1. モーリス
話題になりましたね。うろ覚えですが。当時は中学生か。「モーリス」て考えただけで、ポッとなるそんな存在だたような気が。(自分で書いててぶほっ)やっと見れた感想は・・・別に何かに阻まれてたわけじゃありませんが!何も「ポッ」となるよーな代物でなかったかも知れないですね。というか、全編イギリス貴族ばりばりで、正直イギリスってこーゆーもんだと無理矢理解釈しないと分かりづらい。食事やらクリケットの試合やらを大切にしてるとことか、何か誰かれ構わなく勝手に部屋に入って来るし、人が知らない人と話してるだけなのにそばに寄って来るし、プライバシーは無いのかと当時のイギリス。だからこそ禁断の愛が際立つんですが、愛に突入する場面は常に唐突すぎやしませんか。えっいきなりディスカーとびっくりしました。無修正にもびっくりしましたがさほど多くはありません。 6点(2004-10-27 20:41:18) |
2. モンスター(2003)
あのセロンが犯人そっくりに大変身・・・で話題ですが、一応、この点では、「メイクバレバレやろー」です。増量で案外似るものねと驚きましたが。そんな事はどうでもいい世界が待っていました。監督は女性だそうですが、犯人の内面を知りたくて撮ったと言っているそうです。その答えがここにあります。きっとセロンも知りたかったに違いありません。思慮浅く愚かで一生懸命な、豊かな社会の谷間の犠牲者ウォーノス。無自覚な偽善愛で彼女をここまで追い込んでしまうセルビー。私もそうですがこの事件を知らなかった人が多いでしょうけれど、他国の事件がモチーフのものにこれほど心を動かされたのは、きっとどの社会にもいそうな、生まれそうなこのウォーノスを感じ取るからなんでしょう。私にはこの映画じたいがモンスターのようでした。 9点(2004-10-04 22:44:36)(良:1票) |
3. モンスターズ・インク
おおおー満点! CG技術なだけじゃない、なんというか、このCGあっての、この脚本、ストーリー、設定!こりゃすごいんじゃないでしょうか。万人に向けておすすめ出来ます。やっぱり家族でどうぞかな?トイストーリーを劇場で観たときほんとにびっくりし、俳優がいらなくなるんちゃうかと思ったものです。当時はCGをそういう何かに取ってかわるものととらえてました。今思うと技術は更に発達したし、更に発達すると思いますが、CGをここまで生かしきってる作品は、この他には「ラージヒルペアジャンプ」くらいしか知りません。なんじゃそりゃ。最新作「ファインディングニモ」でさえ、アニメでも良かったんじゃないかと思えるほど。技術は確かにすごいんですが、それがどうこうじゃないんですね。CGで今までなしえなかった当時の町並みを再現、とか、最高峰超リアルCG映画!とかじゃなくて、こういう「CGならでは」のものをもっと見たいんですよね。 10点(2004-07-25 23:25:28)(良:1票) |
4. 燃えよドラゴン
お約束映画ですから。9点を。なんの約束ですか。♪チャ~~~ チャチャッ ホワチャァ!!!!!!♪ ちょっと前、確か没後ん10年という区切りか、プチブルースリーブームで、特にテレビでは彼の事を多く見聞きしましたよね。そんな時、必ず例の「ホワチャア!!!!」部分のBGMが流れるので、自宅にいた時「これじゃあブルースリーが『ホワチャー』しか言わない人みたいじゃん」とつぶやいたら、母が「あら、その通りなんだけど?」とのたまうので、セリフくらいあるはずだ、んなアホなと思ってたんですが、テレビ放送のチャンスがあったので初めて通して見ました。ほんとうに「ホワチャーの人」だったという事が良く分かりましたのですが、この映画に対して「ホワチャア!」くらいしか語れない自分ですので、どうかかんべんしていただきたいと思います。 9点(2004-07-23 08:21:34) |
5. 模倣犯
え~、つまり、あらすじ投稿のつもりではありませんが、こういう映画っす。孫を殺されて悲しみの山崎努さんでありますが、変わりにとも言うべきか、たまたま知り合った一連の事件の関係者の男の子と、残された犯人の赤ちゃんの世話をする事になって、さあ大変。お豆腐屋じーちゃん、余生を悲しんでるヒマがないけどがんばれ! 4点(2004-05-27 20:34:55)(笑:1票) |
6. もののけ姫
《ネタバレ》 いろんな意味でやや辛口ですが希望が残ったラストです。 なんだかあの芽が「焼け野原に響き渡ったリンゴの唄」のように見えて。重ねていたのかもしれない。 タタラ場は一応敵役でしたから規模縮小を余儀なくされるでしょうけれどそれはまあいいとして、 アシタカのアザ(呪い)も完全に消えてはいないようだし、サンにも個人的には認めてもらえたけど 人間を認めてもらえたわけじゃなかった。 自然に対しては今ここまでしか言えないんじゃないか、というハヤオさんの気持ちだそうです。 テレビですが確かにそのようなことを言ってました。自然なんてものを取り上げてしまった、と苦悩も見せて。 妥協ものぞかせた語りだったけれど、できあがったのはあまりに強烈な「共生」のメッセージ。 敵役とはいえ「いい村にしたい」「豊かにしたい」エゴばかりではない。 確か、ハンセン病(たぶん) の人たちにも役割を与え、人扱いすらされなかった彼らは救われていた。いろんなものが詰まっって考えさせられます。できればアシタカのどっちつかずさえうまく整理出来ていればなと。「共生」の象徴であるはずが、「妥協」「どっちつかず」に見える時がどうしても。 [映画館(字幕)] 8点(2004-02-14 06:23:57) |