2. レインマン
私はこの映画にすごく考えさせられました。見ている間、レイモンドがああいう障害を持っていて今まで生きてきて、どんなにひどい扱いをされたことか。ぼこぼこにされたこともあったかもしれないし、いじめという状態にあってきたのかもしれない。ということを考えてしまうと、レイモンドの一挙手一投足すべてに涙が出てきそうで。彼は医者にも喜びも悲しみもない。感情がない。といわれていたけど僕にはそうは思わない。医者は自分の患者の側面だけを観ていて中身を見ていない。その症状からマニュアル通りの事しかしない。その証拠に彼はチャーリーというむちゃくちゃ男によって、今までは特定の行動パターンしかなかったのが、色々な行動をとり、そしていろいろなことを経験して、それが理由かはわからないが彼とジョークを交わすまでになった。特に僕は、シロップがあることに笑顔で、多分この映画で初めてレイモンドが感情を見せたところで僕は感極まってしまいました。彼は病院に戻って新たな生活を送るかはわからないけど、病院から出る前とは明らかに違ったレイモンドになっているだろうと思う。これは奇麗ごとなのかもしれないけど・・・ 8点(2004-04-25 22:18:11) |