1. リプリー
マット・デイモンの演技は悪くない。むしろ上出来なぐらいなのだが、それでも何故か違和感がある。こう思ってしまうのはやはり「太陽がいっぱい」を意識してしまうせいだろう。ジュード・ロウは良いが、グウィネス・パルトロウは明らかなミスキャスト。このようにキャスティングに不満が残るものの映画全体の出来は悪くないと思う。 5点(2003-05-10 17:15:53) |
2. リチャードを探して
シェイクスピアを知らない人たちにその魅力を分かりやすく伝えてゆこうというアル・パチーノの誠実な姿勢に感心させられた。本作だけでシェイクスピアの全てを理解したことにはならないけど、少なくともシェイクスピアについてもっと知りたくなるきっかけにはなると思う。これこそアルが最も望んだことではないでしょうか。 7点(2003-05-09 20:32:10) |
3. リディキュール
ルコント作品は好きなのですが、これはあまり面白くなかったです。ただ貴族の嫌らしさが見事に描かれていましたね。貴族のそういうところが民衆の反発を買いやがてフランス革命へつながっていったのでしょうね。エスプリなんて貴族の暇つぶしなのにそれを真面目に勉強せざるを得ない主人公も大変だったことでしょう。「謙虚になって民衆と共に生きよ」というのがこの映画のメッセージでしょうか。 6点(2003-04-15 21:50:14) |
4. 猟奇的な彼女
今の日本では韓国映画は無条件に絶賛されるようだけど、中国映画に比べ質ははるかに劣ると思う。評判のいい本作にしてこの程度の出来である。序盤の「ゲロシーン」は汚いだけだし、何よりその時の気分で暴力を振るう女には全く感情移入できなかった。 3点(2003-04-14 09:28:15) |
5. 理想の結婚
この映画とはどうも相性が合わなかったようだ。日々の生活を全く心配する必要の無い貴族が結婚についてお気楽に悩まれても庶民の私には「はあ、お好きにすれば」としか答えようがない。ただ、ルパート・エベレットは演技が上手いなあとは思った。 3点(2003-03-08 17:22:11) |
6. リトル・ダンサー
世間でなんであそこまで絶賛されたのか分からない。もちろん「普通に良い映画」ではあるのだけど。ラストシーンのビリーの逞しい成長とそれを見て涙ぐみ父親の姿が良い。イギリスにおける階級社会の壁の厚さを見せてくれる作品ですね。ところでビリーってバレエがやりたいのに何でタップを踊るのだろう?? 6点(2002-08-05 23:07:08) |