1. 若草物語(1964)
えーと、このタイトルで四姉妹が主人公なんだけど、オルコットのあれとは全然関係ない、ということでいいんですよね?で、せっかく四姉妹にしていながら、対比もなければ個性もないので、設定の意味がありません。そもそも、関西出身とかにする必要もなかったというか、その必然性も感じられないんだけどなあ。慣れない関西弁を喋らされて、芝居がぎこちなくなっているだけです。 [CS・衛星(邦画)] 3点(2019-12-31 02:39:02) |
2. 私は二歳
《ネタバレ》 幼児の視点から見た、というのがウリらしいのですけど、途中では視点がぶれまくっているので、あまり設定の意味がないのです。そこは技術上の限界として大目に見るとしても、あの赤ちゃんのナレーションはダメ。完全に大人の感性と視点というフィルターを入れてしまっており、赤ちゃんの心理というものに対する洞察力や想像力が感じられない。 [CS・衛星(邦画)] 3点(2016-01-29 02:07:04)(良:1票) |
3. 鷲と鷹(1969)
演出も展開も何だか妙に単調で見場がないのだが、そもそも中心の二人が何を目的として何をしようとしているのかが練りこまれていないので、銃撃戦とにらみ合いだけで2時間持たせるのは、やはり無理があると思うのだが。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2015-07-02 18:39:09) |
4. ワイルドバンチ
《ネタバレ》 中盤まではダラダラした印象しかなかったのですが、単純であるがゆえにスリリングな列車のシークエンス、お約束をすべて破壊するかのようなラストの展開などは、十分な重量感とインパクトがあったと思います。ただ、せっかくいろんな登場人物を揃えていながら、それぞれのキャラクターと個性は、やっぱり弱かったような気がしますが・・・。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2013-08-08 23:30:00) |
5. 若草の萌えるころ
浮遊感あふれる雰囲気は悪くないのだが、描写がどうみてもつぎはぎで、必然性がないのだな・・・。これまでの主人公や伯母さんの背景がどうだったのかとか、もっと奥行きがほしいところでした。でないと、思いつきだけの作品に見えてしまいます。 [DVD(字幕)] 5点(2012-02-05 23:24:35) |
6. 若者たち
登場人物の1つ1つの台詞や行動に、切実さと必死さがにじみ出ているのがよい。いうまでもなく、その雰囲気を引き締めているのが山本圭であり、この人の日常生活演技は不思議に何を言っても説得力がある。少々ふっくらしていた頃の栗原小巻も麗しい! [CS・衛星(邦画)] 6点(2011-05-01 01:47:06) |
7. 若者のすべて
日常の生活の1つ1つの中に、着実なすれ違いと静かな破綻の予感を感じさせる前半は、なかなか良かったのです(冒頭の駅到着の場面だけで、すでにこの家族はこの後も上手くいかないであろう雰囲気満載です)。ところが後半、ストーリーが好き勝手に動き出してしまったというか、現実感の部分が薄れて、あらかじめ定められたポイントに向けて話が進んだような感じになってしまいました。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2011-01-10 12:58:06) |
8. わが命つきるとも
《ネタバレ》 俳優たちの演技は重厚、衣装や美術関係も華麗、各シーンにじっくり時間をかけた落ち着いた流れ・・・と本来なら良い内容になるはずなのに、見ていてもあまり感興が湧かないのは、キャラクターのやっていること自体がそれについていってないからなんでしょうね(離婚がどうのこうのという一点だけで延々引っ張ったりとか・・・)。裁判の場面はさすがに迫力がありましたが、結局そこであっさりと終わってしまいました。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2010-01-17 00:58:36) |