1. 竜とそばかすの姫
この監督、ディズニーやりたかったんかい?というのが率直な感想。 ざっくり言えば、女子高生がネットで歌ってみたらバズってヤバイ奴に会った、という映画ですが、 唐突に「美女と野獣」が始まり、本筋とはほぼ独立してストーリーが進行します。 子供連れでこの映画を見に行っても、小さい子供はこの「美女と野獣」のパートを楽しめるので、 子守を押しつけられたお父さんも安心と言った所でしょうか(笑) ただ年齢的には少なくとも中学生以上が観客として適しているでしょう。 出来れば主人公と同じ高校生、内容が実質ほぼ大学サークルなので、実際は大学生以上の観客に 向いていると言えるかも知れません。 それでも前述の「美女と野獣」のパートがあるため、私が観に行った劇場では途中で脱落した 家族連れは2組ほどでした。 本来なら全員脱落してもおかしくない映画なんですけどね(笑) ストーリー的な事は他の人が山ほど書いているので詳しくは割愛しますが、私も概ね同意という感じ。 新海映画と絵柄が似ていてそういう感じかと思いきや、主人公以外の登場人物がAIやNPCみたいで、 得も言われぬ寒々しさを感じる所が新海映画と決定的に違う所でしょうか。 主人公の行動原理も後半は支離滅裂になってきて、キャラクター主導と言うよりは、あくまで ストーリー主導の映画なんだな~と感じました。 まぁとにかく歌や音楽がキモの映画なので、観に行くなら音響の優れた劇場を選ぶのが良いと思います。 [映画館(邦画)] 7点(2021-09-20 02:53:41) |