2. レインマン
《ネタバレ》 世の中には色々なタイプの自閉症児がいますが、総じていえるのは何か突出した能力を秘めていることが多いということです。ホフマンの役は「数字」でしたが、それが絵画だったり音楽だったり言語だったり。例えば楽器を弾く能力はないのに頭の中には、オーケストラで演奏するような楽譜が構築されていたりする人もいるそうです。私の親戚にも自閉症児がいるのですが、まわりの人間は本当にせつない。彼の中では親とタンスが同レベルで存在するのかと思えてしまうほどです。本当はどうなのかはわからないのですが…。そういう意味でもこの映画は兄弟愛に寄りすぎていないところが良かったです。もし二人が暮らすことになる結末だったら、0点つけてると思います。自閉症の人を愛情だけで治すのは無理だということを、もっと沢山の人が知ってくれたらいいなと思います。 8点(2003-07-15 16:06:30) |