21. LOVE まさお君が行く!
《ネタバレ》 どの程度まで実話なのかはわかりませんが、 「ポチたま」はよく見ているし自分も 犬好きなので、松本君とまさお君も 最初のうちはこんな感じだったんだ~と 意外性もあって飽きずに見ることが出来ました。 ダメ芸人とダメ犬。単独なら魅力がなくても 一緒になれば、そのダメっぷりが魅力になる。 唯一のメッセージはそれぐらいかな、、、。 内容的にはそれほど深くないし、 結婚式のシーンなんてかなり超展開でしたけど、 なによりも、まさお君役を演じた犬のラブ君が、 とてもいい演技してたように思います。 まっすぐな瞳、弱ってるときの表情等々。 [DVD(邦画)] 5点(2012-12-20 12:18:13) |
22. ラム・ダイアリー
《ネタバレ》 本国では興行収入があまり芳しくなかったそうですが、鑑賞してみてそれも納得。心揺さぶるドラマツルギーがあるわけでもなく、地味で退屈な作品です。でも、元々興行ののことを考えて作られたものではないのでしょう。主人公のジャーナリストは、ジョニー・デップの親友だったそうで、彼の自伝を映画化したいという個人的な思い入れが強かったのでしょうね。個人的には、この作品の退屈さは嫌いではなかったです。ラム・ダイアリーのラムはラム酒のラム。最初から最後まで、ず~っとラム酒を飲んだくれているわけですが、その自堕落さ加減がたまらない。1960年のプエルトリコの美しさ、懐かしく温かみのある陰影の映像も見どころ。 [DVD(吹替)] 6点(2012-12-17 13:18:23)(良:1票) |
23. ライアーゲーム-再生-
《ネタバレ》 相変わらず、どんでんに次ぐどんでんで、よく考えられた脚本だなぁと感心します。ただ、「ぎゃはは~俺の勝ち~!→なんで~!?」のパターンがクドいほど繰り返され、それも基本は前作と同じなのでさすがにマンネリ感は否めません。そんなわけで、前作よりは劣るかなというのが正直なところ。「本命メダル」と「捨てメダル」というのもちょっとわかりにくさがつきまとう。秋山の頭の良さや、優の優しさが生み出す人間ドラマなど、基本のツボは押さえてあるのでその点は十分楽しめるのも事実だけれど。 [DVD(邦画)] 6点(2012-09-25 23:27:13) |
24. ラスト7
《ネタバレ》 ツカミはOKなんですよ。起きたら、街には誰もいなかった。一体なにが起こっているのか、、、。ていう始まりはワクワクするし、実際に誰もいないロンドンの街並みはそれだけで見応えがある。それ故に、ラストのオチはやはりがっかりしてしまう。結局、この世とあの世の境目、ていうことなら、なんのひねりもないし、フラッシュバックが幾度となく起こって全体像がわかってくるという手法でストーリーに巧みさもない。お姉ちゃんだけ最後助かるけど、たとえば、その助かる人と助からない人との間での悲しさみたいなものを描くと良かったんじゃないかな。お父さんと娘がケンカばっかりしてたから、最後に和解して離ればなれになるとかなら感動的になると思うんだけど。雰囲気は悪くないので、ワンアイデアだけでなくドラマを深めていけばぐんと良くなったのになと感じます。 [DVD(字幕)] 4点(2012-07-06 19:56:06) |
25. ランゴ(2011)
《ネタバレ》 「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズのゴア・ヴァービンスキー&ジョニー・デップコンビが放つフルCGアニメーション。個人的に「パイレーツ~」はあまりピンと来ないシリーズなんで、それほど期待はしていなかったのですが、予想外になかなかのものでして、ゴア監督のこれがアニメ初挑戦とは思えない、見事な映像演出と、ジョニー・デップのいい意味でラフにのびのびと声の演出を担当している感じが伝わってきてよかったです。全体的には西部劇へのオマージュといった作りで、途中「地獄の黙示録」のパロディなんかもやったりして。そしてストーリーは、自分が凄いやつなんだと偽って皆を騙して、途中それがバレて引き返すも再び戻ってみんなを助けるっていう、「自分を変える」という手垢のついた王道中の王道のストーリーで、それ事態に目新しさは全くといっていいほどないのですが、正体がばれて、蛇に蔑まされて一人でとぼとぼと歩き続けるその映像表現がかなりツボだったんですよ。これまでのCGアニメとはまたちょっと違うものを感じて、とても感情移入出来ましたね。あるいはまた、鷹に襲われたり追いかけられたりするアクションシーンも、これまたCGアニメの限界を一つ超えたような良さもありましたしね。出てくるキャラクターは、どれも実際に砂漠に住んでる生き物たちなんだそうですが、相当デフォルメされててなんの動物だかわからない奴も多かったです(笑)。エンディングの曲は、「OK牧場の決斗」のテーマ曲にちょっと似てましたね。 [DVD(字幕)] 7点(2012-06-01 20:41:00) |
26. ラバー
《ネタバレ》 殺人タイヤが人を襲うという、とんでもなくバカな映画です。 しかも、タイヤだから人を轢いて殺そうとすると思うでしょ? ところがどっこい、体をプルプル震わせて、超能力で殺すんです(笑)。 一番最初に警官が「理由のないことが重要なんだ」みたいなことを観客に向かって喋ってましたが、 この作品、最初から最後まで理由のない、いわばシュールきわまりない展開なんです。 たぶん、壮大な皮肉を込めているのでしょう。 そして、双眼鏡で観察している集団は映画を観る観客の比喩でしょう。 「どうせ作り物なのに、な~に期待しちゃってんだよ。おめぇら」ていう、そういうスタンスだと思います。 タイヤの意志を持った動きといいますか、その表現はなかなか巧かったし、 超能力で色々と破裂するシーンもよく出来ているし、クオリティは悪くありません。 ただ、面白かったかと言われると首を横に振ります。 ごく一部のひねくれ者による、ごく一部のひねくれ者の為の作品、とでも言えばいいでしょうかね。 [DVD(字幕)] 5点(2012-05-14 11:21:42)(良:1票) |
27. ラスト・エクソシズム
《ネタバレ》 なかなか面白かったと思いますよ。確かに、人によっては物足りなさを感じる面もあるかもしれません。というのも、悪魔に取り憑かれた少女が、それほど変化せずアクロバティックなことをやりまくったりするわけでもないので、ヴィジュアル的なショックさは他のエクソシスト映画のほうが上でしょう。でもそれは、本作においてはその変わらなさが重要なのであって、それというのもストーリーが「実は悪魔の仕業じゃなく、父親のせいなんじゃないか?」「少年レーガンのせいなんじゃないか?」というニュアンスで進んでいくので、この作品はホラーというよりサスペンスに近いといったほうがいいかもしれません。個人的にはそれ故にストーリーを楽しめたし、派手さはなくても物足りないと感じることはなかったです。ラストには悪魔の仕業であることがわかるんだろうな~なんて月並みに思っていたので、実はあの親切そうな神父が黒幕であるというまさにサスペンスフルな展開は予想出来ず、そのオチもなかなかだと思いました。ただ、フェイクドキュメンタリーの手法を用いている割には音楽や効果音が付随されていたり、ラストの燃え上がるCGの炎など「リアリティ」と「フェイク」の混合それ自体に違和感や中途半端さを感じる人は多いかもしれませんね。 [DVD(字幕)] 7点(2012-04-21 16:29:23) |
28. ラビット・ホラー 3D
《ネタバレ》 劇場では3D上映だったそうですが、家のテレビでDVDで観るとやけにCGがショボく感じちゃう。3Dで観たら、もうちょっとマシに見えるのかなぁ。大悟が実は妄想だったという展開はなかなか鮮やかでしたね。ただ、後半、特にラストはかなり難解でした。あれは要するに、キリコは母とキリコを殺して父親を独り占めした代わりに声を失ったから、自分の命と引き換えに声を取り戻したということなのかな?キリコと大悟は、同じ世界には生きられない存在みたいです。そんなわけで、鏡やメリーゴーランドやウサギなど、いろんなものを比喩的に使っていて面白いのですが、ただホラーとして見ると物足りない。少なくとも、清水監督がこれまでやってきたようなタイプの「怖さ」は全くない。勿論、また貞子系をやるわけにもいかないので、新しい分野を開拓しようという、その意欲は見て取れるのでそこは応援したいのですが、まだまだ暗中模索なんだろうな~というのが正直な感想。 [DVD(邦画)] 6点(2012-03-07 21:23:04) |
29. ライフ ―いのちをつなぐ物語―
《ネタバレ》 これまでにも、大自然の美しい映像を楽しむドキュメンタリー映画はいくつかありましたが、 本作は単に映像美を見せるというよりも、動物の視点に立って「生きる」ということを見つめるという、 そういうスタンスの内容だなと思いましたね。 当然のことながら、地球上に住む500万種それぞれに生き方があり、ドラマがあるわけですよね。 それで、いろんな生き物たちをつぶさに見ていくわけだけど、みんな結局は、我々人間の 生き方に通ずるものがある。雪の降る中、温泉につかるお猿さんたちは、温泉に入れる 強い力を持った家族と、入れない家族がいる。その次に出てくるお猿さんは、石を使い、 固い実を割って食べる。道具を使用するのは、人間だけじゃないんだってのがわかってくる。 そしてイルカは、チームワークや頭脳プレーで魚を追い込んで食べる。 あるいはまた、さまざまな生き物たちが、子供を守り、愛を確かめあう。 捕まえようとする者と、逃げようとする者の闘い。どれも人間に共通していて、 この地球に生きる生命の多種多様さと、繋がり、この両方を感じとる事が出来る。 どうやって撮ったのかしらと関心する映像もあり、実に興味深い。 [ブルーレイ(吹替)] 7点(2012-02-28 02:14:33) |