1. ライフ・アクアティック
「ザ・ロイヤル・テネンバウムズ」のテイストなんだろうなあ、と思いながら見た。うむ、同じだ。この監督、徹底してますね。そして、私はこっちの方が好きです。ていうか、ウィレム・デフォーのクラウス。このキャラにノック・アウトされました。前半は「えっ、ウィレム・デフォーがこんな役を!?」で、後半は「クラウス、いいよ、クラウス!!」って、出てくるだけで笑ってた。好きなんだよねー、こういうキャラ。あの顔で、ポンポン赤帽子と半ズボン。半ズボンのウエットスーツの懐から、おもむろに帽子を出して被った時は爆笑でした。それから、クラウス、燃えてるよ、クラウス! でもカットされてるよ、クラウス! 特典のメイキングを見るとデフォーは「一日の撮影で、二行しか台詞がないときも」と少々不満げでしたが、あの押さえ気味な雰囲気が最高でした。ビル・マーレイのたるたる水着姿もいい。ゴールドブラムが、銃で背中まで貫通してて血が出てんのに、だかだか走ってるのもいい。それから…。あ、いかん。この映画、好きかも。 [DVD(吹替)] 8点(2005-12-05 20:48:48) |