Menu
 > レビュワー
 > _ さんの口コミ一覧
_さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 554
性別

表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(投票数)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
【製作年 : 2000年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
評価順12345
投稿日付順12345
変更日付順12345
>> カレンダー表示
>> 通常表示
1.  チアーズ! 《ネタバレ》 
アメリカ人ならば一度は憧れるであろう魅力的な“チアリーディング”。肉体的表現にも“創作性”と言うものがある事に初めて気付きました。自分の努力で築いた独自の創作を、他人に盗(と)られる事の悔しさと、自分達の努力で創る事の大切さをキチンと描いている点がとても良かった。敢えて自己批判して描くストーリーは、人種的な表現を合わせると自ずと本作メッセージ性は読み取れる。ありがちな学園青春モノも、チアリーディングの選曲とBGMの兼ね合いが非常に上手でカット割り・セリフともリズムとそのバランスが良く、気が付けば観ているこちらも思わず身体が動いてしまう演出は見事。…ただ、やや上品さに欠けるセリフは、チア・スピリットの良さが消されてしまい勿体無い。盗作問題でトロスが全国大会に出らない?…と一転、全国大会に出場。そしてクローヴァーズの資金不足で出場見送り?…の辺りがやや曖昧に描かれているので、ちょっと分かりにくい観有り。あれで優勝してしまったら白人の至上主義で終わってしまってしまうから(笑)。盗作で優勝するよりも自分の努力で得た2位の大切さ。見終わった後の心地良さが残る…個人的には好みな映画でした。
8点(2004-09-22 14:54:54)
2.  ファインディング・ニモ 《ネタバレ》 
観賞魚を飼育している者としては当然、過度な感情移入をもって観てしまう作品。副題があるとするならば「ファイディング・ニモ ~マーリンの大冒険~」と言う感じでしょうか。可愛いニモの登場と活躍が、父魚・マーリンから比較して少ないのは何より残念。ただ、生体の動きがあれだけ誇張しているにも関わらず忠実に描写しており、デフォルメしての動作も実にユニークで…、良くあれだけ動きが限定される魚をここまで擬人化したなァ…と、改めてピクサーの技術力・表現力とも感心してしまいました。実は日本アニメでも魚を擬人化した作品が過去にもあり、個人的にはそんな大好きな海の世界がこれだけの巧みなCG技術によって表現される事に何より感動。唯一、ニモのキャラクター構成で、敵役が人間だけ…と言う配置はもう少し工夫が欲しい所でしょうか。更に水槽からの脱出法からラストまで案外すんなり終わってしまい、全体的なストーリー構成から言うと弱い印象は拭えません。ちなみに、ニモの右ヒレに障害があるも“幸運のヒレ”と言う呼び方が良いですね。右ヒレが小さいのはバラクーダに襲われた時に卵にできた傷なんだよ…と、言葉を使わずに映像だけで表現するのは実に素晴らしい。ドリーの記憶障害、ギルの傷付いた右ヒレと合わせると、少なからず本作のメッセージ性は読み取れる。そんな障害も、親が実際に思っている程子供は苦に思っていないもの。母魚・コーラルの死の先にある息子に対する思いと行き過ぎた過保護の子供への対象は良く描かれています。とにかく、ニモのこの可愛さは尋常ではありません(笑)。ちなみに、これを観て感化されたお子様が、観賞魚をご自宅のトイレへと流すのではないか…と、ちょっと心配です(苦笑)。
8点(2004-07-02 00:29:09)
3.  モンスターズ・インク 《ネタバレ》 
内容は「キッド」に、プラスアルファ「ドラえもん」の要素を取り入れた様なストーリー構成ですが、モンスターと子供の関係設定が実にユニークで面白い。“CDA(子供検疫局)”や子供用品を“汚染物質”と言う序盤の描き方で、怖いのはモンスターでは無くて子供だった…と言う逆転の発想が、有りそうで無い話としてキチンと完成されています。誰もが見て思う“どこでもドア”の引用は、ランドールとの追いかけっこでサリーとマイクが入室した和室で、さりげなくオマージュとアピールしているのか…(?)。ハイクオリティのCG技術はさすがピクサー…と言う所でしょう。「トイ・ストーリー2」と同じくエンドロールにNG集がオマケに収録されて楽しい…と思ったら、更にミュージカルもわざわざ創るだなんて…実に凝っています。ミュージカルの練習だよ…って言うのは列記とした前フリだったのですね。前フリと言えば、ラストでブーの部屋に有った“ニモ”のぬいぐるみ…、その時には既に完成されていたキャラクターだったとは…驚き。ラストは充分予想していたにも関わらず不覚にも涙が…。チャップリンを思い出すサリーとブーがしっかりと抱き合うシーンが愛おしい。ディズニーらしく、無駄な話をカットしてコンパクトにまとめていますが、個人的には無駄な部分ももっと観てみたいと欲求が出る程の良作映画でした。
8点(2003-12-06 23:58:04)
4.  おばあちゃんの思い出
自分でもアホだと思う。この作品に涙を流してしまうなんて…。「ドラえもん・のび太の太陽王伝説」と同時上映されたこの作品は、原作兼TVシリーズでも随分昔に放映された話(“赤い靴”のくだり)のリメイク版。やはり、昔と代わらぬ配役・高村章子さんのおばあちゃんの声がジ…ンと来てしまう。本作では若干脚色されていますが、それでも藤子先生のプロット創りが本当に上手いなァ…と素直に感じる。同時上映の副作品に加え、一連のシリーズのような派手な話では無いけれど、のび太を通して心の成長を描き、幼き頃の過ちと今は亡き祖母への愛情を巧みに作品にまとめています。製作スタッフの方がこの話を抜粋して作品にまとめてくれたのが、何より私には嬉しかったですね。やはり、子供の頃に同作を過度な感情移入をもって観れば、涙ぐらい出てしまいます。特に、のび太がおばあちゃんのヒザで謝りながらワンワンと大泣きするシーンは、ちょっと泣いてしまいましたね。こういう作品で大泣きする程バカになりたい…。ちなみに、ドラえもんは祖母に会うのは未来を変えてしまうからNGだ…なんて言っていたが、アンタが来たせいでのび太の未来がねじ曲げられ、結婚相手がジャイ子から静香に変わる。言っている事とやっている事が矛盾しているぞ…ドラえもん。※いやはやfujicoさん…、思い出すだけで泣いてしまうのは自分だけかと思っていました。実は、レビューを書きながらこれまたうるッと…。
8点(2003-11-04 22:57:19)(良:1票)
5.  クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦 《ネタバレ》 
「お前は、空でも眺めていれば良い」…もう名セリフでしょう! 廉姫と又兵衛が話の主体。今回、野原一家は脇役に徹しているので、原作やTVシリーズを知らない人にも充分観るに耐え得る作品となっている。戦国時代にタイムスリップしても、そんな大事を子供の言う戯言として片付けない春日の侍は、現代人並みに理解力がある(乗用車なんて見たら、普通は失神してしまうぞ)。時代を越える意図性が些か不明確だが、最後の又兵衛の言葉がその必然性を生み、この作品を救っている。さりげない演出も素晴らしく、なにげなく“戦争否定”のメッセージを込めている所が、お役所が認めた決定打。今のところ、シリーズの中では一番ストーリーに徹底しているのではないだろうか。その為、野原一家に何かを求めてしまうと不満が残るかもしれない。特に、原作・TVシリーズを未読・未見の方に方にオススメ。ところで、「ラストで誰が撃ったのか」と言う話ですが、おそらくあの場にいた者は誰も撃ってはいないのでは…? それは、しんのすけが戦国時代にやって来た日に撃たれるハズだった銃弾が、その時を越えたのだとしたら―…(←あくまで仮説)。時は必ず過ぎ…そして逆らえない運命があるという事を、この作品は静かに教えてくれるのだ。
8点(2003-05-31 01:25:25)(良:5票)
6.  es[エス](2001) 《ネタバレ》 
良くこの題材を選んだな…と言う感じですね。製作国や時代設定が置き換えている事で若干の脚色が施されていますが、実話が元なだけにリアルで恐怖を誘う映画でした。実験の過程が淡々と描かれ、人間の持つ心理状況が刻々と変化する様子は思わず息を呑みます。…ただ、恋人を登場させるのは架空人物だと浮き彫りになってしまい、リアリティに欠けるので不要。それに、囚人役の暴動と反乱で終わるラストは完全に設定が独立して、それまでのリアルな状況とかけ離れて醒める。実験を行う場所に拳銃はあり得ません。これを見ると、実際はどうだったのか…と言う方に興味を持ってしまう。実際では被験者(学生)には実験だと言う事を隠し単なるシュミレートと模して行ったそうで、映画のように実験だと分かった上で行われるものと、そうでないのとでは被験者の意識の違いが微妙に異なるでしょうから、映画は映画でそれなりに良かったとは思う。もしも同じような実験を日本で行ったとしても同じような結果になったのかは分からず…、これを引っ括めて全てに当てはまるかは疑問。(そういう意味で→)イラク人捕虜に対する虐待問題などを見る限り、“人間”と言うよりもアメリカ人がバカなんだ…とヘンに納得。あれだけ知られているこの監獄実験を映画化したと言うだけでレーゾンデートルを評価したい作品。
7点(2004-09-24 00:28:55)
7.  RETURNER リターナー
個人的なジャンルの好みも手伝って意外にも面白かった。過去のご意見にもあった通り、“パクリ”と言うよりもオマージュ的な印象強し。大体、引用された一部の映画自体が日本のアニメやマンガをオマージュした経緯を考えれば、これぐらいどうって事はない(オマージュ返し)。…ただ、過去にヒットした映画の部分的な引用があまりにも多いと、新鮮さが薄れて逆に勿体無い感じがする。あの宇宙人のデザインもこの映画でなければ見られない…と言った独創的なものが欲しい(ちょっとE.T.は無いだろうに)。初めて観るような新鮮さが無いのと…、逆にこの映画独特なテーストの良さ(ちょっと憎めないものが有る)が相まって評価はどちらかに片寄ると変わるのだけど、個人的にはこの手の作風は嫌いではないのでプラス意見。本場ハリウッドと日本の製作環境がこれだけ違う中、何かと比較しがちな映画の相違に一点集中すると評価が下がるのも否めないが、まだまだ劣る日本のSF映画における製作力の低さとハリウッド並の制作費が得られぬ中で、ここまで頑張って創ったスタッフの試みは買いたいと思う。
7点(2004-08-29 00:43:19)
8.  千年女優
“千年”と言う想いの時を、アクトレスを通して描かれる女性の心理描写も、不思議とトリップ感漂うイメージを鑑賞者に与える。素晴らしいまでにハイクオリティな個々の描写は、細部までキチンと丁寧に作られており、そういう意味では実に見応えがあります。“過去の出来事が走馬灯のように過る”と言うが、まさにそれ。目紛しく変化する舞台と状況にやや戸惑いましたが、それもこれもクオリティの高さは一目置きたい。たった一言で通してしまいそうになる言葉だけで、これだけ長時間を掛けて表現する奥深さはそれだけで独特なアニメーションの様に感じる。女性の生きた証のようなものを一定の時間でレトリック化した表現は面白い。
7点(2004-04-19 00:54:39)
9.  ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔
ただでさえ分かりにくいのに“灰色”から“白”に格上げされたら、サルマンと見分けがつかないじゃないか(笑)。そんなガンダルフと魔物・バルログのバトルから始まる冒頭のシーンは、以前読んだ小説「渚ボーイ」と「多恵子ガール」を思い出してしまいました。本作の貢献度はなんと言っても“ゴラム”に有り。こんなナイスキャラをCGで見事に…そして丁寧に創っただけ完成度が高くなっている。ただ、ゴラム以外CGの創りは少し雑な印象。前作の旅の目的から3分割されたパーティの場面構成をそのまま3つに切り替える事で、あまり長さを感じずに観賞に耐えらましたが、パーティが割れた事でやや消化不足に終わった観有り。しかも、知らぬ間に戦闘へと勃発。ここまでの背景があまり事細かに…そして丁寧に描かれていない為、前作のストーリーのバランスに比べて端折った印象に見える(スペシャル・エクステンデッド・エディションを観ろ…と言う事なのか…?)。ちなみに、ゴラムを演じた俳優・アンディ・サーキス曰く、ゴラムの声は“風邪をひいた猫の声”なのだそうですが、猫を飼ってこのかた16年の私もあんな声は聞いた事が有りません(笑)。
7点(2004-03-12 01:49:33)
10.  ロード・オブ・ザ・リング
RPGの影響が強い自分にはまずまず楽しめました。だが、なんとなくCG表現がどこかで見たような創り…。烈火を放つ魔物・バルログなどFFのイフリートに見えるから(勝てば召喚獣をゲットか…?)。ゲームのムービーの方が遥かにクオリティが高いので、比較してしまうと案外ちゃっちい創りなんですけどね。“RPGの聖書(バイブル)”である原作は実は未読。“エルフ・ドワーフ・魔法使い・剣士”と聞けば思い出す…あの「ロードス島戦記」などに強く影響を齎した意味でも存在は知っていましたが、予備知識ゼロな自分は吹き替え版の“ホビット族”という言葉を“コビット族”と聞き違え、“小人”などとはなんと差別的な表現を…と途中までドえらい勘違いをしていた程(汗)。とりあえず、ここまで来るともうそのまま全部楽しめるだけで良い映画。てっきりCG合成かと思ったホビット族と他種族の“絡み”も、“強制遠近法”を利用する…更に身体を小さく見せる為、ホビット族の役者に特殊メイクの大足を付ける(←とても痛かったそうです)など、画像の工夫には感心。これだけ長い物語も3部作に分けると、もはやドラマ枠で1シーズン出来てしまう程。そんな先の長い長いストーリーを想像するだけで、長編作品の苦手な自分は本作だけでやや辛かった(長編を嫌うアメリカ人に、良くこれだけの映画が耐えられたものだ)。それもこれも配役の…この贅沢なキャスティングはやはり胸踊る。原作の、無いモノを得ようとする事よりも、有るモノを放棄するの事がどれだけ大変なのか…現代にはある意味アイロニー的なメッセージに見えたのは私だけでしょうか。
7点(2004-03-12 00:55:12)
11.  ベッカムに恋して 《ネタバレ》 
邦題からして単なるスポーツラブコメディなのかと思いきや…実はそうでは無い。序盤のシーンは思わずギョッ…としました(笑)。英国在住のインド家庭…と言う設定も観ればなるほど。保守的で厳格な家庭に育った少女がサッカー選手を夢見れば、必然的に付いてくる“障害”も乗り越えてこそ本物なのでしょう。それもこれも定義される差別問題を描いている点が良い。上手にまとまっていて面白い作品でしたが、あれだけ定義された個々の問題が一気にクリアしてしまうラストに、肩透かしをくらった観有り。それでもこれを機に女子サッカーに興味を持ちましたから。いや…ベッカムに恋した少女はとても素敵でしたよ。
7点(2004-03-08 21:28:55)
12.  オードリー・ヘプバーン物語
誰もが知っているオードリー・ヘプバーンですが、彼女の人生までは正直良く知らない。そんな彼女の伝記作品と言う事で観ましたが、キチンと製作しているので期待しないで観た分良い(TV)映画でした。大女優・オードリーを演じるのは大変なプレッシャーだと思いますが、一生懸命研究したのでしょう。ジェニファー・ラヴ・ヒューイットが頑張って大役をこなしています。微妙な仕草や雰囲気など…途中で一瞬、オードリーに見える場面も多々有りました。どこにでもいる普通な女の子が女優になる契機を経て、銀幕のスターへと昇りつめるまでの軌跡はどうだったのか…。見所はオードリーが出演した映画のシーンを再現するかの様な撮影風景ですかね。ただ残念な事に、私自身あまり彼女の映画を観る機会が無く、明確な比較が出来なかった事(スミマセン、今度観ます…)。当然、彼女の伝記に興味が有る方には進めたい作品。
7点(2003-11-25 14:29:24)
13.  花とアリス〈web〉 《ネタバレ》 
WEB公開シネマとして某お菓子メーカーの企画で製作された作品。岩井監督の独特の映像美と、鈴木杏と蒼井優の両者が好演しているのが印象的。第一章「花の恋」・第二章「花の嵐(1.秘密、2.乱舞)」・第三章「花とアリス」まで全て観ましたが、音楽の良さも手伝い、個人的には好きな作品でした。岩井監督は、こういう何気ない少女の日常を捉えるのが非常に上手いですね。第三章のラスト…学園祭の二人の場面。先輩の男の子との会話で泣き出す花と、公演中の笑いをとる落語のシーンとの対比。哀楽の画面を交差させ、少女の押さえられない感情と意図する花の心情を映像で表現するのが、監督らしい演出で実に素晴らしい。当然、劇場版へと期待が繋がる。…ところで、第一章に登場する駅の名前に既にお気付きの方も多いと思いますが、お遊び的処理にしては看板のサビ具合といい、とても凝っています。「水木駅」→「石ノ森学園駅」→「藤子駅」→「手塚高校前駅」。…つまり、花と有諏川の二人は手塚高校の学生…と言う事になりますな(笑)。ちなみに、凝っているのはこれだけでは無く、実は各駅の行き先にまで至る。「北廊(キタロウ)・塗壁(ヌリカベ)」、「来田(ライダー)・木会田(キカイダー)」、「野比田(ノビタ)・須根尾(スネオ)」、「黒雀(ブラックジャック)・跡武(アトム)」。…と、ここで疑問。水木駅から次の行き先は確か「北廊」のハズなのに、何故か到着するのは石ノ森学園駅。―…謎だ(笑)。
7点(2003-11-25 01:29:48)(良:1票)
14.  名探偵コナンスペシャル 揺れる警視庁1200万人の人質<TVM> 《ネタバレ》 
女性には人気が高い松田陣平&萩原研二の登場キャラ(やおい本になってますな)。特に、松田陣平がクールで格好良い(ウチの母親がメロメロでした…笑)。個人的に、神奈延年さん(ベルセルク!)が好きなので、この声の配役は嬉しい限り。松田陣平が観覧車の“禁煙”の文字を見て、今日ぐらいは良いだろう…と言いながらタバコを吸ってのクールな最期。…アンタ格好良すぎ(笑)。ストーリー構成・登場キャラ・プロットとも出来が良いので、画的には劣っても余程映画シリーズよりも面白い内容でした。爆弾処理を施すコナンと高木刑事の見せ場や、三角関係に似た佐藤刑事と高木刑事の恋愛模様も手伝い見応えも充分。観ればなかなか完成度が高い作品なので、脚色して映画として持って来たらどうなったのか…と言うのは同様、自分も考えました。ストーリー構成をキレイにまとめて、映画コナンと併映副作品として製作すれば良かったのに…勿体無い。スペシャル版でも、TVムービーとして創った製作意図の濃い良作でしたね。
7点(2003-11-16 21:57:11)
15.  クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲 《ネタバレ》 
某有名菓子で「タイムスリップのおまけ」が話題にもなったが、そんな30歳世代にはたまらない懐かしい時代が舞台。まア、この時代に共感できるか・できないかは様々だが、この映画をただの“おバカギャグアニメ”と侮ることなかれ。今はもうどこにも無い、昔の情緒溢れる風景…野原ひろしが夢中になるのが良くわかる。もはや子供アニメを超えていると思える程の描写は評価したい。これこそ大人が見るべき映画でしょう。お得意のギャグもほどよく笑え、家族愛というテーマもさりげなく上手にからめている。ただ、敵キャラが善玉だった…というのが悪いわけではないが、若干感動の効果を下げていて勿体無い。ちなみに、本当にこういうテーマパークがあれば、絶対に流行ると思うのですがどうでしょう。
[映画館(字幕)] 7点(2003-04-12 01:44:30)
16.  Mr.インクレディブル
この作品を契機に新境地開拓となったピクサーの話題作に加え、レビューの高評価に過剰に期待し過ぎた自分が悪かった。ファンタジーがウリであった一連の作品からよりリアリティのある心理描写へと変わった設定なり構成は、近年に見られる日本アニメよりも余程濃い内容だが、個人的には人間を主軸に描いたCG作品と言うものに、あまり魅力を感じなかった。逆に実写版で観てみたいと思う作品。そもそも、アメリカのヒーロー像と言うものは“井の中の蛙”の様なものが根底からあって、背景にある愛国心が見えると嫌悪を覚えるが、この作品は家族愛がテーマなだけにアメリカの作品制作も昔に比べると随分変化した印象は有る。…ただ、これが“家族版009”に見えてしまうと見方が変わる事はどうにも否めない。
[DVD(吹替)] 6点(2005-08-24 19:23:14)
17.  ドラえもん のび太のワンニャン時空伝 《ネタバレ》 
ボールを銜えて来るイチの姿にグッと来てしまい、果ては夢中になって行くアホな自分。ただし。唯一許せない事があるとしたら、それはイチをタイムマシンで捨てに行ってしまった事。猫は家に付き、犬は人に付くと言われている動物。都合が悪くなった時「後はキミ達で生きていくんだよ」と言う言葉は人間のエゴイズムを地で行くような展開で、いくら子供向きとは言え許せぬ表現だ。前作で圧倒的にリアリティに欠けたストーリーよりも、プロットがキチンと構成されていたせいか…、多少強引なフシはあるのだが最近のドラえもんシリーズにしてはそれなりに面白かった。本作で主要キャラの類事項はある意味お試し企画か? 新規声優陣に採用されたのはダク役の関智一のスネ夫のみ(ブルタローの江川央生も良かったと思う)。往年のベテラン声優陣が勇退と言う事で、この映画シリーズもついに最後となる。そういう意味では考え深気な作品になってしまった。
[地上波(字幕)] 6点(2005-08-24 12:15:17)
18.  シュレック
キャラクターはお世辞にも見た目が良いとは言えず…、ディズニーのコンポジションを真っ向から崩すような毒のある構成は一見弱いとも見えますが、私にはこれでもディズニーへの最大のアイロニーのように見えて、個人的には結構面白く感じてしまいました。…ただ、序盤は良くとも中盤から意外にも話は伸び悩み、単調で荒く非常にザツなエンディングは勿体無い印象。ディズニーとしての善的なイメージも、決してそれがキレイ事ではない事が若干でも垣間見られた事に対しては、ある一定の評価はしたい。
6点(2004-11-14 20:29:07)
19.  たそがれ清兵衛
何故、過去形にしてしまったのだろう…という印象で、終始、娘・以登(岸恵子)による“良き父の思い出”として語らせる演出は余計。現在進行形で進む映画のストーリーも、“語り”という手法で過去形によって話を進めれば進ませる程違和感を覚える。大体、娘の知らない所で父が何をしているか…だなんて、実際に見もしないで語っている時点でリアリティに欠け、虚構のストーリーだと浮き彫りにしているだけで興味が薄れる。ただ、日本の良き情景を背景にたった1人の侍の様を淡々と描く演出なり、独特な味わいがこの映画の特徴で良いと思う。
6点(2004-10-10 15:24:25)(良:1票)
20.  丹下左膳(2004)<TVM> 《ネタバレ》 
恥かしながら「丹下左膳シリーズ」を全く観た事が無い為、半ば強引にTVM版の方を鑑賞。シリーズの中で最高作品だと謳われる“百万両の壺”の話だと聞いて鑑賞したものの…、噂される程そう面白く感じなかったのは、TVM版だからなのか分からず…。さすが歌舞伎役者だけあって、序盤からの丹下左膳役の中村獅童の殺陣はTVMでは見応えがあって良かったとは思う。…ただ、相手役にともさかりえと言うのは、演技力があったとてそう魅力を感じないのが実の所。更に子役がクソ生意気でちっともかわいくない。それもこれも、オリジナルと比較すれば明確な違いが分かるかもしれませんね。ちなみに、エンディングロールで何故か浅草・花やしきの娯楽施設で楽しむシーンが極端に浮いており、折角の時代劇も締めが悪い観有り。
6点(2004-10-10 01:28:25)
全部

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS