1. レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語
この手のファンタジーな空気は少々苦手です。ジム・キャリーは好きなんですが、本作の彼の演技はどうも鼻に付く感じがして…。悪役だったから、役柄が嫌いだったのかもしれませんけど。女の子が可愛かったのが救いでした。 [DVD(字幕)] 5点(2007-05-08 23:44:24) |
2. 恋愛小説家
ジャック・ニコルソンは好きな俳優ですが、この映画はあまり好きじゃありません。恋愛映画ではなくヒューマン・ドラマ仕立てにしてくれた方が、私には良かったかもしれません。ハッピー・エンド自体は別に構わないですけど、彼が愛されるための説得力が弱い…。だって、ぶっちゃけルックスも性格もかなり危険なオッサンでしょ??不細工なワンちゃんが可愛かったです。 [DVD(字幕)] 5点(2005-12-21 23:47:17) |
3. -less [レス]
《ネタバレ》 パッケージには"SAW"を超える衝撃と書いてありますけど、超えるどころか遠く及ばない出来です。そもそもジャンルが違うし、引き合いにするのさえどうかと思います。この"LESS"は、要は怪談話だったわけで、なので一連の出来事に論理的な説明はありません。単に演出として「こんな事が起きたら怖いでしょ」という観点でストーリーが組み立てられており、終わってみれば「夢」とか「疑似体験」という言葉で説明が付くわけですので。怪談話だから否定するわけではないのですが、期待していただけに何となく騙された気分でした。 [DVD(字幕)] 5点(2005-10-02 23:48:51) |
4. レッド・ドラゴン(2002)
レクター博士を無理矢理ストーリーに絡めているような印象を受けました。個人的にはノートンが好きなので、彼の出番が多い方が嬉しいことは嬉しいのですが、それにしてもレクターの存在感が薄い。ハンニバルで見せた危険極まりないオーラが殆ど感じられないのはちょっと残念ですね。まあそれはよしとして、サスペンスとしては十分及第点の出来じゃないでしょうか。特別凄いとも思いませんが、それなりに面白くまとまっています。それにしても、ノートンは悪役でも善人役でも巧く演じますね。 [DVD(字幕)] 6点(2005-07-07 01:36:03) |
5. レジェンド・オブ・メキシコ/デスペラード
ビジュアル的には楽しめる要素が結構あったという点のみにおいて5点献上。ストーリーは難しすぎて、と言うか、人物相関図が複雑すぎて、誰が善で誰が悪なのかも分からない。いや、そこまでひどくは無いかもしれないけど、善対悪という単純な構図ではないことは明らか。各々の利害が複雑に錯綜し、至る所でドンパチやっているわけですが、それがよく分からない。「そりゃ、前作を見てなきゃ分からないよ」とか(私は見てますが)、「パンフ等の解説で予め人物設定を理解しておかないと分からないよ」とか、もしそういうふうに片付けられてしまう映画だとすれば、それって映画として本来あるまじき形なんじゃないかと思います。どちらかと言うとマニア向け映画だった前作までと違って、今作は大衆向けのメジャー映画のはずですからねぇ。(TV CMも大々的でしたし。)そういう映画が、一般ピープルを置いてけぼりにするってのは、作り手としてちょっと誠意が無いなぁというふうに私個人的には感じてしまうわけです。話に付いてこれない頭の悪い奴(私も含めてです)は、ビジュアルだけ見て楽しんでろよ!とでも言われているようで、そういう意味では何処と無くマトリックスにも近いものを感じるわけでして…。 5点(2005-01-08 01:33:22) |
6. レザボア・ドッグス
タランティーノの監督作品は殆ど観てないのですが(俳優としての方が知っている)、これは素直に楽しめる映画です。実際100分程度の短い映画ですが、それ以上に短く感じるくらい、一気に集中して観れる映画です。強盗を終えた犯人グループが「誰が警察のスパイなのか」で言い争いを繰り広げるだけのストーリーなんですが、話の組み立て方が実に巧妙で思わず惹きつけられてしまう。最後も、やられたぁ!というオチでした。 7点(2004-01-10 23:28:48) |
7. レナードの朝
あまり感情移入できなかった作品です。あんなに劇的に症状が回復して、再び悪化していくということが現実的に起こるんでしょうか?ちょっとばかり過剰演出の向きがあるように思えて、何となく嫌な気分です。「アルジャノーンに花束を」に似ていると指摘されている方も多いですね。私も、映画が終盤に差し掛かったとき、ふとこの小説の結末との類似性が頭をよぎりました。ただ、あちらの方が主人公に感情移入できた分感動は大きかったです。この映画は、ただ結末の重さだけが残るという感じで。。。 6点(2003-12-27 23:10:05) |
8. レオン(1994)
ナタリー・ポートマン目当てで見返したのですが、当時観た時よりもずっと幼く感じました(それだけ自分が歳を取ったってことかもしれませんが)。まあ、この歳の女の子が中年男と真剣に恋愛するって設定は殆ど有り得ないのですが、それまで誰にも愛されずに孤独な人生を送ってきた2人が互いに心を寄せ合っている、という風に解釈すれば、ある程度はアリかなと思います。ストーリーは単純だし大絶賛するほどでは無いと思いますが、ナタリー・ポートマンの可愛さに免じて甘めの7点献上です。 7点(2003-11-30 13:58:55) |
9. レインマン
チャーリーが兄レイモンドに愛情を寄せていく心情の変化についての理由付けが弱いと思います。あれだけレイモンドの言動を鬱陶しがっていたチャーリーが、ラストを迎える頃には、心底からレイモンドと同居したいと願っている。たった1週間足らずの間に、人間の感情はこうも変化してしまうのでしょうか?非常に穿った見方かもしれませんが、カジノでレイモンドが驚異的な能力を発揮して大儲けしたから?2人が兄弟であることを証明する幼少の記憶が蘇ったというシーンもありますが、それでもやはり理由としては弱い。もしレイモンドにあの驚異的な記憶力というものがなく、単なる自閉症(こういう言い方は不謹慎かもしれませんが)の人物であった場合でも、同じ展開になったのだろうか?こんなことばかり考えてしまって、そのせいで感動はありませんでした。お話自体は程々に面白かったのですが。 6点(2003-11-07 22:03:18) |