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1.  ローマの休日 《ネタバレ》 
「公人」としての王女と「私人」としてのアンの葛藤を底に秘めつつ、初デートのういういしさを描いたロマンスや、逆シンデレラ(最初の謁見シーンで靴を脱いだ)としてのおとぎ話の要素も織り込んだ豊かな映画。ラストの記者会見で泣けてしまうのは、やはり公人と私人のテーマが生きてるからだろう。王女は公人の窮屈さから逃亡し、休日を得る。でも彼女は責任は捨てられず、自分の義務に戻っていく。ここに彼女の人としての成長がある。それは痛ましくもあるが、人として大きくなったことを描く記者会見が付く。あくまで公の会見でありながら、そのなかに恋人同士の「対話」を織り込んだシナリオが秀逸で、一番思い出深い都市はローマときっぱり宣言する晴れ晴れしさ、公人に戻っても私人は消えていないことを告げる輝かしさがいい。会見の始まりで、二人の視線が合った瞬間にあたりのざわめきが消え完全な静寂が訪れ、「公」の場に「私」の回路が生まれたことを知らせる優れた音響演出も忘れてはならない。それにしてもオードリーはモノクロからカラーに変わる絶妙のタイミングでスクリーンにやってきた。本作や『麗しのサブリナ』や『昼下りの情事』がもしカラーだったら、彼女は妖精とは呼ばれなかったのではないか。カラーのオードリーも美しいが、あくまで地上の美女であり、色でなく光で描かれた彼女こそ妖精と呼ばれるにふさわしい。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2012-09-09 09:15:07)(良:4票)
2.  ロマンス娘 《ネタバレ》 
美空ひばりが寿司屋の娘でしっかり者、江利チエミがパン屋(堂々と明治製菓)でヒョーキン者、雪村いづみが花屋でおとなしい恥ずかしがり屋、といった個性になっている。それぞれの個性を強調し、さらに色分けでくっきりさせて、アンサンブルの味を出していく趣向。全体は楽しい夏休みへ向けたウキウキした気分で通す。まだ戦争終わって10年ほどなのに(10年ほどだから?)、実に明朗。随所に歌がはいり、3人が「ひばり・チエミ・いづみ三人娘のショー」を見に行くという設定ではタップリ見せる。いづみの「マンボ・バカン」のハレバレした声はいかにもこれから始まる昭和30年代を予告しているよう。チエミは「ロックンロールワルツ」ってのを歌って、これも1960年代テイストを予告。実は詐欺師の森繁が○○の父親だった、っていうとんでもない展開もあり、チエミはマンボで黒田節を歌うし、もう何がなんだか分からないけど、とにかく時代の明るさだけはズンズンとこちらに迫ってきて、嬉しい。
[映画館(邦画)] 7点(2008-11-29 12:07:01)
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