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かっぱ堰さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1246
性別 男性
自己紹介 【名前】「くるきまき」(Kurkimäki)を10年近く使いましたが変な名前だったので捨てました。
【文章】感想文を書いています。できる限り作り手の意図をくみ取ろうとしています。また、わざわざ見るからにはなるべく面白がろうとしています。
【点数】基本的に個人的な好き嫌いで付けています。
5点が標準点で、悪くないが特にいいとも思わない、または可も不可もあって相殺しているもの、素人目にも出来がよくないがいいところのある映画の最高点、嫌悪する映画の最高点と、感情問題としては0だが外見的に角が立たないよう標準点にしたものです。6点以上は好意的、4点以下は否定的です。
また0点は、特に事情があって採点放棄したもの、あるいは憎しみや怒りなどで効用が0以下になっているものです。

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1.  ラフマニノフ ある愛の調べ 《ネタバレ》 
題名の作曲家兼ピアニストの人生を扱った映画である。故国を出る前と後で半分ずつくらいの分量かと思うが、撮影場所はサンクト・ペテルブルクとスペインのアンダルシアだそうで、ほかに汽車や街など当時の白黒映像を着色して使ったようなところもある。場所がアメリカであっても現地住民が誰も英語をしゃべっていなかったのは、一応は吹替のイメージだろうがさすがに変だった。  劇中で曲をしっかり聴かせる場面はないが、個人的にはこの作曲家をなぜかイロモノのように思い込んで敬遠していたので、改めてちゃんと聴いてみるかという気にさせられる映画ではあった。知っている曲もなくはないが、プロポーズの場面での「エレジー」(幻想的小品集第1番)などこの作曲家のものだったかと改めて認識させられた場面もある。ロマンティックでメロディアスで聴きやすいので、今後はこういうのに親しむと気が休まりそうだ。この映画にちなんで「ライラック」Op.21-5というのを馴染みの曲にするのはいいかも知れない。 ほか個別の曲に関しては、不評に終わった交響曲第1番の再評価を促す形にはなっている。ツェーザリ・キュイの評論を聞いていると、最初に酷評すると決めておいてから貶めるための表現ばかりに注力し、具体的に何が悪いと言っているのかわからなかったのは困る。また当時の革命思想への反発と、その対極にいた「守護天使」の存在がピアノ協奏曲第2番を生んだという感じの話になっていたかも知れない。 なお主人公以外の有名人についてはちゃんとした説明がなかったが、リムスキー=コルサコフ(字幕)、キュイ(その隣?)、グラズノフ(酔っ払い指揮者)、フョードル・シャリアピン(フェージャ)が出ていたらしい。チャイコフスキーは出そうで出なかった。  物語としては、大まかな史実の流れを意識しながら適宜の話を作っていたようで、時間が前後することを除けば大河ドラマ程度のものかとは思われる。主人公がやたらに悩んでいたのも大体は実際言われている理由のようだったが、ただし行く先々にライラックの花束が届けられたということに関して、この映画として意外な(大して意外でもないが)真相を用意していたのが特徴的とはいえる。一応は最初がライラックで始まり、最後をライラックで締めた形になっていた。 ラストは雨がわざとらしいがそれなりに感動的で、ここで流れた「パガニーニの主題による狂詩曲」第18変奏はこの場面のために作った曲のようでもある。世間の評判がどうかは別として個人的にはそれほど悪くない映画だと思った。 なお序盤でソ連大使に紙礫が飛ぶのは痛快だった。また主人公には悪いがサルの件は笑った。微妙に可笑しい場面もなくはないので娯楽性もそれなりにある。  その他雑談として、ピアノの師匠の言葉で「水の精」と字幕に出ていたのは、別映画「黒人魚」(2018)にも出ていたルサールカのことだったようだが、本気で妖怪の話をしていたのではなく夜遊びをたしなめていたのかと思われる。またピアノ協奏曲第2番の作曲中、従妹が廊下の向こうに立っていたのはホラー映画の構図だったが、これは全部真直ぐお見通しというような意味だったか。
[インターネット(字幕)] 6点(2023-02-18 13:21:56)
2.  ラヴァーズ・キス 《ネタバレ》 
最初の章を見ていると、この調子では全編見るのがちょっと大変だと思っていたが、次の章は少し気が抜けた感じで助かった。題名のキスが男女間で行われたのはいいとして、もしかしてこれを同性間でもやるのかと思っていたところ、終盤に至ってついに関西弁の男がやってしまったのは見たくもなかったが、接触部分が隠れていたので最低限のところはクリアしている。宮崎あおいがやったのは可愛らしいので当然許せる。 全体としては共通場面を設けながら登場人物の関係変化を多角的に描写し、その過程で背景事実も明らかになっていく構成が面白い(原作由来だろうが)。これで結構見た甲斐があると思わされる映画ではあったが、しかし劇中で行われていること自体に共感する素地が全くないのは残念である。ちなみに話す人物の顔が近すぎるのは耐えられない。 それよりこの映画では、少女マンガ原作にふさわしい美形の男女ばかりでなく、脇役に個性的な登場人物を揃えていたのが部外者的観客にとってはありがたい。特に関西弁の男に関しては、すぐ隣にこんな可愛らしい女子がいるのに何で男の方ばかり見ているのか、馬鹿ではないか、という思いが募るのだった。こういう感じの登場人物が出るほのぼのラブストーリーを見たかったとどうしても思ってしまうわけだが、そういうことを言っているようではそもそもこの映画を見る意味がないということだろう。無理に見てもらわなくていいと言われそうだ。どうもすいませんでした。
[DVD(邦画)] 5点(2015-12-31 09:31:16)
3.  ラッキー・ガール 《ネタバレ》 
見ていてひっかかるところもなく軽快でほのぼのして楽しい。ヒロインは一応大人の女性なのだろうが、キャリアウーマンにしては可愛くていい感じだし、その友達も、下手すると不幸に巻き込まれそうなのにあくまで優しいのはうれしくなる。成功者への対抗心が感じられないのは自分の可能性を信じているからだろう。ラストはハッピーエンドとわかっていても一応ハラハラさせておいて、その後のコンサートで盛り上がるのは素直に気分がいい。 それで最後は“愛とは与えあうもの”ということになったのか、運不運をぐちゃぐちゃに混ぜてしまって余った分をおすそ分け?したらしい。これで多分2人とも普通の男女になったのだろうから、あとはツイてる時もあればそうでない時もあるし、いいことをすれば果報もある。その上でヒロインの友達と同じように、いつも前向きでさえいれば幸運をつかむチャンスもあるという、そんな おはなしなのかなと思った。普通にしあわせそうな2人で大変結構でした。Good Luck.
[DVD(字幕)] 6点(2012-10-15 19:10:39)(良:1票)
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