1. レッド・プラネット
映像は綺麗です。きっと低予算なのだろう。登場人物を極端にカットして、人件費を削ったかわりにCGとか映像に力を入れたのでしょう。この映画はまた新しい試みが見られます。それは「火星に空気がある!」ということ。絶体絶命のクルーをそういう形で救うとは・・・かなり新鮮でした。ただし、そのあとがまずい。いや、その前もかなりまずいところはあるが。まず、太陽面爆発のあとの行動がいかにもアクション映画のありきたりなパターンでやです。あんな行き当たりばったりなのが最優秀なクルーでたまるか。まあ、それはいいとしよう。問題なのが火星で空気が吸えると言う謎解きが、この映画の最大の盛り上がりになるはずが、途中からただの安っぽいダイハード&ラブロマンスのような展開になり、意味もなくアンドロイドが襲ってくるし、ただの火星脱出劇になっていて、前半の含みが活かされる事なく呑み込まれてしまうのである。そうするとこの映画はただの欲張りで安っぽいいわゆるB級と言われる映画となってしまうのである。つまり、あまたあるSF失敗映画の1つにまた新に作品が増えた、とただこれだけのことなのである。でも、まあ頑張ってるし、映像は綺麗だし、キャリー・アン・モスも良かったので、大負けに負けて6点です。はい。 6点(2002-06-27 18:51:16)(良:1票) |