1. レディ・プレイヤー1
《ネタバレ》 予告編で出てきたスタック(集合住宅)やオアシスの映像をみて新たな価値観が生まれる映画かも、と思って観に行った。映像に関してはCGがすごいのはわかるが、結果として特に新鮮味は感じなかった。それよりもバリアフリー度ゼロのスタック、家に通じるロープがカギ代わりというアイデアのほうがよっぽど面白かった。 この映画は感銘や重みを求めるのではなく、ゲームの世界を楽しむ映画なのだろうと思ってみにいったので、映像で驚いたのは冒頭のスタックの場面と、カーレースでキングコングがビルから飛び降りてくるところくらいまで。ストーリー立ても驚くような展開はなく、想定どおりの展開で進む。 となるとつまらない映画だったのかというと決してそんなことはなく、スピード感あるテンポで上映時間の長さは感じさせない。また、シャイニングはだいぶ昔にみたのでストーリーはあまり覚えていなかったが、ああ確かにこんな場面あったな、と小さな感動に浸る。最後のテレビゲームの場面も古めかしいゲームのシーンで懐かしさを感じる。この映画の元ネタをどれだけ知っているか、いわば昔をどれだけ知っているかでこの映画の楽しめる度合が相当変わってくるだろうと思う。 最後に、同じ監督の映画で、全くテイストが異なるものが映画館で同時期に上映されているのは珍しい。 [映画館(字幕)] 7点(2018-04-22 20:57:14) |