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たましろさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 369
性別 男性
年齢 44歳
自己紹介 旧大河内です。最近全くレビューしてません。そろそろ復活したいです。


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1.  スティング
まず「エンターテイナー」が流れる中での配役紹介、これだけでお腹一杯である。私は「ビバリーヒルズ青春白書」や「ER」、「サバイバー」など、アメリカのテレビ番組のオープニングが個人的に好きなんだが、「スティング」のオープンニングにも同じようにハマッてしまった。おなじみのメロディが流れる中、ロバート・レッドフォードやポール・ニューマンが紹介される。なんともいえないかっこよさ、味のある雰囲気で何回も繰り返し観てしまった。オープニングだけ繰り返し観る映画なんかなかなかないものです。で、もって、肝心の映画の内容ですが、まさに極上のエンターテインメント!ポール・ニューマンが醸し出すダンディズム、レッドフォードの瑞々しさ,最後に待ってるどんでん返し、などなど、観ていて何度も私をしびれさせてくれるシーン、演技の連続でした。いやー、見事だ!と、唸らされました!
10点(2004-02-18 20:03:00)
2.  巴里の屋根の下
まず、何より音楽が素敵だ。巴里の下町を舞台としてユーモラスに温かみもあるが風刺も利いているという絶妙なバランスのフランス映画であるが,主題歌がこの映画の雰囲気とベストマッチしていて実に気持ちがいいのである。演奏をうるさがるおっさんなど、コミカルな脇役も好きだ。しかし、なんといっても、アルベールが逮捕されている間にポーラがアルベールの相棒とできてしまい、最後、ポーラの元から離れていくアルベールがなんとも切ないわけだが、その後に再び流れる主題歌が、その若者達の恋の行方の切なさを唄い流すというか、若者達を、そして、巴里の下町の人間を暖かく包んでくれているような気がし、なんとも印象的だった。
10点(2004-02-15 17:21:38)(良:1票)
3.  キートンの探偵学入門
当時として」かなり時代を先取りしている映画であったことでしょう。今観ても充分笑えるし、夢と現実の移行など、現代映画にも共通するテーマも入っていて興味深かった。そして、なにより、神業としかいえない撮影方法に驚嘆してしまったのは事実だ。現実から夢への移行、ドキドキしてしまうビリヤード、ノンストップ・バイク、屋上からの車への飛び移り、回転扉を駆使したマジック、などなど、大いに笑わせてもらえたし、それ以上にどうやって撮っているんだろう?と驚きの連続であった。バスター・キートンの細かい演技も見物であるし、実に面白い、風刺も利いた映画であると思った。
10点(2004-02-15 17:10:27)
4.  散り行く花
どう見ても中国人ではない主人公など、突っ込みどころ満載だが、この映画の素晴らしさを持ってすれば大したことではないように思えてくる。青年の純粋で綺麗な愛に触れ、人間らしさ、笑みを取り戻してゆく少女、しかし、人間として生きる希望が出来かかった直後の悲壮な死、悲しすぎる物語ではあるが、これほどシンプルに生きることの大切さを訴えかけた映画はなかなかないように思えた。主人公の青年もまた、少女を愛することで忘れかけていた人を敬う心を取り戻していくわけだが、ここでも、ストレートに人を愛する意味の重要さを教えられた気がした。CG全盛の今の時代、こういうシンプルで、魂に訴えかけてくる素晴らしい映画を観ることで、忘れていた何かを取り戻さなくてはならない、そういうふうに感じる映画であった。 リリアン・ギッシュが最後に魅せたあの表情がなんとも忘れられない、心に響き渡ってくる素晴らしい作品である。
10点(2004-02-14 22:56:24)(良:1票)
5.  用心棒
三船敏郎のダンディズムが光る!光りまくる。三船が醸し出すオーラ、顔力、殺陣、どれをとってもかっこいいんです。華がありすぎです!藤田進 仲代達也 藤原釜足 東野英二郎 志村喬、あー、このキャストだけでもお腹いっぱいですよねー。街の事件を解決して去ってゆく用心棒、最後、街を離れてゆく姿にはおそれいった。似合いすぎというかなんというか。あっぱれです。話の展開もエンターテインメント性が高く飽きさせることがない。真の娯楽大作といえますね。
10点(2004-02-12 23:41:38)
6.  死刑執行人もまた死す
まずこの題名 「死刑執行人もまた死す」、なるほどすごいインパクトがある。そして、肝心の内容であるが、題名に負けない素晴らしいものになっている。 ゲシュタポの弾圧に屈することなく、チェコスロバキア人の誇りを決して失うことがない民衆。いいものをみせてもらった。チャカが犯人に仕立て上げられ、人質が開放されることで、観るものは一瞬、安堵感を覚えるが、これはルノワール流に言えば「大いなる幻影」なのである。ゲシュタポの支配はなんら変わっていないのだし、その後も弾圧は続くだろう。バックで民衆の合唱が流れる中、「NOT THE END」で終わるラストがそれを物語っており、フリッツ・ラングの魂の叫びがひしひしと伝わってくる。影の使い方も見事で、見ごたえがある気合の入った大傑作である。
10点(2004-02-09 15:13:33)
7.  巴里祭
観終わった後の気持ちよさ、なんともいえないものがある。モーリス・ジョーベールの音楽も素晴らしいの一言、若い二人の運命の恋を綺麗に歌い上げている。ジャンとアンナをはじめ、酔っ払いの金持ち紳士、タクシー運転手と、あのなんともかわいい犬、いたずら好きの下町の子供達、アパートの住人、教授とその家族、ポーラ、ポーラの仲間、などなど、この映画に出てくる登場人物は憎めない存在である。一つ一つの行動や言動に温かみがあり、観ていて飽きさせない。それでいて、ただ面白いだけではなく、しっかりと社会や大人に対する風刺もこめられているとこが素晴らしい。ラストシーン、口論の途中、雨が降り、教授の家の前でジャンとアンナがキスをして終わる場面が爽やかで温かみがあリ、大好きである。あの雨を観ていると、なんだか温かい雨、幸せを降り注ぐ雨に観えてきた。二人の新しい船出、未来へと降り注ぐ雨、なんともロマンチックである気がした。 最高の映画であるでしょう。
10点(2004-02-08 18:07:26)(良:2票)
8.  太陽はひとりぼっち
ミケランジェロ・アントニオーニが醸し出すこの雰囲気、やられてしまった。現代社会がもたらした現代人の空虚感がこの映画にはプンプン漂っている。乾いた映像(特に飛行場のシーンや、ラスト五分くらいの映像)、「分からない」を連発するモニカ・ヴィッティ、機械的な音響など、惰性で生きているとしか思えない現代人の心のむなしさ、愛の不毛を完璧に視覚化している。まさに神業であるといえるでしょう。愛し合うこともできない人間、その苦しさは半端ないものだと思う。 STING大好きさんが言うように、アントニオーニの映画に出てくる登場人物は怖いほど背景と同化してしまっていると感じさせられた。その証拠に、この映画にはアラン・ドロンが出ているが、そのかっこよさが十分に際立つわけでもないのだ。不思議な感じがした。ミケランジェロ・アントニオーニは奥が深い。深すぎです。 
10点(2004-02-06 22:41:44)(良:2票)
9.  誓いの休暇(1959)
心の奥底に響く素晴らしい映画である。まさに愛の歌だ。母親へ会うために故郷へと急ぐアリョーシャ、正義感と勇気に満ち溢れた男である。戦争はこんな男ですら殺してしまうのか、と考えさせられてしまう。最後の母親との涙の再会はまさに本物の感動であった。娘とのはかない恋愛も悲しすぎる。娘との出会いも運命ならば、戦争での死も逃れられない運命なのか。引き返すことのできない列車がアリョーシャを運命に引きずり込んでいる気がした。ラストの母親が見送る中でのアリョーシャの後姿、地平線にむかって伸びる道の先に待ち構えている死へ自ら戻っていくようでいたたまれなかった。本当に心底、感動できる傑作だと思う。
10点(2004-02-06 22:27:33)(良:2票)
10.  若者のすべて
ヴィスコンティのネアリアリズムの大傑作でしょう。しかし、この後の「山猫」からはじまるデカダンス映画の要素も先取りしていることも家族の崩壊というテーマから伺えます。バロンディ家は悲しいほど、どん底へと堕ちていく、この厳しくも辛い現状をヴィスコンティは入念に描き切っている、これはほんとにすごいことです。クラウディア・カルディナーレ アランドロンという一流スターが素晴らしい演技をしているとこも好きです。 そして、ヴィスコンティ一流の映像もまだ完成段階ではありませんが、気合が入っています。
10点(2004-02-06 00:24:30)(良:1票)
11.  赤い砂漠
月光城月麻呂さんがおっしゃるようにアントニオーニの映像センスはやばすぎます。色の使い方、無機質な映像と幻想的な映像の組み合わせが絶妙です。月光城さんも指摘していますが、登場人物が一瞬、霧の中に消えるシーンにはゾクっときてやられてしまいました。人間の不確かな内面性、物質主義が作り出した空虚感、脱力感が見事に表現されており、真実っていったい何?と深く考えさせられる映画であります。主演の女性も心に不安を抱える役をうまく演じていると感じました。アントニオーニの愛の不毛の物語はほんとに奥が深い、深すぎます。
10点(2004-02-01 22:53:09)
12.  欲望(1966)
不条理にこそ本質があるだと語りかけているように感じた。「去年マリエンバートで」における記憶の曖昧さ、不確かさと同じような感じだった。日々流れ行く時間の中で、もがきながら生きている男が観たものは真実なのだろうか、はたまた幻想に過ぎないのだろうか、しかし、他の方が言うように、この映画には結論は重要ではないし、要求することも意味を持たない、ただ、我々は、ミケランジェロ・アントニオーニが作り出す「欲望」という名の無機質で人間味がまるでない映画に身を委ねさえすればいいのだと思う。そうすればなんともいえない高揚を得られると確信している。 いろいろ考えさせられる映画だ。 特にラストのテニスのシーンが鮮烈に印象付けられてしまった。
10点(2004-01-29 23:50:06)(良:1票)
13.  生きるべきか死ぬべきか
素晴らしいです。まさに本気で笑いに取り組んでいる。戦争のさなかゲシュタボを本気で笑い飛ばす勇気、これはまさに本物であり感動さえ覚えた。キャロル・ロンバートの美しさを際立たせることでより一層ナチスを皮肉っている。笑いのタイミングも素晴らしい。見事です。ラストがとてつもなく印象に残る、そんな映画だと思います。 まさに「生きるべきか死ぬべきか」です!
10点(2004-01-29 21:02:13)
14.  
社会の堕落を淡々と、無機質に描くミケランジェロ・アントニオーニ。ジャンヌ・モローの徘徊やラストに手紙を読み上げるとこなんかは特に現代人の空虚感がひしひしと伝わってくる。また、他の方が言っているように音楽の使い方、構図、影の使い方などが無機質な感じで社会の堕落、愛の不毛を強調していると思います。このクールさがたまりません。 
10点(2004-01-25 17:28:33)
15.  ぼくの伯父さん
絶妙な映画ですな。ユロ氏の演技、監督の細かい演出、セットとほんとに絶妙なんですよ。現代文明に対する風刺ですが、表現方法が媚もなければ、いやらしさもない。のほほんとした笑いに終始している点が社会風刺を逆に際立たせている。魚の噴水、ユロ氏のアパート、こどものいたずらなどが、なんともいえない笑いを作り出す。ほんとに素晴らしい映画であると思います。
10点(2004-01-21 21:23:58)(良:2票)
16.  ひまわり(1970)
なんとも悲しく切ない映画なんでしょうか。戦争に翻弄された男女の悲しすぎる物語を、ソフィア・ローレンとマルチェロ・マストロヤンニの最強コンビが熱演している。また、音楽もまたこの映画の切なさを助長しており、実に素晴らしい。映画を観ていくとどうしてもソフィア・ローレンに感情移入してしまうが、ロシアでマルチェロ・マストロヤンニを介抱した女性も人間的に素晴らしい。しかし、マルチェロ・マストロヤンニのことでどちらかが不幸にならなければならないわけで、観てる側としては二人の女性どちらも幸せになってほしいと思う分、それだけ戦争がもたらす不幸が浮き彫りになり、怒り、悲しみを覚えさせてしまうこの作品は傑作だ。感動をハリウッド的ないやらしさがないので素晴らしい。
10点(2004-01-07 20:03:31)
17.  甘い生活
冒頭のヘリの映像から圧倒されっぱなしになってしまった。それほどこの映画には魔力があるということだろうか。それはやはり、皆さんが書かれているように宗教の退廃、人間生活の墜落といったテーマをリアルな描写とフェリーニの精神世界の幻想の映像化という対比する二つの映像表現によって強烈に描いている点にあると思った。ニーノ・ロータの切ない音楽、そして、マルチェロ・マストロヤンニの無鉄砲で華のある演技がこの世界の創造に最大の貢献をしていると感じた。 それに、「甘い生活」という題名自体が皮肉たっぷりだ。甘くない、逆に辛いと感じてしまう。 フェリーニは「私は映画だ。」と言っていたがまさしくその通りだと思わせてしまう大傑作だと素直に思う。
10点(2004-01-07 19:46:39)(良:1票)
18.  イワン雷帝
セルゲイ・エイゼンシュテインの映画理論がギュッと詰まった作品。イワン皇帝を演じた主演のニコライ・チェルカーソフをはじめとする役者人の視線の演技を観ているだけでも非常に興味深い。2部におけるカラーの使い方も実に効果的だ。ストーリーも重厚で満腹感を覚えることは間違いない。今の時代では利益度外視のこのような真の意味で素晴らしい作品にお目にかかることは不可能だろう。
10点(2004-01-07 19:26:21)
19.  にっぽん昆虫記
戦後の激動のなかで幾多の波に揉まれながら生きる女の人生が激しく、そして、なんともいえない妖しさに包まれ描かれている。また、奇妙な音楽と静止画像の連続がその世界の創造に大きな効果をあげていると思った。しかし、なんといっても一番は左幸子のやばい演技に尽きる気がした。凄いです。
10点(2004-01-01 12:31:28)
20.  フレンチ・カンカン
ルノワール映画によくあるドンチャン騒ぎってほんとに楽しくて観ていて飽きない。ジャン・ギャバンをはじめとする登場人物の絶妙な演技も素晴らしいし、映画全体にルノワールの愛情が溢れている。見せかけではない、本物の映画だ。
10点(2003-12-26 17:51:36)(良:1票)
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