1. ワンス・アンド・フォーエバー
『兵士が最後に言い残す一番多い言葉を知ってる?妻に伝えてくれ「愛してる」と。』っていう予告編。予告編だけで感動してしまう。でも、実際このセリフは本編に含まれてなかった気がする。そこが残念。でも家族愛と共に反戦を訴える映画ではあると思う。『ベトナム戦争についてもう一度考え直せって!』っていうメッセージは多少伝わってくる。またこの映画はアメリカの戦争映画には珍しく、相手の北ベトナム軍の視点からも描いている。彼らにも家族がいて、この戦争でどれほど血を流し、どれほど涙を流したかってことを描いている点は良かったと思う。ただ、他の戦争映画に比べればっていう前置きは付く。絶対的に言えばまだまだ描き足りなかったってのも事実。また、戦地におけるマスメディアの存在についても終盤で描かれていて良かった。【プライベート・ライアン】なんかに比べれば映像は劣る。でもメッセージはこっちの方が伝わってきた。個人的には評価したい。 7点(2003-11-12 06:53:44) |