1. レッド・ドラゴン(2002)
キャストの豪華さにつられて観ましたが、よく言えば上手くまとまった作品、悪く言えば印象の薄い作品。まず勘違いしないで頂きたいのがレクター博士の犯罪ルーツや彼自身がメインでは無いと言うこと。宣伝ではいかにもレクターが主役の様に見えますが...しかしこれだけ豪華なキャストを用いながら印象が薄いのはやはり監督の力量不足か、原作の世界観を大事にしたのか。ストーリー的にも今回の犯人であるレイフの犯罪動機がサイコサスペンスに見慣れた観客にしてみると「えっ?そんな理由?!」と肩透かしを食らう。出来ればエドワード・ノートン演じるグレアム捜査官の心理描写をもっと重点的に彫り上げて欲しかったですね。ただ驚くべきなのがレイフに恋心を抱く盲目の女性を演じたエミリー・ワトソンの演技!彼女がいなければこの作品の全てが霞んでしまうかの如く、素晴らしい演技でした。これをみてファンになりました。大好きなフィリップ・シーモア・ホフマンもおいしい役どころで相変わらず存在感バッチリでした。芸達者と言われるエドワード・ノートンは今作品に関しては物語を引っ張っていく存在でしかなく、印象薄いです。そしてラストで「羊たちの沈黙」への白々しい伏線を見せたり、変な爆破シーンがあったりいらない所に気を回されるとかえってそれが鼻につきました。「羊たちの沈黙」ほどジットリとした恐怖感や心理描写は無く、「ハンニバル」ほどの美しさやスリリング(いいか悪いかは別として)も無しという感じでしょう。 6点(2003-02-19 00:49:17)(良:1票) |
2. レザボア・ドッグス
Cool!ってとこでしょうか?かっこつけがいいんですよ、この作品。キャクタそれぞれがしっかりと設定されていますね。 7点(2002-04-16 05:56:04) |
3. レナードの朝
いやいや、いい意味で悪意の無い映画。ロビン・ウィリアムズ&ロバート・デニーロっちゅう配役がもう合格点です。こういう作品にありがちなお涙頂戴な大袈裟演出も無いし、ストーリーも骨太でした。 8点(2002-04-16 05:51:54) |
4. レクイエム・フォー・ドリーム
観終わった後のブルーな気持ちといったらないですよ。観ているものをもドッラグ中毒にさせるかの如きカットの数々。特に瞳孔が開くカットは以外にありそうでなかったアイデアですね。ジェニファー・コネリーがドラッグにはまっていく過程は痛々しいの一言です。ラストでの手に入れたクスリを抱きかかえ安堵の眠りにつくシーンは、マリオンの今後の行く末を考えると末恐ろしいです。ジャレット・レトの不自然なヘアースタイルと、エレン・バースティンの病院での強引な展開はちょっと?でしたので惜しくもこの点数になりました。4人の行く末を一気に見せる展開は見ているこっちがハラハラしました。スゴイ映画でしたが、もう観たくない気持ちでいっぱいです。 8点(2002-02-23 20:00:51)(良:1票) |
5. レオン/完全版
オリジナルでもう少し”お仕事”の映像があっても...と思っていたのですが、あえて完全版にするとストーリ関連は余り無い、何の事は無い映像でした。ただ、オリジナル版に感動した人には二人が過ごした日々をもっと観たいと思うのは当然で、そのための特典映像といったところでしょうか?ま、逆に言えば違和感がないのでこれをオリジナルで出せばよかったのにとも思いました。ここでもマチルダを爆破からかばうシーンがあるのですが、この映像に胸がキュンとなりました。 9点(2001-12-24 20:10:16) |
6. レオン(1994)
後半で自分を犠牲にしてまでもマチルダを逃がすシーンは何度観ても泣けます。そしてレオンの死にも涙。様々に危険を冒しても死ななかった殺し屋が一人の儚い存在の為に命を投げ打つ。そのシチェーションが感動を揺さぶりました。ラストでスタンスフィールドにケジメをつける殺し屋の徹底さが彼女への愛情を感じました。ジャン・レノ自体演技が上手いというわけではないんですが、あの存在感で十分です。「ニキータ」に出てくる殺し屋がこの「レオン」。続編も決定しているとの事で、もちろん主役はナタリー・ポートマン。ちょっと不安ですが... 9点(2001-12-24 20:02:34) |
7. レイジング・ケイン
ジョン・リスゴーの女装が怖い!!皮ジャン姿も似合ってなくて怖い!! 5点(2001-12-24 19:39:28) |
8. レインディア・ゲーム
うわっ、浅っ!これといってビックリな展開もなし。ありがちなストーリに頼ってアクションもパッとしませんでしたね。シャーリーズ・セロンは生理的に合わないんですがもっと嫌いになりました。乳出しゃ、エエってもんちゃいまっせ、姉さん! 2点(2001-11-27 21:19:56) |
9. レッサー・エヴィル
はやりの団体仲間割れ作品(勝手に作ったジャンル。)の中では中々の出来です。「スクリーム」っぽいテンポの良さをふまえながらも「レザボア・ドッグス」的な心理描写がテイストされた作品なので飽きさせません。学生時代に犯した罪が過去になって暴かれていくって感じなんですが、前半部分のテンションの高さが後半になるに連れ次第にダウンしてしまって、しかもラストのオチは「そりゃ、無いんじゃないの??」って突っ込みたくなりましたね。おしいなぁ。ま、その点を踏まえても8点!なんでお勧めです。 8点(2001-10-11 05:10:56) |