1. ユージュアル・サスペクツ
《ネタバレ》 正直に言うとこの映画、何点を付けたらいいのか分からない。とても印象に残る映画だったから9点にしたんだけど、ほんとにこの映画が9点でもいいんだろうかという疑問も残る。最初は分かりにくい時間・状況設定で何がどうなってるのか分からず、この映画を知ろうとしてのめり込み、途中からはだんだんストーリーが分かり出し次の展開が気になって、本格的にのめり込んだ。そして怒涛のラスト…。ケビン・スペーシーの歩き方が変わった時は鳥肌が立ちそうなくらいだった。まぁ私の場合最初から誰が犯人かは人から聞いて分かってはいたけれど、十分楽しめたし凄く良くできた映画だと思った。しかし、ほんとにこれでいいんだろうか…。何故そう思うかというと、この映画はほぼ「嘘」で成り立っているからだ。ラスト犯人が分かった所で同時にケビン・スペーシーが作り話をしていたということが分かる。そこで何か脱力感が生まれてしまうのだ。しかも私にはどこからどこまでが嘘なのかよく分からない。考えれば考えるほど頭がこんがらがってしまう。そんなこんなで今も私の頭は働かず、点数をどうすればいいのかも分からない。とりあえず8点ということで。 8点(2004-12-29 01:38:05) |