1. 夜明け前(1953)
原作は読んでないので原作との比較はできないが、時代背景やメッセージ性は充分に表現されており、ある程度の芸術性は備えている。 ロケやセットに力を入れていることは分かるが、古い白黒スタンダードサイズでフィルムの保存状態が悪いため、映像表現やカット割りの技術もじっくりと堪能できない。 また、セリフも聞き取りにくく、ストーリを追いづらい部分もあり、なにより、元々のシナリオの暗い重い雰囲気はどうしようもなく、楽しめる映画では決してない。 日本の映画史に興味がある人以外にはお勧めできません。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2011-06-05 17:45:59)(良:1票) |