21. レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで
何とも消化不良気味の作品。この夫婦は、当初はハッピーだったもののどこからかすれ違いが生じてそれが亀裂につながるというのが問題の所在なのだが、肝心の日常生活のディテールの描写を省略しているため、そもそも2人が何をそんなに悩んでいるのかが実感できない。むしろ、勝手に先回りして悩んでそれによって紛争を拡げているだけに見えてしまう。また、このような未熟さこそが本質である夫婦の役柄に、レオやウィンスレットは合いません。もっと若手の人にさせるべきだったんでは? [映画館(字幕)] 5点(2009-02-02 01:59:46) |
22. 連理の枝(2006)
《ネタバレ》 闘病系悲恋ものという分野について、誰もが思いつくような要素を最大公約数的にまとめただけのようなごく普通の作品。目新しさは当然皆無だし、それを超えるほどの登場人物のキャラクターや個性というものも感じられない。例の「秘密」も、話をひねるために無理矢理持ってきたような感じで、かえって逆効果。それにしても、チェ・ジウは若い頃の梶芽衣子にそっくり(篠ひろ子でも可)。 [映画館(字幕)] 5点(2006-04-24 02:23:16) |
23. 恋愛適齢期
良心的なラブコメディで破綻もなく安心して見られますが、演出が未熟な部分やありがちな部分や自分に酔っている部分が何ヶ所か見られたのが残念です。 [映画館(字幕)] 5点(2005-12-31 02:01:37) |
24. Ray/レイ
全体的に、1つ1つのエピソードの消化が異常に早くて、かなり目まぐるしい感じはしたのですが、制作者側の力の入り方は伝わってきました。単なるサクセスストーリーではなく、その後のヤクと女に溺れるスターの内幕をきちんと描写しているのがよい。後半は、コンサートで総立ちシーンが繰り返されて、やや単調だったかな。妻や友人たちとの関わりについて、もう少し突っ込んだところを見たかった。 [DVD(字幕)] 6点(2005-10-23 18:28:53) |
25. レスリー・ニールセン 裸のサンタクロース<TVM>
《ネタバレ》 心暖まる感動的なファンタジー、なはずなんですが、このテンポの悪さと演出の切れの悪さはどうしたことなんでしょうか。手紙のエピソードなんかは、ネタとしてはかなり優れているのに、伏線も張ってなくて、出し方も唐突だから、感動が半減してしまう。レスリーの精彩のなさにもびっくり。サブキャラも弱すぎ。 4点(2004-12-23 02:04:48) |
26. レスリー・ニールセンの2001年宇宙への旅
とにかくギャグの部分がつまらなくて、どうしようもない。コメディ映画は大真面目にやっているからこそ面白いのだが、この作品では誰も真面目にやっていない。 2点(2004-03-18 04:08:00) |
27. 冷静と情熱のあいだ
テンポが悪く台詞にも深みがない脚本。無意味にだらだらと長く、無駄なシーンを切るということをしていない編集。ほとんど全員が下手としかいいようのない演技。雰囲気と全然あっていないエンヤの曲。これほど分かりやすい欠陥だらけの映画も珍しい。フィレンツェの景色の無駄遣い。 1点(2003-08-05 00:43:12) |