2. 約三十の嘘
舞台となっているトワイライトエクスプレスは鉄道ファンの間では名高い寝台特急。僕はコンパートメント内に二段ベッドが二組はいっているのにしか乗ったことがないので、一等客室の中が見れてラッキーだったが、大半の映画ファンはそういう楽しみ方はしないだろう。基本的に微妙なドラマが微妙なミステリーと一緒に進行する普通の映画。たとえばミステリーにするならもっとプロットや伏線に気を使うべきだし、ドラマ重視にするなら、もっとキャラクターを描きこまないと深みが出ない。結局結論として、この映画はドラマでもミステリーでもなく、コメディだったということか。田辺誠人の役設定の時点でそのことに気づくべきであった。コメディだと思って最初から見ればもっと印象がいいに違いない。宣伝方法誤ってます。 [DVD(邦画)] 5点(2007-02-17 23:00:52) |