1. ローン・サバイバー
《ネタバレ》 悪い映画ではないし、折角人助けしたのにそれが仇となって隊員の大半が死ぬという報われない辺りもリアルなのだが、戦闘シーンがひたすら似たような銃撃戦で、いささか単調さがぬぐえない。崖を転がり落ちる逃げ方も、救援のヘリコプターも、結局あまり役立たずに犠牲だけ出してしまった感あるし。特に4人を助けに行ったヘリが墜落して16人死んじゃったら何の意味もないでしょと。 [DVD(字幕)] 7点(2015-09-09 23:54:52) |
2. ローリング・サンダー(1977)
《ネタバレ》 脚本が同一というだけあり、「タクシードライバー」の要素をさらに先鋭化させたような作品。 ■とにかく前半の展開は壮絶。戦争捕虜になってやっと帰国したら妻は友人に寝とられている。挙句、強盗に襲われて拷問にかけられて右手を粉砕され、妻子を殺される。ここまでやるかという展開。これがラストの復讐劇に説得力を与えている。 ■「タクシードライバー」の主人公が行き当たりばったりなアジト乗り込みだとすれば、こちらは犯人グループを追い求めた末の銃撃戦なので、真に迫っているのはこっち。しかし、どう見ても一般受けしなそうな撮り方で、カルトとされる理由もよく理解できる。爽快感などまるでない結末は、まさに捕虜収容所の段階ですでに死んでしまった男の心の内を照らしている [DVD(字幕)] 8点(2013-11-18 23:30:59) |
3. ロッキー
《ネタバレ》 有名だが見ていなかった映画だったのでついに鑑賞。え~、こんなご都合主義的かつ単純なストーリーなの、というのが率直な感想。 ■アポロとの対戦の経緯はあまりにも唐突というか、まずはありえないような展開だし、エイドリアンとの恋もあんな簡単に成就するわけがない、と思ってしまう。そしてあんなわずかな期間で世界チャンピオンと互角に戦えるようになれるというのは、もう妄想の世界。 ■ファイトシーンが意外と短いのは全然よいというか、そこが本質でないので全く問題ないのだが、この映画において最も重要なはずのトレーニングの描写が、ただ練習シーンをカッコよくつなぎあわせているだけなのが、あれれという感じだった。「自分はただのゴロツキなんかじゃない」と示すために、奇跡的に掴んだ幸運を生かすべく、必死で血のにじむような猛特訓をした、という部分こそがこの展開においては最重要だと思うのに。あれだと「そこそこの選手ならだれでもやってるトレーニング」にしか見えない。 ■確かに安心して見ていられるサクセスストーリーではあると思う。でもこれがアカデミー賞作品賞かあ・・・とは思ってしまった。 [DVD(字幕)] 6点(2013-11-10 23:58:39)(良:1票) |
4. ロレンツォのオイル/命の詩
《ネタバレ》 まず、これが実話だというのが衝撃的。菜種油のような身近なものが特効薬だなんて、まさに「青い鳥は家にいた」じゃないけれども、しかし事実なんだからしょうがない。だが、息子のために病気を一から勉強して治療法まで見つけ出すというその執念は鳥肌もの。 ■母親役のスーザン・サランドンが怪演。傍目見る限りただの「迷惑な母親」でしかないのだし、実際このやり方がうまくいってなかったら本当にただの迷惑な人でしかないのだが、これは成功とワンセットで見られるべきものだし、また母親の行動がすべて正しかったと本作品でしているわけでもないので、功罪含めて鑑賞すればいいのだろう。 なお、最近の作だが「私の中のあなた」が本作とまさに対をなすような作品なので、併せてみて、家族の病気への姿勢を考えてもらうとなおいいと思った。 [DVD(字幕)] 8点(2010-09-02 22:09:31) |
5. ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク
《ネタバレ》 う~ん。最後はただのゴジラ。 [DVD(字幕)] 4点(2006-12-28 22:40:19) |