1. リング0 バースデイ
リング2よりはマシ。貞子の人間時代を描いており、ホラーというよりは幸薄い一人の女の人生劇という感じである。思わず貞子に同情しそうになる自分が嫌。仲間由紀恵が演じていたせいもあるだろうけれど。 4点(2004-01-27 18:19:51) |
2. リング2
中谷美紀が頑張っているものの空回りしている印象を受ける。そもそも慌てて無理やり2を作った時点で間違い。1での風格や雰囲気が消えている。恐怖感も全くなく続編というより1のオマケといった感じ。今思うと「呪怨」をひどく出来損ないにしたような映画だった。 3点(2004-01-27 18:09:17) |
3. リング(1998)
とにかく貞子のインパクト。これに尽きる。思い返してみると特にコワイ場面は少ないのだが、気味の悪いビデオ内容は強烈に印象に残っている。後に引く怖さがあるのだ。これを観てから和製ホラーに目覚めたほど。静子の苦悩、貞子の孤独などが背景にあり、ただ驚かすだけのホラーには無い奥の深さがある。 8点(2004-01-27 05:13:14) |
4. リリイ・シュシュのすべて
まさに「映像」で魅せる映画。これこそ近年の邦画が得意とする手法ではないだろうか?この作品はそれを知らしめた一作といってもいい。派手な音楽も過剰な演出もない。ただ淡々とした日常の中に流れていく様々な事件、マイナスだったりプラスだったりするそのエネルギーがリアルだと私は感じた。環境に負ける者もいれば立ち向かう者もいる。単なる起承転結で終わらない構成は、私たちの人生そのものである。そう思わせてくれる独特の世界観がある。 5点(2004-01-26 23:11:39) |
5. RETURNER リターナー
確かにどこかで観たことのある映像だと随所で思わされるのは否めない。しかし近未来という設定と効果的に使われるCGはよく出来ている。ストーリーもあっと思わせる意外な展開を用意していて飽きずに観られる。岸谷、樹木らが放つ脇役の存在感が素晴らしい。安易に描かれた宇宙人にはもう少しひねりが欲しかったが、娯楽作品としては素直に楽しめる内容だ。演技力の拙さはアクションやCGでカバーしているのでそれほど気にならない、という程度。 7点(2004-01-23 17:14:13) |