1. ロード・トゥ・パーディション
役作りに拘って引き算の演技をしたのであろう T. ハンクスと、同じく役作りに拘って足し算の演技をしたのであろう J. ロウの間で、相手の出方を見ながら火花が散ったような気がします.どちらもどうしようもなく哀しいギャングだが、この人間としての哀しみを息子が引き継がないラストでよかった. 7点(2003-10-14 23:14:32) |
2. ロッタちゃん はじめてのおつかい
これはもう、ロッタちゃんももちろん強烈ですが、北欧のインテリアの色調の明るさや清潔感、丁寧な暮らしぶりの美しさに惹かれてしまう.長い人生の中の、ほんの一こまを切り取ったかのような、鮮やかな映画. 9点(2002-04-07 18:25:20) |
3. ローズ家の戦争
アメリカ人の主婦のインテリアに懸ける執念ってすごいと思うと同時に、主のいない美しい家の虚しさよ、とも思った.選ぶのに凝ったであろうシャンデリアごと絶命していくラストも虚しさを助長する. 6点(2002-04-07 18:13:18) |
4. ローズマリーの赤ちゃん
スクリーンで観たのですが、全編それほどの恐怖は感じず、ミア・ファーロウの可憐ながら不安が何気ない表情から伝わってくる演技、特に目の演技が印象に残っています. 6点(2002-04-07 18:06:47) |
5. ロード・オブ・ザ・リング
期待してたほどではなかったですが、全編目眩く万華鏡という印象で、盛りだくさん.サー・マッケランの存在感が一番印象的でしたが、リブ.タイラーの乗馬シーンの美しさとケイト・ブランシェットの科白の綺麗さも.続編は観ます. 7点(2002-04-07 17:58:48) |
6. ロミオとジュリエット(1968)
ゼフィレッリの美観がそのまま出ている映画で(彼の部屋は白一色だったらしい)、衣装を含めた細部にまで拘った作りが素晴らしい.O. ハッセイはこの一作だけで何作分もの働きをしたと思う.彼女がはじめて登場するシーンの演出が(名前を呼ばれ、深紅の衣装で窓から顔を出す)、最高に巧く、脳裏に鮮やか. 9点(2001-10-02 10:18:12) |