1. ロシアン・ドールズ
《ネタバレ》 『スパニッシュ・アパートメント』の続編とは知らずに、前作を未見でこちらを見てしまった。そのためか、皆さんご存知の――ってノリで当たり前のように次々と出てくる登場人物にちょっと馴染めず転校生の気分。たぶん、前作を見ていれば違っていたと思うが、それでも男女の恋愛の機微は楽しめる。 完璧な人間ではないことは重々承知で、欠点も含めて愛してくれる女。そんな女よりモデルの美女の元へ走ったバカな男は、やっぱりこれじゃないと後から気づく。時すでに遅しの後悔パターンだけど、ヨリを戻せたのは結果オーライ。 マトリョーシカで一番奥で待つ最後の小さな人形。人形を開ける度に、これが最後か?と自問自答する。良い得て妙なタイトルだけど、続編とわからなかったのが玉に瑕。前作を先に観ておきたかった。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2015-06-28 00:22:51) |
2. ロード・オブ・ザ・リング
神話世界で暗黒サイドと指輪をめぐる攻防戦。 キャラクターが多くて把握するのに一苦労。 3時間もあるのに途中で終わったような感があって拍子抜け。 [地上波(吹替)] 4点(2014-09-18 21:02:00) |
3. ロボコン
《ネタバレ》 高校生の長澤まさみがフレッシュでとても魅力的。 ただ、映画自体はいまいちでアイドル映画の域を出ない。 素材とアイデアはおもしろいのに、それを生かしきれていない。 ロボコンのユニークな戦術や、折りたたみ携帯に穴を開け蝶番にして急場をしのぐ機転など、ところどころ魅せるシーンもあるのだが、全般的に盛り上がりに欠ける。 [DVD(邦画)] 4点(2014-05-14 00:11:02) |
4. 六月の蛇
《ネタバレ》 青みがかったモノクロ映像が、独特の空気を醸し出す。 変態露出系のポルノ映画かと思えるような冒頭から、次第に純粋な人間愛、夫婦愛へと昇華されていく。 黒沢あすかが周囲の目を奪うようなフェロモンを放つイイ女になっていく変化がすごい。 手術しなかったのは共感できないが、抑圧から解放されて覚醒した女を見事に表現していた。 雨のイメージも、女が傘を捨ててすべてを晒す場面ではジメジメと鬱陶しいものではなくなっている。 ただ、シュールで幻想的なシーンなど、理解できないところが幾つかあった。 解釈しようとしてそこで引っかかってしまうので、スッキリしない。 こういう感覚に訴えるタイプの映画は苦手だが、イメージは妙に鮮明に頭に残る。 死んだような目で夫に従ってきた女と、生と死から目を背け続けてきた男。 その二人が、最後は生の輝きに包まれて交わっている姿が印象的。 [DVD(邦画)] 4点(2013-01-10 00:36:12) |
5. ロード・オブ・ドッグタウン
《ネタバレ》 スポーツはたいてい何でも食いつけるが、スケボーは見ていても何が面白いんだかさっぱりわからない。 興味のないジャンルを舞台に何が起こっても、全然関心が沸いてこないので退屈。 カッコいいとも思えず、冷めた目で見つめるしかない。 だいだいプロスポーツものの映画化自体が難しい。 演じるのがスポーツの素人なので、本物のプロの技を見せられないからだ。 この映画でも役者がスケボーの大会で技を見せているが、すごさがまったく伝わらなかった。 それなのに、すごい技が決まった態で話が進行するので、そのギャップに戸惑う。 メインのキャラクターも好きになれない。 無法者のギャング映画は好きだけど、なぜだかこの映画のティーンはウザく感じた。 中途半端で傍迷惑なガキがメインでは、ストーリーに乗れなかったのかもしれない。 青春ものは好きなジャンルの一つではあるけど、この作品は生理的に合わなかったようだ。 ただ、時を経てそれぞれがまったく違った人生を歩んでいる姿には感じるものがあった。 ラストで4人が昔の仲間に戻ってプールで遊ぶシーンは、退屈じゃなかった。 [DVD(吹替)] 3点(2013-01-06 00:50:25)(良:1票) |