる表情が詰め込まれた、最高の逸品」になってしまったのが、本作という訳で、まあある種、映画史の脇道に燦然と輝く奇跡のような作品でもあります。そうそう、勿論ブルース・リーだけが本作の魅力じゃない、サモ・ハンがいる、ジャッキーも(どこかに)いる、そして何より、香港のシュワルツェネッガーことヤン・スエがいる(Gメン’75!)。鏡の部屋での戦いもワクワクするし、最後にポツンと残されたハンの義手、これはもはや、ひとつの哲学でしょう(笑)。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2014-10-30 22:55:36)
4.  燃えよデブゴン
この邦題を考えた人はマジで偉いと思います。後から考えれば「これしかない」という邦題なのですが、これを自分で思いつけと言われても、なかなか、できることではありません。言い得て妙、語感も良く、聞いてしっくり、見て納得。サモハンと言えばデブゴン、どころか、デブゴンってホントはサモハンって言うらしいぜ、ぐらいの定着度合い。この邦題が、日本におけるカンフー映画受容史に一定の影響を与えたことは、間違いない!と思うんですが、どうでしょうか。 とか何とか、力説するほど、内容は大して面白くはないんですけどね。チンピラとのゴタゴタやらしょうもない誘拐事件やら、とりとめのないオハナシに、演出の方もあまりこなれていない印象。ちなみに監督・武術指導もサモハンがやっており、武術指導の方はすでにかなりこなしてますが、映画監督としてはキャリア初期ですね。 せっかくの笑わせどころ(と思われる部分)も、あまり見せ方がうまくないもんで、もう一つピンと来ないんですよね。バナナのくだりもよくわからんし、サングラス買う際のポスターのネタも、もうちょっとうまい見せ方がありそうなもの。 しかし、終盤のタクシーに乗りそびれるあたりからは、絶好調。ようやく映画が活き活きとしてくる。でもって、待ち受ける3人の敵との対決の場所は、倉庫。殺風景ゆえに、かえって盛り上がるところです。 デブゴンと言うからには(本人が自ら名乗った訳ではありませんが・・・)役作りでもう少し体重を増やして欲しかった気もしますが、体形や顔立ちのコミカルさと、キレのあるスピーディな格闘の動きとのギャップ、まあ、充分ではないでしょうか。 チョイ役で、ユン・ピョウの姿も。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2024-02-04 16:49:18)
5.  燃える昆虫軍団 《ネタバレ》 
子供の頃、確か水曜ロードショーで放送されてたっけか。水曜ロードショーって、なーんかコワそうなエゲツなさそうな映画ばっかり放送している印象があって(実際はそうでもなかったのかも知れないけれど)、あの穏やかなオープニングがいかにも、嵐の前の静けさを思わせたもんです。 で、なぜか家族そろってこういう作品を観てたのですが、まだ小さかった私は途中で寝て、後半の展開を翌日、親に教えてもらう、というのがいつものパターン。この映画も、火を発する昆虫が、車を燃やしたり、電話の受話器にへばりついてて髪の毛を燃やしたり、オソロシゲな場面の数々にたまりかねて(であったか、それとも単に眠かったからかは、もう忘れましたが)、布団に入り、翌日、その後どんな恐ろしい展開になったか、父親に聞いてみると、「男の人があの昆虫を飼いならして、言葉を言ったらその文字の形に昆虫が並ぶねん」「でも最後はその昆虫に殺されるねん」とのこと。子供心にも「なんのこっちゃ」と思いつつ、映画ってのはスゴイなあ、そんなアサッテの展開にまで広がっていくのか、と、何やら壮大な感じすら受けたもんでした。 ・・・当時のオヤジの説明、実際の映画とはちょっと違ってましたね。それとも私が何か聞き違いでもしてたのか。別に、飼いならしたり、自由に言う事聞かせたりする訳じゃ、なかったんですね。 しかし、自然を愛するサワヤカ系の教師が、後半、だんだんマッドサイエンティストになっていくあたり、なかなかよく描けております。いやそんな描写はいいから、もっと昆虫の襲撃を描けよ、パニックを描けよ、と思わんでもないけれど、いやこれがオリジナリティというもの。いいじゃないですか。さらに最後は「?」な幻想風味のカタストロフィ。いや確かに、当時のウチの親も、私へのあらすじ説明に困ったであろうことは、想像に難くないですな。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2016-01-16 01:55:45)(笑:1票)
6.  盲目ガンマン
日本の『用心棒』とかという映画をパクッて一発当てた奴がいるので、それならオレは『座頭市』をパクッてみよう、という趣向でしょうか。何も無理してパクる必要も無いと思うのですが。主演のトニー・アンソニーという人が、製作、脚本。要するにこのヒトの映画。彼が演じる主人公はもちろん盲目のガンマン(じゃなかったら、この邦題なんなんだよ)。勝新気どりで、盲目の演技もノリノリ、しかしそもそもなぜ主人公を盲目という設定にしなきゃならなかったのかは、正直よくわからんのです(まあ、とりあえず「パクる」という発想だけがあったから、としか考えられないのですね)。「盲目なのに強い」というエキセントリックな役作り、は感じられず、この主人公、普通に弱いのです(笑)。顔は、勝新というよりは、新日本プロレスの中邑真輔選手に似てなくもないし、特にクネクネしている時の中邑選手の感じに近いですね。盲目というハンデ以前に、いつもフニャフニャニヤニヤしているこの主人公、基本的に弱くって、何かにつけ敵にヤラレちゃう(これがまた、「股間に爆弾をしかけられる」とか「ヒモで手足を吊るされ上下される」とか、バラエティ番組の罰ゲームのようなレベルだったりするのですが)。ただし、この激弱な主人公も、ごく稀に巧みなガンさばきを見せたり、イザという時はダイナマイトで派手な戦いを繰り広げたり、とりあえず普通レベルにはマカロニ作品らしいサービスを繰り広げております。あと特徴と言えば、やたらハダカが出てくることですかね、出演した女性は基本的に全員脱いでるんじゃないですかね。女囚映画みたいなシャワー(?)シーンがあったり。あと、天下のビートルズから約一名、出演しているというのも(主人公の仕掛けた意味不明のトラップにより、パンティに目が眩んで命を落としてしまう!?のだけど)まあ、特徴と言えば特徴でしょうか。そういう、平凡な作品です(笑)。
[DVD(字幕)] 6点(2013-06-16 08:17:03)(良:1票)
7.  もっとしなやかに もっとしたたかに
妻に逃げられた亭主役を演じれば古今無双、右に出る者も左に出る者もいない、奥田英二(瑛二)。いや、さすがです。エッチシーンをあれだけヘタクソっぽく演じられるのも、かなりの演技力と見た。さて、この映画で描かれる三角関係、いや、その三角の辺が完全には閉じていないような、奇妙な関係、それを通して、この映画は何がいいたいのかというと、要するに「男ってのは、アホだ」ということですね、これは・・・。ラスト、少年がラジコン飛行機の真似をしてると、飛行機はあえなく墜落。母はタバコを燻らし、悠然とそれを見守る。この少年もいずれはアホな大人の男性になって、奥田英二の二の舞になるんでしょうなあ、きっと。いやあ、他人事ではない、切ないのう。
[地上波(字幕)] 6点(2005-08-12 00:18:01)
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