1. ロスト・イン・トランスレーション
外国人の撮った日本なのだからきっといつもの生活では気が付かないところが浮き出ているのだろうと観てみたが、いつもの日常となんら変わらない。外国人的な視点を楽しみにしていたのにそれが全く感じられず、ストーリーも…日本を好きになるどころか嫌いになってしまいそうになる。色々な映画からこれは良さそうだと吟味して観ているのだが、コケてしまうとは…そんな自分が嫌いではないのでその意味ではこの映画に感謝。 [DVD(字幕)] 2点(2006-01-14 19:38:04) |
2. ローマの休日
製作年がなんと1953年!!今から50年前だなんて信じられません。どうしても古い映画を観ると古くささがあって、浸っている気分を壊されてしまうことがあるのですが、これに限っては全くなし。ドタバタしていて賑やかだった今までとは違い、ラストシーンはあまりに静かで切ない。なんのけがれも無い完璧な恋の美しい終焉。 10点(2004-04-27 19:18:59)(良:1票) |
3. ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔
最高に眠かった…。戦いのシーンではなんでこの人達は戦っているんだろうと理解出来なかったし、ただ莫大な制作費を投じて作っただけの映画だと思った。でも作品ではなく、前日深夜から朝まで働いてそれで寝ないで観に行った自分が間違いでした。 4点(2004-04-13 18:14:25) |
4. ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還
3部作の最後の映画を観て、今までの自分が間違っていたことに始めて気がつきました。この映画は3部でひとつであって、1がつまらなかったからもう観ないということをしてはいけません!!なんたる感動、壮大さ!可能であれば1・2・3連続で(3つで1つなので、1・2・3と呼ぶこと自体もう意味がないのだが)観たい作品。9時間以上の物語は全てが1つの点に向かって集結していく。本当に欲しいものはすぐ手に入ってしまうと意外とつまらないもの。一番いいところは最後の最後まで取っておいて、そのためにじらされるのであればこんな最高なことはない。また、苦労して手に入れたものが素晴らしいものであるほど、それに至るまでの苦労した過程がとても大切なものになる。1・2を観た結果全く期待せずに観に行ったが、まさかこんな感動作だったとは。やられました。 9点(2004-04-13 18:09:40) |
5. ロード・オブ・ザ・リング
RPGゲームが嫌いな自分は「FFはこれなくしては語れない」との言葉であまり観る気がなかった。しかし旅をしていく途中に襲い掛かる数々の困難。そしてさらに深まる友情。新たな出会い、別れ。退屈ではないのですが、長々としているし、次々と新しい名前やら地名やらが出てきて、どっちが人でどっちが地名だか混乱してしまいました。 5点(2004-04-13 17:57:32) |
6. ロード・トゥ・パーディション
エンドロールの最後まで楽しめる映画というのは数少ないと思います。まずは映像の美しさ。吐き出したタバコの煙とその口のセクシーさ、全体に感じる荘厳さ、ドアの下の穴から覗いた3人の位置関係が判るショット、車のライトの動きによって移りゆく雪上に倒れた自転車の影、暖炉の炎の揺らぎに照らされるルーニー、窓際に立つ父親と窓ガラスに映る浜辺にいる息子、どのシーンを取っても美しい写真になりそうです。 そして音楽。荘厳な重みを含む音が実に映像とマッチしている。エンドロールでは2時間観てきたことを振り返りながらじっくりと音楽に酔いしれたい。 キャスト。全員が全員なんの違和感も無く見事に役柄にマッチしている。マフィアと息子思いの父親両方の顔を持つには、完全な悪役顔ではなくトム・ハンクスの少し優しげな顔がぴったりとくる。 2組の父親と息子の愛を対比して展開するストーリー。この関係を一番象徴しているのが、通夜後のダンスの後で演奏されるルーニーとサリヴァンのピアノシーン。実の息子以上に愛し愛されるルーニーとサリヴァン、それを幸せそうに見るマイク、そして嫉妬深く見つめるルーニーの息子コナー。この人間関係が軸となりストーリーは展開していく。 特筆すべきは、DVDのコメンタリー。通常役者が面白おかしくただ感想を言うだけのことが多いが、これを今回サム・メンデス監督自身が「ここの映像はこういう思いで撮った」とさらに映画に深みを与えてくれる。この映画が好きな人はぜひコメンタリーも聞いてもらいたい。 10点(2004-04-11 19:40:27)(笑:1票) (良:1票) |